あしたはどこへ・・・

後期高齢者だが 元気に豊かな気持ちで歩き続けたい・・

「エゾ鹿」が増えて困っています。

2021-12-11 18:21:45 | 日記
 10年ほど前から減少傾向だった「えぞ鹿」がこの2,3年で増えている。
北海道全体で70万頭‥と推計されていて えぞ鹿による農林業被害額は40億円を
超えている。更に列車や自動車との衝突事故も多発している。

 エゾ鹿は繁殖力が強く 道内でも比較的雪の少ない十勝・釧路・オホーツク
など道東に生息域が中心だったが 近年、温暖化による少雪で空知・上川・留萌
・稚内などに生息域を広げている。 被害は牧草・デントコーン・ビート・水稲
・豆類など農作物全般に広がっている。エゾ鹿は上あごに切歯が無く 下あごの
切歯で樹皮を食い尽くして エゾ松・トドマツのほか広葉樹を枯らしてしまう。
 また貴重な高山植物も食い尽くし広範囲に被害を拡大して自然生態系に大きな
影響を及ぼしている。

 生態系の維持のためには「えぞ鹿」を毎年12万頭ほど駆除しなければ増える
一方で 罠での捕獲・ハンターによる射殺だが ハンターの高齢化で思うように
駆除できないのが実態のようだ。
 私の友人農家では麦・大豆畑に電柵線を張り巡らせ被害を食い止めているが
莫大の費用に苦しんでいる。 北海道庁も頭を悩ませているようだ。
 
      
      
コメント (2)
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