仕事が終わって駐車場に戻ると、植え込みのサクラの枝のてっぺんに
アカトンボが留まっていた
真っ青な空と赤いトンボは冷房の効いたビルから
真夏のジリジリとした日差しの中に踏み出した私を
なにか、ほっとさせるものがある
でっ、ふと思いついて、隣の施設の遊水池に立ち寄ってみた
シオフキトンボやシオカラトンボが水辺で飛び回っていた
浅い池にはガマが植えられていて固くなったガマの穂が
ウインナーの様に見えるのは、原が減っている証拠かも
黒メダカが泳ぎザリガニがそろそろ歩く池の風景は
遙か子供時代のありふれたものだった
たかだか、50年で日本の自然は激変してしまった
田んぼでドジョウを掬い、小川でフナを釣り、
悪童どもで川をせき止めて、「かいぼり」をして
フナやウナギを掴まえた子供時代を過ごした
ノスタルジックな感慨にふけっている私を現実に戻したのは
ヤブ蚊の一刺しだった
赤とんぼも色々な種類があるようだけれど、やはりこの赤い色は
好いものだ
・・・・・
赤とんぼが、そろそろ群舞する秋が近づいてきているのかな
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