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椎名林檎 林檎博’14 -年女の逆襲-

2014年11月29日 22時02分32秒 | 音楽
2週間前まではチケットも完売していたし
行くつもりはなかったんですけど、
eプラスのメールに「追加席発売」って書いてあって
試しに購入手続きしたら
席が200レベルの12列と結構いいこともあり
勢いで買ってしまいました。
追加席なんでステージ真横の位置で
所謂ステージサイド席でした。

彼女のライブは2回目で、
本音を言うと自分の中では東京事変の前までで止まっていて
前回の林檎博’08もあまり楽しくはなかったんですが
それでも行きたくなるのは
何かやってくれるんじゃないかという期待感に他なりません。

ファンクラブの人はスマホによる電子チケットの人もいたようで
それが上手くいかなくて
トラブル窓口みたいな所で係員に尋ねている人もいました。
古い人間からすると、チケットは紙の方が記念になるし
いいと思うのですが、どんどんこういう方向に進んでいってしまうのでしょうか。

ライブの感想は相当賛否が分かれそうな内容でした。
はじめにプラスの面から説明します。
(ここからネタバレ全開です)


まず演奏者の人数が多い。
ホーン隊とストリングス隊だけで30人近くいました。
中にはハープの人もいて、絶対楽器の音、聴こえないだろうと。
実際に演奏どうのこうのよりも
見た目に演奏者が多い方が見栄えがして好きです。
お馴染み斉藤ネコさんもバイオリンのソロ演奏で参加していました。

特筆すべきは演出で、これだけ盛大な演出を施したライブは
久しぶりでした。
出だしからして、
アリーナのお客さんの頭の上に水色のレーザーを放射して
スタンドから見るとアリーナ一面が水面のように映り
その上を船を模した乗り物に乗った林檎が後方からステージに上がってくる
あの演出はこんなやり方があったんだ、って感嘆しました。

その後もステージ全面に設置されたLEDスクリーンの映像が
曲ごとに変化するのがものすごく効果的でした。
今よく使われる天井からピアノ線みたいの先端にLED照明をとりつけ
上下させたり回転させたりする演出も綺麗でした。
パトランプなんか1曲しか使われないのに
わざわざ設置するなど細かいところが非常に贅沢でした。
ライブに数多く行くような人から見ると
ここらへんの評価は高いと思います。

他のライブではない演出としては
銀テープをアリーナの後方で発射したことです。
これは案外今までありませんでした。
あとラスト近くでショーガールのような衣装を着るんですが
これが金色のスパンコールで胸元もざっくり開いて
結構ハイレグでそういう趣味の人にとっては堪えられないでしょう。
見どころの一つです。

プラスかマイナスか分かれそうな所としては
MCが1回しかないこと。
ライブというよりショー的な内容だったので
自分はむしろ好意的でしたが
人によってはここがかなりのマイナス点になっても仕方ないです。
終わり方も挨拶もないまま、エンドロールが流れてお終いなので
終わった気がしない人も多かったと思います。

マイナス点としては、2時間ぴったりと短かったことです。
MCなしで曲間も短かったので、純粋な演奏時間としては
普通のライブと変わらないわけですが
9千円近く払ったのに対してはやっぱり短いかなぁと。
アンコール2曲も少なかったんですが
あれは本人的にはアンコールもしたくなかったんじゃないかなぁって、
衣装も変えなかったし、流れも切れてしまいますし。

普通じゃなかったといえば、横の花道には全く来ませんでした。
自分の位置からはそこに来てくれれば、相当近くで観られたんですけど
ダンサーの人が2回位来ただけでこれは相当がっかりでした。
自分は上手側にいたんですけど、
右手でマイクを持つせいかこちらに背中を見せながら
歌うことが多く、顔もあまり見えませんでした。
またこの席での問題は映像の演出が観にくいことで
演出ありきのライブとしては致命的でした。
正直、値段を割り引いてもいい席だと思います。

曲も知らない曲ばかりだったし
盛り上がるところが多くあったわけではなかったんですが
前回よりは楽しめました。
席がもっとステージ全体見渡せる位置だったら
すごくいいライブだったと思えたに違いありません。
この規模でここまでの個人の世界観を表現できるライブが出来るのは
彼女しかいないと思うし
経験した方がいいのは間違いありません。

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