本谷さんの最新公演、「クレイジーハニー」を
昨日、渋谷のパルコ劇場に観に行きました。
15時頃に雷を伴った大雨が降っていて
この中、外出るのはしんどいなぁと思っていたら
家を出る頃には止んでいて
しかも涼しくなっていたので幸いでした。
お客さんは男女半々といったところでしょうか、
特に長澤まさみ目当てという感じの人は
あまりいないように感じました。
基本的に本谷さんの脚本が好きな人は
屈折した心理が分かる人だと思うので
自分を含めそういう人たちなのでしょう。
主演の長澤まさみは本谷さんの舞台に出れる人としては
集客力・一般への浸透度からいって
最高レベルにあるのは間違いありません。
(現在もっと人気のある、例えば北川景子などは
パブリック・イメージ的に事務所NGになる確率が高い)
お祝いの花が多すぎて、下手な花屋さんより
よっぽど充実した品ぞろえでびっくりしました。
こういうのを見るとやっぱり売れないとダメだなぁと感じます。
とりあえず感じたのは、こんなにでかかったのかということです。
ヒールを履いていたせいもあるでしょうが
共演のリリー・フランキーとほとんど変わらず
イメージ的には高さだけなら和田アキ子位あるんじゃないか
というほどです。
「ひろみ結城」という売れなくなった女流作家の役ですが
初舞台で演じるには難しい役柄だったのではないかと思います。
演技の上手い下手というよりも
人間性的に彼女自身にあまり狂気じみたものを感じないし
あんまり悪女にみえないのはマイナスかもしれません。
劇中で、弱気になるシーンやまともな神経をしているのを
匂わせる箇所があったけど
個人的にはそういうのはあえて見せないで
とことん悪で通してもらった方が面白かったかなぁ。
両親が離婚して、学校中退してみたいな
過去が後半で明かされたけど
それも余計だったように感じました。
そのひろみ結城の悪友役のリリー・フランキーは
意外に合っているなぁって感じました。
オカマの人ってなにかと人生を説きたがりますよね、
そこらへんが上手く描写されていたと思います。
ひろみ結城のファン役で常連の吉本菜穂子さんも出演していましたが
今回は笑いをとるシーンも少なくあまり目立たなくて
もったいない感じがしました。
それよりも前回から引き続きの出演となった
安藤玉恵さんの方がオイシイ役回りで
役柄的に彼女が一番マトモな人間だったように思います。
あらすじは携帯小説で有名になったが
現在は売れなくなったひとみ結城が
ファンとのトークショーを開催するが
そこで告白本出版と称してお互い本音で思っていることを
ぶちまけあうといった感じで
はじめは普通のファンだった人たちが次第に暴走しはじめて
崇拝する人と敵対する立場になっていくという
なさそうだけど実はありそうな話です。
ライブや舞台などを観に行くことが多くて
このファンと演者の関係についてはたまに考えます。
個人的にはたまに握手できる位の
かといって近づきすぎない関係がベストかなぁと思っています。
中には、これだけその人のことが好きなんだから
そこらへんのファンより自分が上、みたいな勘違いしている人がいて
広い目で見れば、ただの一ファンに過ぎないんだよ、って。
演者さんからすると、自分が好むようなファンだけ欲しいというのが
正直なところで、立場上、それは不可能なんだけど
迷惑なファンも当然いるはずです。
ひろみ結城は売れなくなったことで
ファンからも作品がつまらないといわれたり、同情されたり
憎悪な気持ちを抱えています。
特に日本人は本音をぶつけあうことが少ないから
こういうことが実際あっても面白そうだけど
本音を言い過ぎると人間関係は崩壊するというのは
真実だと思います。
昨日、渋谷のパルコ劇場に観に行きました。
15時頃に雷を伴った大雨が降っていて
この中、外出るのはしんどいなぁと思っていたら
家を出る頃には止んでいて
しかも涼しくなっていたので幸いでした。
お客さんは男女半々といったところでしょうか、
特に長澤まさみ目当てという感じの人は
あまりいないように感じました。
基本的に本谷さんの脚本が好きな人は
屈折した心理が分かる人だと思うので
自分を含めそういう人たちなのでしょう。
主演の長澤まさみは本谷さんの舞台に出れる人としては
集客力・一般への浸透度からいって
最高レベルにあるのは間違いありません。
(現在もっと人気のある、例えば北川景子などは
パブリック・イメージ的に事務所NGになる確率が高い)
お祝いの花が多すぎて、下手な花屋さんより
よっぽど充実した品ぞろえでびっくりしました。
こういうのを見るとやっぱり売れないとダメだなぁと感じます。
とりあえず感じたのは、こんなにでかかったのかということです。
ヒールを履いていたせいもあるでしょうが
共演のリリー・フランキーとほとんど変わらず
イメージ的には高さだけなら和田アキ子位あるんじゃないか
というほどです。
「ひろみ結城」という売れなくなった女流作家の役ですが
初舞台で演じるには難しい役柄だったのではないかと思います。
演技の上手い下手というよりも
人間性的に彼女自身にあまり狂気じみたものを感じないし
あんまり悪女にみえないのはマイナスかもしれません。
劇中で、弱気になるシーンやまともな神経をしているのを
匂わせる箇所があったけど
個人的にはそういうのはあえて見せないで
とことん悪で通してもらった方が面白かったかなぁ。
両親が離婚して、学校中退してみたいな
過去が後半で明かされたけど
それも余計だったように感じました。
そのひろみ結城の悪友役のリリー・フランキーは
意外に合っているなぁって感じました。
オカマの人ってなにかと人生を説きたがりますよね、
そこらへんが上手く描写されていたと思います。
ひろみ結城のファン役で常連の吉本菜穂子さんも出演していましたが
今回は笑いをとるシーンも少なくあまり目立たなくて
もったいない感じがしました。
それよりも前回から引き続きの出演となった
安藤玉恵さんの方がオイシイ役回りで
役柄的に彼女が一番マトモな人間だったように思います。
あらすじは携帯小説で有名になったが
現在は売れなくなったひとみ結城が
ファンとのトークショーを開催するが
そこで告白本出版と称してお互い本音で思っていることを
ぶちまけあうといった感じで
はじめは普通のファンだった人たちが次第に暴走しはじめて
崇拝する人と敵対する立場になっていくという
なさそうだけど実はありそうな話です。
ライブや舞台などを観に行くことが多くて
このファンと演者の関係についてはたまに考えます。
個人的にはたまに握手できる位の
かといって近づきすぎない関係がベストかなぁと思っています。
中には、これだけその人のことが好きなんだから
そこらへんのファンより自分が上、みたいな勘違いしている人がいて
広い目で見れば、ただの一ファンに過ぎないんだよ、って。
演者さんからすると、自分が好むようなファンだけ欲しいというのが
正直なところで、立場上、それは不可能なんだけど
迷惑なファンも当然いるはずです。
ひろみ結城は売れなくなったことで
ファンからも作品がつまらないといわれたり、同情されたり
憎悪な気持ちを抱えています。
特に日本人は本音をぶつけあうことが少ないから
こういうことが実際あっても面白そうだけど
本音を言い過ぎると人間関係は崩壊するというのは
真実だと思います。