贋物は本物を真似る。
贋物を排除するためには、本物に似たものを排除すればいい。本物に似たものは贋物である確率が高い。本物だ、本物だと主張するものもほとんどが贋物だと思った方がいい。本物はあえて主張しなくても本物である。贋物の前で本物が本物であることを主張しなければならないものは本物であっても真価は疑わしい。
本物と贋物を見分けるのは、自分の鑑定眼である。
自分がいいと思ったものは本物でも贋物でもいいのである。別に商売をする訳でもないし、自分が使うものである。結果贋物であっても何も問題ない。贋物だと騒いでいる人は、贋物を本物だと言って騙されたことに対してだろう。贋物か本物か判らない人にはどっちでも製品価値には変わりない。一体本物にどんな思い入れをしてるんだろう。外界に振り回されているお馬鹿さんが見えてくる。
まずは、一流の本物を安く買おうと言うところから間違っている。
一流の本物は一流の本物並の値段がする。だから一流なんだし、値段なりの価値があり、そんなお金を出しても惜しくはない。安い本物は限りなく贋物に近いか本物の不良品である。贋物か不良品でなければ安くできないし、本物をそっくり真似ていること自体が確信犯的な贋物である。あとは贋物を高く売るための騙しの商売であり、客の購買意欲をそそる安値商法である。
世の中、贋物や類似品のオンパレードである。
こういうものには手を出さないことである。ろくなものはないし、結果として騙されるだけである。冷静に考えてみればいい。本物を真似なくてもいい昔からの独自の製品はたくさんある。そんな中から自分の鑑定眼で良いものを見つければいい。贋物や類似品は最初から除外して見つけた方が良さそうである。一流の本物を買うなら正規に、それ以外の良い物を買おうとしたら贋物や類似品を除外して考えた方が良い。
一流の本物でなくても二流以下の良いものはたくさんある。
私は、どちらかというと二流以下の良いものが好きである。昔からの馴染みのものは一流の本物を真似たりしないで独自路線で物作りをやっている。そしてまた、そんなメーカーが製造する製品を選択している。これが一番だと思う。何も見栄や他人の価値観に振り回されることはない。ただし、本物の一流品はやはり素晴らしいと自分で思えるものがあるのも確かであり否定するものではない。
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