うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

植物の面白形態(赤い葉痕、ヤナギの虫こぶ、ねじれた蔓)

2021-03-19 | 植物

👇ヤマウルシの葉痕が赤くなっていました。普通に見られる葉痕の色は、冬芽や枝に近い色合いをしていて赤くはありません。ヤマウルシの若い木の根元に倒木が寄りかかっていて、木が斜めに傾いていたのでストレスか何かでしょうか? 元々ハート型をしている葉痕ですが、赤くなっているとよりハートに見えますね。

👇ヤナギマルタマバエによって作られる「ヤナギエダマルズイフシ」です。枝の分かれ目に綺麗な球体を形作っていて、見ようによっては丸い虫こぶに3本の枝が刺さっているようにも見えます。ヤナギの種にはあまり詳しくありませんが、樹種はシロヤナギでしょうか?

👇太いものから細いものまで、クズのつるが絡み合ってねじねじしていました。木の枝から垂れ下がってきたつると、地面から生えてきたつるが上手い具合に絡み合って出来たものと思われます。これだけ見事にねじれていると造形的な物として興味を引くものがあります。