梅一輪 つぼみと共に 在ればよい

2006-02-28 11:07:27 | 


梅の花は群れて咲くよりひっそりと一輪咲いていて欲しい
群れに入れず独りぼっちの方が良いと思う私が、心が、ある

満開の梅の木の下で、ふと胸にもやもやとわき出した痛み
春の愁いか、はたまた、こころに芽生えたある想いがそうさせるのか?

開きかけのつぼみのふくらみは、私の中に開こうとしている想いとダブるのか?
春の訪れを待ちわびていたのに
いざ梅が咲き、春の風が心地よくほほをなでるのに
この胸のもやもやと、痛みは・・・

春風が胸に吹き込んでいったもの?
梅の花を濡らす雨がもたらしたもの?

春の愁いが心の中で拡がっていく
春風のいたずらか、
私は今、春愁の中で憂い戸惑っている

山茶花(サザンカ)

2006-02-26 22:13:52 | 


画像をクリックすると拡大画像が開きます

サザンカの花が雨のしずくを花びらに貯めて、
涙に潤んだ大きな目を思わせる
うれし涙か
悲しみの涙か

はてまた、愛される喜びに
溢れる蜜か?

鮮やかなローズピンクの花びらに
とろりと潤んだ水玉が光る




梅にメジロ

2006-02-25 19:27:38 | 


画像をクリックすると拡大

満開の梅に蜜に吸い寄せられるようにメジロが二羽
気がついて慌ててカメラを持ち出した
素早く動くし、余り近寄れないのでかなり無理な体勢で警戒されないように撮る



マーガレット(エンジェリック)再び

2006-02-23 23:32:22 | 


夕方、蕾が開きかけているのを見つけた
白っぽい花びらに薄く色がのっている
やっぱり、若い花は薄ピンクから始まるんだな

緩やかに開きかけた花びらの中に、沢山の黄色いシベが
まだ硬く並んでいる
ホットケーキの真ん中にブルーベリージャムを置いたような花の中心が
なんとも気になるのは、お腹が減っているせいかな?

ここからは、たけぞうの備忘録
もう暗かったので、部屋に持ち込み蛍光灯の光で撮ってみる
光量が不足しているから、ISOが自動的に高くなる
ISO320というのは微妙なノイズ発生の敷居値なのかな?
現像してみると、かなりノイズが乗っている

おまけに悪名高い「シマシマ」も背景の暗部で出てる
Silkypixのノイズリダクションでノイズを軽減する
かなり、バックに乗っているノイズは減らせるが
茎の辺りのまつげ風のノイズが残っているようだ




クリックすると拡大画像が見られます



マーガレット(エンジェリック)

2006-02-22 15:31:19 | 


マーガレット(エンジェリック)
キク科 アルキガンテム属

白や薄ピンクの花色はこれまでも見てきた
真っ白な花色が好きだったが、、
この花は、濃いピンクというか、赤紫というか、印象的な花色だ

なんとも、不思議なんだけれど、この花色に惹きつけられたのは、
春の暖かな風が、私の心に何かを運び込んだのか?

(ピンボケである、やっぱり春ボケしちゃったのかな てへっ)



クモマソウ

2006-02-21 14:59:27 | 


くもまそう(雲間草)

ユキノシタ科 ユキノシタ属

高山植物や北海道のものと違ってヨーロッパからの栽培品種だ
杉の葉の様な細かい葉からすぅっと伸びた短い茎の咲きに
かわいらしいピンクの花を付けている
花色は、白のものもあったが、なぜか、このこいピンクの花色に手が伸びた

まだ、幼さが残る、乙女の風情・・・ そんな感じのする花だ








オダマキ(苧環)

2006-02-20 13:33:27 | 

画像をクリックすると拡大サイズが表示されます

オダマキ(苧環)[アキレギア]
キンポウゲ科 オダマキ属

花屋の店先に早くも並んでいた、オダマキ
白い花と青紫の花が並んでいて、思わず立ち止まって見入ってしまった
当然な事に「お持ち帰り」^^

栽培家や花の流通業者は、季節の花を先取りするように促成栽培して
えっ、もうこの花が咲いているのって、驚かされる

この花たちも、折からの冷たい雨と寒さに震えているような気がする

昨年もピンクというか、赤紫のオダマキを花屋の店先で見て
お持ち帰りしている
残念ながら夏の暑さを越せなくて、タネからも発芽しなかった
品のあるピンクの花だったのでとても残念だ
また、出会えたら、間違いなく、お持ち帰りしちゃう ^^

昨年のオダマキの記事

昨年の白のオダマキ


画像をクリックすると拡大サイズが表示されます


画像をクリックすると拡大サイズが表示されます



画像をクリックすると拡大サイズが表示されます

忍冬(にんどう)すいかずら

2006-02-19 12:42:32 | 


スイカズラの蔓が風に揺れている

忍冬(にんどう)とも呼ばれて漢方薬として利用されている
冬でもその葉を落とさず寒さの中に緑の葉を残しているから・・とか
初夏に白に薄紫の花をふたつずつ付けてくれる
初めは白くそして薄茶色に色を変えるが、
それを金にたとえて「金銀花」とも呼ばれる
このブログでも五月の花の頃に触れている

葉を丸めて冬を耐えている姿はまさしく「忍冬」だ
人もそれぞれの場面でそれぞれの事情で堪え忍ばねばならないことが多い

今はただひたすら耐えて、密かに時期の来るのを待つ
そのために丸めた葉の側に新しい葉を育てておく

自らの手で次なるステップのために状況が悪いからこそ
その時に開く事が出来るように準備をしなければならない
準備をしていなければ、新しい葉を開くことも出来ないし
花開く事も出来ない

しっかりと堪え忍ぶ事によって
スイカズラは初夏を迎えて
花を開くことが出来る

そんなことを思えば、心の中に希望が芽生え、育むことが出来る

暦の上では「雨水」の今日、忍冬の揺れる蔓に若芽が拡がっているのを見て
ぼんやりとそんなことを思った

画像をクリックすると過去記事が見られます

スイカズラの花


画像をクリックすると過去記事が見られます

金銀花




プリムラ・フリンジ咲き

2006-02-18 17:14:25 | 


ヒラヒラと花弁が波打って咲くプリムラのフリンジ咲き

原色の多いプリムラだけれど、
この花は白にピンクが品良くかかっている
咲き始めの濃いピンクが、咲いてしばらくすると
白さが増して品良く変身する

濃いピンクは人の心を惑わせるけれど
淡いピンクは人の心を和ませる、あっ、私の心を・・・と言うべきだな

白梅の凛とした花に憂いを覚えて、
このヒラヒラとした淡いピンクの花を見ると
なにか、ほっとしてしまう私って何でだろう

心の中に唐突に春のような暖かさが拡がり
穏やかな心地に誘ってくれる小さな魔術師、いや、魔女の化身かも知れない

そんな風に花に惑わされるのも、春のいたずらなのかも知れない