晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

政治経済が疲弊すると凶暴な事件が起きる。

2008-11-19 11:23:27 | 政治、経済
 政治が混迷し、経済が疲弊した状況が続くとき、凶悪な事件が起き易い。少し前の田母神前空幕長の日本は侵略国家ではないとの論文発表、最近の有名全国大学内における大麻問題等々上げたらきりが無い。

 時代を数十年も遡り、中国のアヘン戦争、或いは昭和初期の2.26事件、冷害による農村の貧困から起きた人身売買等が頭をよぎり、なるほど今流行の蟹工船に代表されるプロレタリア文学の創世記に似てきている状況にあるのかもしれない。

 ここしばらくの政治の舵取りは、重要である。一歩間違えば、後世に禍根を残す事態になりかねない。経済界においても然り、サブプライム問題から発生した世界同時不況、この対策としてバブル崩壊後の日本の金融策が世界の手本であるかのごとき発言を聞くが、内実はは問題の先送りにより、これから銀行の不良債権が多発しかねない状況にあるのではないか?

 銀行の不良債権の確定まではスムーズであったが、実際は死に体である企業をこれまで生かし続けたツケがこれから出てきそうである。学者によれば100年に一度の大不況の到来だという。心して緊縮生活を心掛けたい。