晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

ダウンサイジング社会。

2007-10-09 11:44:04 | 政治、経済

 ‘03年群馬県片品村に建設中の戸倉ダムの計画中止が決まった。総貯水量9,200万トン高さ国内第三位の158メートルの巨大な水がめになるはずだった。‘08年の完成を目指して、すでに280億円が投じられていたが、埼玉県人口の下方修正が主な理由であるという。

 もう一つは、石川県珠洲市に計画されていた珠洲原発計画中止の記載である。いずれも人口問題と深く関係しているようだ。要は需要と供給の見直しをした結果なのだ。道路にしろ、宅地にしろ、鉄道にしろ建設計画段階では、どうしても少し過大な数字を使ってしまう。卑近の例では常磐新線、また各地のニュータウンにしても右肩上がりの人口増を期待していた。しかし、ここに来て少子高齢化時代の到来がはっきりしてきた。当然、傷の浅いうちに計画の見直しをするのは当たり前ではないか。

 戦後体制の中で、唯一残された官僚機構、この恐るべき集団が日本国を運営してきた。縦割り組織であるために自分の所属する組織の繁栄と拡大だけをにらんで突き進んできた結果が、今の借金漬け財政を生んでしまったのではないか

 今、日本の借金はいくらあると思いますか?‘05年のデーターであるが国の借金888兆円、地方の借金205兆円合わせて1,000兆円を越えているのだ。さらには毎年30~40兆円を平気で積み増ししている財務官僚と政治家特に自民党議員がいる。国内総生産(GDP)の二倍を越す借金地獄にあることをご存知でしょうか。すでに限界を超えている。借金=国債この評価も極めて低い。これを主に買っているのは、国民であり、郵貯であり、銀行であり、さらには日銀さえも買わざるを得ない状況になってきてしまった。

 子孫に美田を残さずは良しとして、借金は残さないようにしたい。終戦当時の超インフレと平価切下げ、金融封鎖、われわれ世代の親たちは、子供の教育のため老後のためとためていた預貯金が一夜にして紙くずになってしまった経験がある。

 今では騒がれなくなったデノミ論、国の借金を処理するためにどんなことが起き得るか、しっかり見張りをしていきたい。国民が営営として蓄えた預貯金1,400兆円、これを狙っているような気がする。そんなことがあってはならない。

 すでに自民党政治の役割りは、終わったなぜか?ここ30数年の政治で国が良くなりましたか。悪くなるばかりではありませんか。年金然り、健康保険然り、国保の財政が悪くなったといって介護保険制度を導入、小手先ばかりの改悪ばかりしかできないではないか。

 
これからはものすごい勢いで少子高齢化が進むといわれている。そんな中で国会議員(地方も含め)の定数見直しも国家公務員(地方も含め)の定員削減も公的機関の見直しもすぐ手をつけなければならないことばかりである。政治家を一種の職業と思ってようなチルドレンがいる。数合わせのために登院するような政治家は要らない。もっと高い志を持つ人たちが政治をやってほしい。日本は今危機に面している実体を認識してもらいたい。
 



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