これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
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読んでみてください!!

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

2011年08月13日 16時36分11秒 | 演劇
昨年から見始めた毛皮族の公演です。
軽演劇ということで1時間弱のお芝居が3つと
おまけ公演が1つです。
場所は「リトルモア地下」という普通のマンションの地下にあります。
最寄り駅は原宿駅ですが
定期が新宿までしかないので、
いつもそこから歩いて行っています。

1時間では短いように感じそうなものですが
この会場はとても狭くて、特に太っていない人が隣に座っても
ひじが当たる位で、クーラーかけても暑いし
座っているとおしりも痛くなるしで
この程度の時間でちょうどいいことになっています。
ですが今回の公演でここは閉館するとのこと、
そうなったらそうで結構悲しいものがあります、
ご苦労さまでした。

はじめに観に行った公演は「おひゃさま」という題名で
現在放送中の朝ドラ「おひさま」をパロってるらしいのですが
見たことがないので、それはよく分からず。
随所に面白いセリフがありましたが
場内はあまり笑っていませんでした。
金子さんって男優さんが毛皮族にはよく出演しているんですが
滑舌が悪くセリフがよく聞き取れないし
何で毎回呼ばれているのか正直よくわかりません。

次が「語りのゴミ」で
あるおばあちゃんの引越しに纏わるお話ですが
これは割りと普通の演劇で
ストーリー的には一番好きなお話でした。
人生には余計なものが多い(=ゴミ)みたいなテーマかと思っていましたが
そういう暗喩的なものは特になくて
ありのままを楽しむ方が合っていたようです。

客演で吉牟田眞奈さんが出演していて
今年「カスケード」という舞台にも出演されていて
面白い人だなぁって思っていたので
今回も楽しみにしていました。
毛皮族のハイテンションな演技にもピッタリ
ハマっていて、これからも客演してもらいたいです。

次は「ボディコン強盗」で
ボディコンを着て強盗をするイメクラという
ハチャメチャなストーリーで
一番毛皮族らしい演目でした。
これには看板女優の町田マリーさんが出演していて
本音からすると町田さんだけ見ていられれば幸せでした。

めちゃめちゃ美人でテレビでの露出も結構多いのに
ボディコン着て、パンツみせて踊るって
何でここまでするんだろう、っていう思いはたしかにあります。
有名になっても今までしてきたことを変えない
その信念の強さみたいなものを感じて
余計に好きになりました。
同時期に「トラストいかねぇ」という舞台も掛け持ちしていて
よくこなせるなぁと感心します。

そして本日、おまけ公演「私たちには出来ないこと」を観に行きました。
こちらは3公演券を買った人の中から抽選で50名が招待される公演です。
とりあえず18:40開場予定が19:00に変更。
蒸し暑い中、蚊に刺されながら待っていると19:10頃やっと開場し
中に入ると、
今回の出演者の方々が呼び込みをしていました。

劇場全体が「私達のできないTOWN」という設定で
真ん中の台で、今回使用した小道具をフリマで売っていたり
酒屋と称してビールを売っていたりして
しかも劇団員さんがそれをしているから
近いとか近くないとかいう話ではなくて
まさに同じ空間に一緒にいました。

そして町田マリーさんは似顔絵コーナーにいて
思い切って書いてもらいました。
大ファンの人が目の前にいて
話しかけてくれてしかも似顔絵を描いてくれる、って
AKBならCD何枚も買って、それでも叶わなそうなサービスに
心底卒倒しそうになりました。
帽子を被っていたのでそれほど顔を見えませんでしたが
そもそも恥ずかしくて直視もできなかったのですが
最後に握手もしてもらえて、これだけで今日来た甲斐がありました。
書いてもらった似顔絵は一生の宝物にします。

そこで心ここにあらずだったのでしょう、
何かを踏んづけた感触があって、足をどかすと
メガネのレンズが割れていました。
どうもポケットに入れておいたメガネを落としてしまってたようです。
いいことがあった後は悪いことがあるのだなぁと
落ち込むよりも妙に納得した気持ちでした。

そんなこんなではじまったお芝居はミュージカル仕立てのお話で
歌と踊りが立て続けで演者さんたちが
体力的にとても大変そうでぜぇ~はぁ~してました。
歌詞はダンボールに手書きのカンペが堂々と出されたり
照明や音楽のタイミングが合わないと
「もう一回やり直して~」と江本さんが半マジで怒ってみたり
リハーサルを覗いている心境でした。

第2部で江本さんのライブ・トークショーメインで
今回の公演の写真をじゃんけん大会でプレゼントしていましたが
最後の二人の対決で負けてしまいました。
その前にステージで歌を歌ったらそれをくれると言っていたので
思い切って歌えばよかったなぁと少し後悔しています。
最後はみんなスタンディングになっての大盛り上がりで
高校時代のカラオケを思い出しました。
あのときはジュースを頭からかぶったり
テーブルにのぼったりと同じようなことをしていました。

これ全てで6900円というかなりのお買い得で
すごく充実した内容でした。

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