うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ニオイスミレ(スイートバイオレット)

2021-04-03 | スミレ

早起きのニオイスミレが1つだけ咲いていました。よく見るニオイスミレの花色は青紫系統の色合いですが、品種によっては赤紫だったり白っぽかったりするそうです。側弁の毛が密に生えている様子はアメリカスミレサイシンに似ていますが、アメリカスミレサイシンの毛はニオイスミレよりももじゃもじゃしています。葉の丸い形は、大きさは違いますが早春に咲くアオイスミレに近いものがあります。

(撮影日 2021/3/29)


アオイスミレいろいろ

2021-03-20 | スミレ

日当たりの良い斜面や熱を溜め込む擁壁ブロックの近くでは、スミレ類の中でも早咲きになるアオイスミレが咲き始めていました。ウサギ耳のように立ち上がり気味になる上弁と、前ならえのように前方へ突き出し気味になる側弁が特徴的です。花径の大きさは約1㎝くらいで、タチツボスミレよりも1周りか2周りくらい小さくなります。

(撮影日 2021/3/19)


タチツボスミレ

2020-12-29 | スミレ

12月に咲いていたタチツボスミレで今年の「覚書き」を閉めたいと思います。花は少し傷んでいますが、雪の時季に咲いていた貴重な野の花としてトリを飾ってもらいました。

今年も変わり映えしない拙記事を見て頂きありがとうございました。願わくば、要チュウ意の年からモウ大丈夫の年となれば良いですね。年末年始と寒波が来ますが、皆様も体調に気を付けて良いお年をお迎えください^^

(撮影日 2020/12/29)


オオタチツボスミレ

2020-12-14 | スミレ

花が少し傷んではいますが、オオタチツボスミレが咲いていました。この場所はオオタチツボスミレの返り咲きが見られる確率が高いように感じます。以前に投稿したタチツボスミレの返り咲きと合わせると、タイミングが合えば秋でも2種のスミレ類が毎年見られそうです。

(撮影日 2020/12/10)


スミレ2種(スミレ、タチツボスミレ)

2020-11-07 | スミレ

👇秋でもたまに花が咲いているのを見かけることがあるスミレ(マンジュリカ)です。返り咲きの場所は「ここ」とは決まっていないので、出会うのは偶然になりますが、秋に見るスミレもまた趣があります。

👇上で記述したスミレとは違い、このタチツボスミレは毎年決まった場所で返り咲いているようです。それは個体によるものなのか環境によるものなのかは分かりませんが、秋に見られる野のスミレ類として、ありがたかく拝見させてもらっています。

(撮影日 2020/10/26)


サクラスミレ

2020-06-07 | スミレ

スミレよりも花茎が1周りくらい大きいサクラスミレです。「サクラ」という種名は、桜の花のように花弁の先端が切れ込む個体があるから付けられたそうです。他の花弁と比較して、下に付いている唇弁の先端が切れ込みやすいように感じます。

(撮影日 2020/5/31)


コスミレ

2020-05-10 | スミレ

花色が青紫色ではなく白寄りのコスミレです。完全な白変種ではなく、わずかに紫がかるものを「シロバナツクシコスミレ」と呼ぶそうですが、写真のコスミレはシロバナツクシコスミレと呼ぶには白さが足りないようです。なので、普通のコスミレになると思います。

(撮影日 2020/5/2)


アメリカスミレサイシンいろいろ

2020-05-09 | スミレ

👇ビオラ・ソロリア・パピリオナケア。桜の花びらと一緒に。

👇ビオラ・ソロリア・レッドジャイアント

👇ビオラ・ソロリア・プリセアナ(プリケアナ)

アメリカスミレサイシンは他にも、そばかす模様の「ビオラ・ソロリア・フレックルス」や純白の「ビオラ・ソロリア・スノープリンセス」などがあります。


ヒカゲスミレ

2020-05-04 | スミレ

乳白色の花色で側弁や唇弁に紫の脈が走るヒカゲスミレです。中央の黄色い部分がちょっとしたアクセントとなっています。葉脈上の色は葉の表面の色よりも薄くなり、黄緑色になるようです。

(撮影日 2020/4/26)


エイザンスミレ

2020-05-03 | スミレ

葉が3全裂して縁が細かく裂けるエイザンスミレです。葉の形には個体差があり、裂け方が浅い幅広のものやヒゴスミレみたいに深く裂けるものまで色々あるようです。葉が細かく裂けずに単葉になるものはヒトツバエゾスミレと呼ばれます。

(撮影日 2020/4/25)


ヒナスミレ

2020-05-03 | スミレ

マキノスミレとして投稿しましたが、ヒナスミレでした。マキノスミレはシハイスミレとよく似ていてどちらの種か悩ましい個体もあるようで、ヒナスミレとも似ています。地域的にまだシハイスミレとは出会ったことはありませんが、機会があれば3種をじっくりと見比べてみたいです。

(撮影日 2020/4/25)


アカネスミレ

2020-05-03 | スミレ

植物全体が微毛に覆われているスミレです。即弁にある毛は細かい毛が密生しています。咲き始めは普通のスミレ類のように花弁がすぼまった感じで咲きますが、時間が経つにつれて花弁が後ろ側へめくれ上がって行くようです。

(撮影日 2020/4/25)


ヒナスミレ

2020-04-29 | スミレ

薄いピンク色のヒナスミレです。先の尖った細長い葉が立ち上がり気味に展開していくので、葉の先端で地面を割りながら出て来ているようにも見えます。ここのヒナスミレは花弁の1枚1枚が丸く整っているので、比較的見栄えがするほうかもしれません。

(撮影日 2020/4/21)