晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

オリンピックの商業化と利権化。

2014-10-16 02:43:41 | スポーツ
 東京五輪ゴルフ会場決定の「闇」  上杉隆 文藝春秋 10月号

 ジャーナリスト上杉隆氏は最近テレビ出演が少ない。何かで読んだのだが氏の着眼点があまりにも当を得ているために干されているようなことが書いてあった。(そんな記憶がある)

 今回の記事も正にその通りだが、発端はPGA会長倉本会長から都議会議員へ出された一通の手紙から始まっている。なぜか相当大きな力が働いているようで気に掛かる。むしろ常識人が考えるとおり元に戻すべきであり、マスメディアが大きなテーマとして取り上げてもらいたいものである。

 要約すればこうだ。2016年の招致活動段階では「若洲ゴルフリンクス」だった。それが2020年開催時には霞ヶ関カンツリー倶楽部に変更されているというのだ。

 大体オリンピックにゴルフ競技というのも如何なものかと思うのだが、リオ開催から各国2名男女各60名が出場できるということになったらしい。要は世界ランキングに基づき上位60位までの人たちでメダルを競うというものらしい。最近のオリンピックはプロとアマの境はなくなっておりプロも出場できるというのだ。アマの祭典ではなくなってしまっている。
 
 東京五輪の売りはなんだったか、石原都知事時代から8キロ圏内に収めるコンパクト五輪が売りだったはずである。それにすっぽり収まるのが若洲ゴルフリンクスなのである。しかも東京都が運営し庶民の誰もが利用できるパブリックコースなのである。霞ヶ関なんて一生のうちプレーすることもできない超一流コースなのだ。しかも遠い。会場まで選手、報道機関、観客を運ぶ手段はどうするというのだ。一方若洲であれば新木場からバスで数分でいける。交通手段も電車をベースに羽田空港からだって20分圏内になる。お隣浦安には高級ホテル群が林立している。選手も観客も便利この上ない。これをなぜ川越くんだりまでもっていかなければならないのか。疑問は尽きない。

 IOCの基準に適合しないのであれば改造すればいい。霞ヶ関も現状2グリーンであるが1グリーンに改造しなければならないという。同じ金をつぎ込むのであれば若洲の改造に当てるべきではないのか。

 IJAもJGAも良識人の集まりであろう。それならば良識ある結論を出して欲しい。

 今日はこの記事を読んでこんな理不尽なことはありえないはずだ。と眠れない夜を過ごしてしまった。納得できない。若洲ゴルフリンクスで開催できるよう運動すべし、これが合理的回答だろう。
 


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