海外郵便サービス(EMS)

2009-05-30 00:22:45 | 徒然に
パノラマ写真に興味を抱いて「パノラマヘッド」なる物を
アメリカのNodalninjaという会社から購入したのは
昨年の6月の事だ

手に入れてそれなりにパノラマ写真を撮ってみたが
かなり高い壁を感じて近頃は出番がない

先日の「富士芝桜まつり」の会場で使ってみた
魚眼レンズを付けてグルグルとカメラを回してみたが
スケールの大きな景色の前には、今ひとつだった
というより、必ず人が景色の前に立ちはだかっている

それなりに360度の周囲と180の上下(空と地面)は
パノラマとして作り上げることは出来るけれど
今ひとつ臨場感に欠けるのだ

もっと望遠レンズを使って広大な景色をパノラマとして臨場感あるものにしたい

そうするとレンズの角度を上にセットしてグリグリ、
次ぎに水平にしてグリグリ
その次は下にセットしてグリグリ
最後は空と地面を撮る
そんな操作が必要になる

勿論、今のNN5Lというヘッドでも、マメに角度をセットすることは出来る
しかし、老眼の目で回す角度をヘッドに刻まれた目盛りを読み込んで固定するのは
ちょっと、厳しいのだ

ホテルのベランダで300mm望遠で縦5段、横25枚トータル125枚の写真を撮った
もともと。60度の回転のクリックに設定しているヘッドの回転台だけれど
25枚の横の移動は目盛りを読んで適当に回してた

家に帰って合成してみると!!??
酷い結果だった

やはり、仲間を待たせての大量の撮影のための焦りといい加減な性格のために
角度が不揃い、三脚のブレなどが原因だ
やはり、機械的にしっかりした機能を準備した上で、じっくり撮らなければ
良い結果は得られないことを痛感した

そこで、上下のセットをクリックストップ出来る改良型のNN5にする必要がある

でっ、アップグレードサービスを$50でやってくれるという英断を下してくれた
Nodalninjaの好意に甘えることにした

そのためには、持っているヘッドをアメリカまで送り返さなければならない

JP(JapanPostService)の国際郵便である
EMSなるサービスを利用して送り返した

外国に物を送ったり外国から受け取ったりするときには
郵便物であっても通関手続きが居る

まあ、郵便物だから、輸出入には違いないけれどEMSのサービスは
伝票が通関手続きを含めた物になっているので意外と簡単に処理できた

素晴らしいのは送った物のトラッキングがネット経由で調べられることだ
まあ、日本の宅配業者でも同じようなサービスをしてくれている

郵便局から海外発送部門に送ったこと、飛行機に乗ってアメリカに飛び立ったこと
まで今はトラッキングできている

アメリカの郵便はUSPSという
ここのサイトでも、驚いたことに日本の郵便局からアメリカに送った物の
トラッキングが出来ることだ
アメリカから送ってもらった物は日本のJPではトラッキングできない
はて?

今回は、私が日本から返送した物がアメリカに届いたら改良型が送られてくる
それとは別に新たに買った物がアメリカから送られてくる

毎日、しげしげとトラッキングサイトで物の移動経路を見てはまだかな、まだかなと
やきもきしているたけぞうである

追記:日本のJPサイトでもUSPSのトラッキング番号を入れたら
   トラッキング出来ていました

送った物、送られた物、それぞれが日本でアメリカで通関手続き中でした

蜘蛛の子を散らす

2009-05-29 15:56:01 | 
虫嫌いの、特に蜘蛛は気持ち悪いと感じる人は、画像拡大せず
スルーしてください



キンモクセイの葉裏になにやら茶黒色の塊がある
キャビアの様だ
小さな蜘蛛が集まって塊のようになっている



ふっと息を吹きかけると、諺のように「蜘蛛の子が散った」
四方八方に張り巡らせた糸を伝わり一瞬のうちに子グモ達が展開した



下に降りた蜘蛛たちは糸を這登り始めた
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように沢山の蜘蛛たちが登りだした

地獄からお釈迦様の慈悲で降ろされた蜘蛛の糸を登る「カンダタ」のように
下から登る蜘蛛たちに悪態などつかずに仲良く登っていく

なにせ、最初は玉のように固まっていた仲間達だからだ

面白いので何度も息を吹きかけて遊んでしまった
しかし、このおびただしい蜘蛛の子達の内、どれだけが大人に成れるのだろう?

迷いの中のくつろぎ

2009-05-28 23:49:23 | 徒然に


心に迷いが浮かんでくると
安らぐ場所を探したくなる

車を走らせながら迷い込んだ住宅地で
生け垣にスイカズラが絡んでいるのを見つけ
脇に車を駐める

今時珍しい槙の生け垣に白い花を風に揺らせるスイカズラ
普通なら槙の垣根にはふさわしくない蔓として
刈り払うはずの邪魔者をこの屋の住人は放置している

放置していると言うより、
大事に残して居るんだろう



しばらく佇んでスイカズラの甘い香りを楽しんだ

玄関の前を通り過ぎると、色とりどりの花鉢が並んでいる
こんな家人だから、なかなか植えられない高価な槙の生け垣にもかかわらず
無頼な蔓を許して居るんだろう

ふと、車を駐めた路地の入り口に戻ってみると
角に茶房がある

「おしるこ」の文字に何故か反応して和風な引き戸を開けていた



呑兵衛の私には思いも寄らないことだけれど
ちょっと疲れた心には甘いお汁粉とこんがり焼けたお餅の味が
心地よかった
お汁粉を食べて寛ぐなんて、私も歳を取ったものだなぁ


あじさいも色づいて

2009-05-27 15:54:30 | 


あじさいがほのかに色づいてきた
この花は居酒屋の年老いた女将が、店に飾っていた花を持っていって挿せと
くれた物だ

あじさいは簡単に挿し木ができるので、しっかりと着いて
何年も花を付けて楽しませてくれる



今はあの頃のように飲んだくれて居ないので、ネオンの町に足を向けない私だが
風の便りに店は人に任せたが元気で息子の寿司やを手伝っていると聞いた

花にはそれなりの思い出がある物だ

贅沢を言わせてもらえれば
女将が、もっと美人で艶っぽかった女(ひと)だったのなら
良い思い出に浸れるのに・・・ 笑

柿の花

2009-05-26 22:15:03 | 


柿の花が雨に濡れて咲いていた
生憎携帯のカメラでしか写せなかった

いつもは花柄が茶色に枯れて実が大きくなってからしか見ていなかったので
クリーム色の花は新鮮な驚きを感じさせた



携帯のカメラはマクロの近距離で撮るのは、ちょっと距離感にコツが居る
しかし、距離が決まると被写界深度が深いので
花達の魅力をしっかり受け止めてくれるものだ

しかし、この手のカメラにボケ味を求めるのは酷なことだけれど
背景の酷い白いボケは折角のメインの被写体の魅力を半減させてしまう

無い物ねだりをしても仕方ない
そんな無理を言うのなら何時もデジカメ一眼を持てば良いだろう
なんて、携帯の着信バイブがブーインクを始めた





朝靄と雲海、そして富士山

2009-05-24 11:06:45 | 風景
富士芝桜まつりに出かけた後、山中湖の高台にあるホテルに泊まった
酒を酌み交わして写真談議をして楽しい時間を過ごした

翌朝、仲間の大きな声で目が覚めた
「雲海がきれいだ」
飛び起きてベランダにカメラを持って飛び出した



山中湖は雲海で全く見えない
富士山も時々顔を出したり隠れたりしている

山裾を這い登るように朝もやが動く様は壮観である
雲一つ無い富士山をくっきりと撮りたかったけれど
たなびく雲海も絵になる

普段は相模湾越しの遠い穏やかな姿の富士山しか見られないので
近くでみる大きな富士山は、少し霞んではいたが、壮観で逞しい



今は葉桜だけれど、桜の花の頃にまた、訪ねたい



手持ちで撮って合成した雲海のパノラマ





小さな教会

2009-05-21 11:59:54 | 風景



河口湖の「オルゴールの森」に立ち寄った
園内はメルヘンの世界
その中に小さな教会があった
小さな祭壇の後ろの窓には十字架が浮き出ていて
外の新緑と共に息を飲むような美しさであった






そういえば、我が娘の結婚式のチャペルも大きな窓に十字架が浮き出て
その先には葉山の海が広がる小さな教会であった

こんな演出も若い人達には嬉しいんだろう

チューリップと富士山

2009-05-20 15:47:43 | 風景


なんとも、冴えない画像になってしまった

山中湖にある「花の都公園」に富士芝桜まつりの後、立ち寄った
花と清流の里と言うだけあって、三連水車や「明神の滝」など、被写体が多く
写真友達とアチコチと撮りまくった
そして最後にチューリップ越しの富士山にチャレンジした

迂闊にも、タカをくくって温室の花だけだと思って三脚を車に置いたままだった

どんな時にも、それなりの準備をして望まないと
良い結果は得られない・・・そのことを痛感した

生憎の曇り空で手前のチューリップをそれなりに明るくすると
富士山が霞んでしまうので、やむを得ず全体を暗く処理して富士山を優先した

写真という物は天候に左右される物だと、今更ながら考えさせられた





ヒメヒオウギが風に揺れて

2009-05-17 10:13:56 | 


ヒメヒオウギの花が今が盛りと咲いている
白と濃いトキ色の花には、鮮やかな紅がアクセントとしてあり
この花を一際美しく装わせている

少女が初めてひいた口紅を恥じらうように風に揺れているこの花が好きだ



マクロレンズを向けると、何故か風が強くなる
ファインダーを覗きながら、風の息を感じて、止むのを待つ

風が止むのを待ちながら、ゆれる花を見てあれこれ考える時も良いものだ