八重桜

2006-04-28 00:31:33 | 


八重桜

もう、散ってしまったと思った八重桜
白い花びらに、ほのかにピンクがかかる上品な八重の桜だ
生憎の雨の中、用事を済ませていると、雲が切れてお日様が顔を出してくれた
車の中に持ち込んでいたデジカメを取りだして、花散歩

ここは、ツツジが斜面に一面に植栽されている「花の木公園」
その一角にこの八重桜はポツンと植えられている
毎年、この花を見るのが楽しみに、なっている

二年前は、初めてのデジカメで
翌年は、初めてのデジカメ一眼カメラで
そして、今年は、新たに手に入れた高画素数のデジカメ一眼である

雨が上がった後の花びらは、しっとりとしているが、元気がない
桜は、程よい春の日差しの中で、輝くものなんだろう

春は足取りを進めるのが早くて、のんびり屋の私は、
うかうかしていると、咲き急ぐ春の花達を、カメラに納められない
この八重桜も、花柄だけの枝が多いが、かろうじて、花を残してくれていた

桜、花見・・・

まだ、子供達が小さい頃の事である
山の上に桜の名所があり、娘と息子を連れてハイキングがてら
花見に出掛けた
ハイキングコースになっているとはいえ、かなり急な斜面を登りながら
久しぶりの子供達との触れ合いを楽しんだ

姉、弟とはいえ、強気な娘と弱気な弟・・・
がっ、
こんな急な斜面だと、やっぱり男の子
先へ先へと、娘と私を置いて、元気なのである

どうやら、たどり着いた山頂は、一目千本桜・・・とまではいかないが
春の日に輝きを増した桜の壮観な眺めである

先を歩いていた息子の足が止まる
おお、偉い、娘と私を待ってくれている・・・
そんな風に、親バカな私が考えたときに
ふと、見ると、息子が立っていたのは「たこ焼き」の出店の前

たこ焼きを買って、最後の高みまで歩く
幸い、ベンチが開いていたので、連れ合いの持たせてくれた
おにぎりと、たこ焼きを食べて、そろそろ、散り始めた桜を見ていた

「もう、かえろ~」
息子が、私の顔をのぞき込んで言う
まだ、幼稚園の子供だから、花の、自然の美しさ、趣が解らない・・・
「まだ、来たばかりじゃ~ないの」と、娘
「だって、もう、たこ焼き食べちゃったもん」

行きがけに、一緒に付いてくるのを嫌がった息子に
「山の上にはたこ焼き屋が店を出しているよ」と、言った私・・・

人は、食べ物で釣ってはいけません ^^;





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2 コメント

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この桜・・お気に入りなんです (たけぞう)
2006-04-29 02:36:21
この桜、とても雰囲気があって好きなんです

ちょっと、日陰になっていて

西日が差し込む時間帯に、花が引き立つんですね

生憎の雨上がりでした、

もう少し光りが当たると、もっと綺麗なピンクになるのに



私は、何度かバラに挑戦しましたが、どうも私の庭の土は、バラには合うわないようです



あははっ、幼稚園の頃から好き嫌いが激しくて

好きなものには、目がない息子です

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Unknown (Bluebell)
2006-04-28 21:35:29
おじゃましまーす!

えっ、ここではコメントにもタイトルつけられるんですか?

って、付けませんけど^^



このたけぞうブログの背景の色、素敵ですね。今日の八重桜のこの淡いピンクが素晴らしく引き立ちます。こういう地色と柄行の着物があったら、買ってしまいそうです。



実は私も今年仕入れたバラが丁度こんな色なんですよ。フレンチ レース ピンクって言うんです。でも、ここ2日続きの雨風で少し花びらが傷んでしまって写真に撮れません。残念。



花よりタコ焼き。食べ物で釣られる坊ちゃんはきっと出世しそう。



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