宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2018/03/01
この日は名古屋で所用があって、1日お休みをいただきました。大曽根で16時半に終了、急いで地下鉄で向かったのは大甚です。名古屋に来たら寄りたい大甚、平日に来られるのは貴重。到着は17時前で、開店から1時間近く経過しています。お店に入るとほぼ満席なのですが、なぜか入ってすぐの常連席がぽっかりと空いていて1名さんしかいらっしゃいません。お燗番の女将さんが「どうぞこちらへ」と常連席に案内してくださいました。ラッキーです。



ガラスケースの上に並べられたおかず立ちから2品チョイスして戻ると、小瓶のビールも到着。さて、始めますか。



最初に大甚に訪れた時、そうとは知らず一見の遠慮で入り口すぐの席に座ったのですが、実はそこが常連席だったという顛末。小瓶が空いて、お酒をいただきます。



2度目の訪問以降は常連席は遠慮して、隣の階段下の同じように燗付けの様子がよく見える席が好みとなりました。これまで何度大甚にお邪魔しただろうなんて考えつつ、懐かしい初訪の時のことを思い出しながら杯を傾けます。



ふと左側を見ると、味のある自動ドア。これが開くたびに、何となくどんなお客さんかと見てしまいます。なるほど、常連さんによるお客さんチェックという意味もあるのかもしれません。2皿のアテを平らげ、それでもまだ空席のある常連席。お酒を1本追加して、アテももらいに行きます。



小皿料理にカメラを向けると、社長さんから「ここあいとるでちょっとまってや、今載せるから」と声をかけてくださいました。「このほうが見栄えがええで」とにっこり笑顔の社長さん。ありがとうございます。気持ちがほっこりとして席に戻ります。



社長さんが載せてくださった白和えをいただきました。燗酒にぴったりのアテの数々、そしてここで呑む賀茂鶴の樽酒は日本一ですね。



賀茂鶴の樽を眺めながら、さすがに2合徳利は量がたくさん。もう空いたかなと思っていても、結構入っている燗酒を呑みきりごちそうさま。1時間ちょっとの至福のひとときだったのでした。
(つづく)

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