これが私の生きる道

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ブームの終焉

2011年08月19日 19時51分29秒 | 思うこと
震災から半年が経とうとしていますが
東北を会場にした復興ライブが多くのアーティストで予定されています。
桑田さんやミスチル、Bz、aikoも行うし
他にも自分が知らないだけで
宮城を中心に行われるようです。
たかが歌ですが、自分が被災して打ちひしがれている状況だったら
多少なりとも励まされることは間違いないでしょう。

アーティストの人もそういう気持ちで行っていることだと思うし
個人的には、見に行けるのは被災した人方々限定でもいいと思っています。
でも現実は東北の人が行けなくて
他の地域の人が行ける状況になっているようです。
ほとんどがFC抽選のものが多いから
登録している住所である程度
振り分けができる気がするのですが
通常のライブ時の抽選方法と変わらないのでしょうか。

かといって他の地域の人でも行きたくなる気持ちは分かりますし
咎める類のものではないけれど
ただその人たちには容易く、「復興を祈っています」
というようなことは語ってもらいたくないです。
もし本当にそう思っているのなら
被災した人たちにチケットを譲るべきだと思います。

震災直後に計画停電があって
この夏の節電の呼びかけが決まったときに
どんなことでも協力します、って偉そうに指図していた人たちが
8月に入って、暑いからってエアコンをガンガンに
使い始めたのをみて
こういうところで本当のその人の価値が分かるんだなぁ
って思いました。

ブログで被災地にボランティアに行った人の体験記を
何個か読みましたが
要約すると、現地に行かないと分からないことがある、ということと
こんな行動をした自分って偉いでしょう、
という2点に集約されます。
おそらくこれからの就職活動でも
これらの体験を面接で語る人がたくさん出てくると思いますが
自分が人事担当者なら間違いなく落とします。
こういうことは自ら率先して語ることではなくて
相手から振られて話すからこそカッコいいのです。

そんなある種の復興ブームも終わりを迎え
今度はなでしこブームと
何か気恥ずかしいようなことになっています。
正直、ほとんどの人が女子サッカーなんて興味ないでしょう、
それを祭り上げられて、選手たちが可哀想です。
これで待遇が良くなって
外車で練習にくるようになったら贅沢になった、って
言われるようになるだろうし、
オリンピックで成績が振るわなかったら
テレビに出すぎたからだとか叩かれるのは目に見えています。

これから、彼女たちの人生がどうなっていくのか、ということは
成功することがイコール人生の幸せにつながるのかどうかという命題に
参考になるものを示してくれるような気がします。

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