一輪の黃水仙

2020-04-03 00:21:12 | 


毎年、変わり咲きの黃水仙が庭に華やかさを運んでくれる

今年は8っつほどの蕾が立ったが
残念ながら一輪しか花開かなかった

これまで無かったことで、ビックリしてる

ネットで調べるとあれこれ理由が書いてあるけれど
元々、ほったらかしで掘り起こして
植え替えることなどしなかったからどれも当てはまってしまう

ただ、普段肥料などあげてなかったのに
今年の春、葉を伸ばした頃に遅効肥料をぱらぱらまいた

下手に肥料などあげたのがいけなかったのか?
悩ましいことでアル

キブシ(木五倍子)

2020-03-25 23:55:55 | 


なんとも野趣に富んだ花姿だろう
鳥が持ち込んだ本来は林の端辺りに生えてる木だ

小さな四片の花弁を持つ花序が
枝からぶら下がって咲き始めて
後で葉が伸び出してくる



逆光に輝く若葉は
春の訪れを喜ぶかのように
まるでダンスを踊っているように
伸びやかに芽吹きを喜んでいるようだ

芽吹いたばかりの若葉は、お浸しや天ぷらで
美味しく頂けるようだ

やってみようかな?


春を伝えて・土筆(ツクシ)

2020-03-19 01:35:25 | 
庭の一角だけにスギナを残してる
家を建てた頃はスギナが蔓延っていて黒い根を掘り返しながら
えらく苦労して駆逐した

春になれば可愛いツクシが顔を出すのが楽しみだから







NIKON Z6は液晶スクリーンがチルト(可動)で
低い位置にカメラを据えても上から構図を見たりピントの具合が
解るので、地面すれすれに咲く花の撮影には便利だ

手持ちのデジカメ一眼もチルトスクリーンになったが
低い位置の手持ちでの撮影では重さに耐えられずに
大仰に三脚を据えなければ成らなかった

NIKON Z6の軽さと小型化が、こんな時には助かるものだ

春を伝えて・黃水仙

2020-03-19 00:53:03 | 
日本水仙の清楚な姿が盛りを過ぎると
華やかな黃水仙が大きなラッパで春を告げ出す







NIKON Z6と24-70mmF4のレンズを花撮りに使ってみる
夕暮れが迫ってきて光量が不足なので
普段使わないストロボ(SB-910)をオートの設定のまま使ってみた

何時もは一眼レフにマクロレンズ(Tamron 90mm F2.8)を付けて
マニアルでピントを合わせるのだが
今回はレンズのオートに合わせて撮ってみた

ストロボを使っているせいかカメラ内の手ぶれ防止機能が
素晴らしいのかは解らないが
オートでもほぼ、ブレも無く、くっきりとピントが合っていた

NIKON Z6に私の持っている古い型の90mmMacroのレンズでは
レンズ側でオートにセットしても
オートフォーカスが効かなかったのでFTZアダプター経由の
TAMRONマクロは出番は減るかも?


トサミズキ(土佐水木)

2020-03-17 23:47:59 | 
トサミズキが咲き出した
ちょっと花姿は地味だけれど
花色は春の黄色と根元の透き通った 花のガクが趣を添える

トサミズキ(マンサク科・トサミズキ属)




花を撮っていると虫が入り込むことが多い
撮っている時には観察眼が無いのか気がつかず
PCに取り込んで現像するときに見つけてビックリする



去年の花の名残の実が茶色くぶら下がっている
寄って見ると、なんとも複雑な姿で
生き物たちの複雑な生き様を身にしみて感じることが出来る






姫沙羅

2019-06-30 02:44:54 | 


姫沙羅の花
椿に似ているから「夏椿」

沙羅の繊細な花を椿と呼ぶのには私には抵抗がある

初めてこの花を見たのは若い頃のとある庭園であった
人妻でありながら奔放な生き様で
周囲が呆れ返るほどの行状の美魔女と呼ぶにふさわしい女(ひと)の
案内で訪れた


まだ勝手も分からない赴任地でひょんな事から知り合って
観光案内を買って出てくれたけれど
いやはや、この手の女の人はおろか
女性との付き合いなどしたことも無い朴念仁だった私には
ありがたいやら、迷惑?やら

池を巡る庭園をそぞろ歩きながらも
なんとも居心地の良くない私だった

そんな私の雰囲気に気がついたのか
件の美魔女は
「ここでお茶でも飲みましょう」と
茅葺きの洒落た古民家風の座敷に入った

まだ若く抹茶など飲んだことの無い私は
作法など知らないからもじもじと抹茶茶碗を見つめるだけ

気配を察して、色白の腕をすうぅっとのばして
茶碗をとり、こうして飲むのよって
手本をみせてくれつつ
美味しいわよって、微笑むのだった

見よう見まねで引き寄せた茶碗の中の緑色のお茶を
一口飲んで、むっ、これは旨い
そう思ったものだ

庵を巡りつつ、そこで出会ったのが姫沙羅の花だ

初めて見る繊細な白い花にしばし見とれていたら

「この花は朝に咲いて夕には落ちてしまうのよ」
と耳元でささやく

「貴男はまだ若いから一日限りに精一杯咲くこの花の命が解るかな」
そう言って又、私を困らせる

「私も今朝さいて、そして日暮れには落ちてしまう花なのよ」
「落ちる前の束の間を貴男と過ごしたいわ」

・・・・・

沙羅の白い花を見る度に帰らぬ若き日の思い出である