2016シーズン・谷繁ドラゴンズの戦い方 その2

2016年01月10日 | ドラネタ
2015年12月13日 放送分
《 CBCラジオ 若狭敬一のスポ音》
NO TALLK NO LIFEから

谷繁監督インタビュー(全6回予定。今回は第2回)

若狭アナウンサー、はじめに。

「第2回の話題は、来季の先発ローテーションについて&平田良介選手について。」

インタビュー開始

若狭「先発投手について。大野投手の開幕投手宣言もありましたけど」
谷繁「まあ宣言というよりもね(笑)可能性は一番高いと思います。
ただ、何があるかわかりませんし、後4ヶ月もあるわけですし、
もしかしたらその間にケガもあるかもしれないし。」
若狭「大野投手が谷繁監督が見ていく中で成長した部分ってどこですか?」
谷繁「んー。まず、3年間ケガをしないでローテーションを守って投げ続けた。
その中で自分が失敗したことを次に活かすようになったことですね。」
若狭「彼は当初、まずコントロールに難ありだとか、
一回り目は抑えられても二回り目にやられるとかいろいろあったんですけれども結構克服してきてるよなーって実感がありますね。」
谷繁「そうですね。はい。」
若狭「したがって、開幕投手としては彼が一番可能性が高いと。」
谷繁「はい。」
若狭「若松投手はなぜこんなに飛躍したんですか。」
谷繁「あのー。彼のチェンジアップ、ってものがなかなか若松のようなチェンジアップを投げるピッチャーがいないんですよね。」
若狭「今まで受けてきた、あるいは対戦してきた中で若松投手のチェンジアップのような変化をするもしくは近い変化をするピッチャーっていましたか?」
谷繁「あんまりいないですねぇ。ああ言うチェンジアップは初めてに近いぐらい。」
若狭「落差はある?」
谷繁「ある時とない時があるんですよ。それを若松は投げ分けてると思うんですよね。
(若狭:へぇ!)多分ですよ(笑)」
若狭「若松投手に取材をした時に、プロのバッターってこうやって抑えるんだなーって実感したのは仙台で監督とバッテリーを組んだロングリリーフのあの試合だと話してたんですよ。
まっすぐは大事にしつつ、こうやってバッターを抑えていくんだなーと実感したと。
まだ彼は1勝か2勝しかしてなかったんですけど、あの時若松投手をどうやってリードしていったんですか?仙台の楽天戦です。」
谷繁「受ける前というか、若松が投げてて僕が感じてたことは、困るとチェンジアップという物があったんです。どこかで楽をするという。
じゃあピッチング練習で100球投げるなかで、チェンジアップを100球練習するわけじゃないんですよ。
やっぱり真っすぐ、ストレートの精度を上げるために練習してその真っすぐがあるから、変化球が生きる。ということを考えたほうがもっと楽に抑えられるのになって。って思いが見ててあったんです。」
若狭「チェンジアップを投げるのが楽に見えるけれど、逆で困ったらチェンジアップはもっと困るようになる。」
谷繁「そうなると、行き場がなくなるんですよね。
例えば若松は1番チェンジアップが得意だと。
そればっかりだとそれを打たれた時に今度逃げ場がないんです。
それだったら、その得意なやつをいつ使うんだ?いつ使うんだ?って。相手に思わせとけば使う場所が増えていくと。それが相手との駆け引きというかね。
それをやれば、もう少し楽に抑えれるでしょ?って。」
若狭「そう言ういわば谷繁レッスンがあって(笑)
それを彼はなるほどこう言うことなんだと思って、次からの登板に活かしたというのも素晴らしいですよね。」
若狭「来年、こう言う若いピッチャーがポッと出てきて、
ポッと出てくるというのは失礼なんですけど2桁勝つ、年俸上がるというサクセスストーリーを期待しているんですが、秋のキャンプを見て、第2の若松のような素材ありますか?」
谷繁「第2の若松って、若松より下の世代あんまりいないですからね(笑)
若松うちのピッチャー陣の中でかなり下の方なので。
若松より下の世代であれば鈴木翔太であったり・・・ぐらいか?」
若狭「当然伊藤準規は年上ですし小熊もそうですね。」
谷繁「伊藤準規にしても小熊にしても結果を出さないといけない
立場になってきましたから。いつまでも期待期待じゃダメなんで。」
若狭「例えば伊藤準規。もう一つこう言うところだぞ、というのは監督から見てどうですか?」
谷繁「彼は結構頑固なんですよね。頑固なのかやろうとしないのか何かこう。
難しいところがあって。そこをね、こちらがもっとこう上手に仕向ければ力は持ってるんですよね。」
若狭「小熊は?」
谷繁「小熊はですか(笑)小熊は。いいキャラクターですよね。
年々力をつけてきていると思います。」
若狭「今年も小熊が投げて、リリーフと噛み合えば勝ち星ポンポンポンと、違ったシーズンかもしれないですもんね。」
谷繁「そうですね。」
若狭「野手について伺います。平田をキャプテンにしました。この真意はなんですか?」
谷繁「あのー。野手、選手を引っ張ってって貰いたい。
後は平田のレベルというか1段階2段階上げてもらいたいという思いから。」
若狭「1段階2段階どんなことを期待されてるんですか?」
谷繁「この今の成績で満足してもらいたくない。本人もそう思ってるはずなんですよね。
そこを何かのきっかけでポーンと破るのにはキャプテンという責任を負わせて、っていう思いも。」
若狭「監督がサンドラにしてもこのスポ音の収録にしても思うのは、どう仕向けるのか?というのがキーワードのような気がしてきてますが、もってるポテンシャルは高い。プロ野球選手ですし1軍の実績もある選手ですから。
ただ、もう一皮二皮剥けるためには気持ち、メンタルがついてこないとダメだと。
そこを叱ったほうがいいのか褒めたほうがいいのかキャプテンという仕事を与えたほうがいいのか
それを今采配されてるということですか?」
谷繁「そうですね。(キャプテン就任が)いい方に出てくれればね。いいんですけど」
若狭「アマチュア時代もキャプテン経験ないそうなんですが。」
谷繁「じゃぁ。ダメですね(ガハハ笑い)まあいいんじゃないですか。
そう言うことを考えながらこのオフ過ごしてくれれば」
若狭「プレミア12での活躍も含めて、国際大会でジャパンのユニを着て経験というのも大きのは?」
谷繁「大きいと思います。」

インタビューはここまで。

若狭アナウンサー、本日の総評。

「この収録があった後平田選手に会った時にキャプテンについて聞いたんですが、ヒット一本でベンチが盛り上がるような、プレミア12で体験したベンチの雰囲気。
やっぱりプレミア12のメンバー、いろんなチームから来たメンバー、ヒット一本でうわーっ!と盛り上がるようなチームだったみたいですね。
そう言う意味でノリの良いチームにしていきたい、というお話でした。
それと同時にキャプテンの経験ないんだよね?と聞くと、実は小学校の時にキャプテンらしき経験はちょっとあるようです。
大阪桐蔭高校、あるいは中学の時は経験ないそうなんですが。
キャプテン制度自体がドラゴンズにとっては久しぶりですから
新しいキャプテンとしてチームを引っ張ってもらいたいですね。」

以上が放送内容でした。
そこで、私が勝手に先発スタッフ予想してみました。
先発ローテは、大野・若松この2人は確定です。この2人で最低でも25勝。
続くのが吉見ですが、流動的。復活があれば最低でも10勝は見込めるが!?
山井・バルデスはシーズン通して怪我さえなければ出場選手登録メンバーであるのは間違いないが、チーム事情によりどこのポジションに入るのかは不透明。
先発ローテのバックアップ要因は、雄太・鈴木・岩田・西川・濱田達・八木・小熊・伊藤準。
小笠原・ハイメ・大場・ジョーダンは新加入投手なので起用法は不明。
後はネイラ-だが、私的には抑えの要素を一番持ってる投手じゃないかと思います。
チーム事情により抑えに期待したいが。

次回はいよいよ、あの気になってる選手の登場です。