晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

四川大地震に思う。

2008-05-19 10:15:11 | 政治、経済

 中国政府の初期対応は、これでよかったのだろうか。温家宝首相は、報道関係者に感激的場面を撮るように指示していた。何たることか。この大惨事のさなかでさえ、共産党支配の正当性宣伝を重視しているとは情けない次第である。

 道路は寸断され、救援物資は届かず、救助作業は遅々として進まず、次は衛生問題から伝染病その他庶民の健康を襲い続けることになるだろう。

 地震でできた自然のダムが決壊の恐れありという。大雨でも降れば、更なる被害が起きる可能性だってあるのだ。なんとか復旧工事を急がねばならない。国連援助隊でも救援を申し出でている国の支援も受け入れるべきか?

 中国の電力を支えているのは、水力発電である。そのダムさえも危険な状態と聞く。天災の後から人災が続く。

 聞けば、四川省は日本と同じくらいの面積と人口であるそうだ。如何に大規模な地震だったか想像できる。被害にあわれたすべての方々へお見舞いとお悔やみを申し上げたい。

 すでに中国は、世界第二位の経済大国である。沿海部の発展は目を見張るものがある。軍事力も然り。軍事費は世界一かもしれない。原子力空母を造り、原子力潜水艦を増強し次は何を考えているのだろうか?

 それよりも何よりも、農村部の収益力向上と格差の是正に力点を置き、社会資本の充実を図るべきではないだろうか。北京オリンピックを契機に180度の転換を望みたいものである。

 



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