みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

野菜ソムリエの輪ー遠藤哲夫さん

2015-03-06 06:52:07 | 野菜ソムリエの輪

昨年やっとのことでジュニア野菜ソムリエの資格を頂きました遠藤哲夫と申します。

団塊世代で仙台に生まれバンカラに育ちましたが、薄暗い東北の町を好きになれず

上京して学生生活、船会社勤めで18年ほど仙台を離れました。

訳 あって36歳でUターンし青果物卸売市場に入りましたが

野菜果物の名前はちんぷんかんぷん。

勿論、それがいつ、どこで、どのようにできるのか、

誰が買うの か、どう料理するのかまったく見当もつかない日々でした。

沢山の方々に手取り足取り教えていただき、北海道から九州、時には国外にも通って

様々なことを経験しました。

七つの海、海外の人々を相手にしてきた船会社とはあらゆる面で温度差がありましたが、

自然、土、頑なに自分を主張する生産者、

或いは、意外に 我が儘な消費者との触れ合いは新しい自分を育ててくれたようです。

数年前に野菜ソムリエの方々とお会いして、作る難しさ、売る難しさだけではなく、

作る楽しさ、食べる楽しさ、教える楽しさにも目を向けねばと納得し、

いつの日か自分も資格をと考えていましたので、市場退任後、早速、挑戦した次第です。


さて、20〜30年のスパンで環境を替え脱皮を繰り返してきた自分が、

齢六十五の隠居爺となって次 の30年は如何にと熟慮するうちに、

江戸時分から昭和30年頃までは地域の子供達は地域のご隠居に怒られ躾けられ育てられた、

物は少なく、便利社会ではな かったが街には笑顔が溢れ、

カレーに肉がなくてもご馳走だったことを思い出し、

海外から国内に、そして、地域に戻ってきた我が身の居場所を固めるべく

ジュ ニア野菜ソムリエの資格をとり地域の食育活動の準備を進めています。

かたわらで地元のコミュニティFMラジオ(Fmたいはく)の手伝いを始め、地域との接触が増えてきましたが、

やがては、高齢化の嵐の中で、空き家が深刻化するなどあらためて実感。

建物、乗物、身の回り品、食べ物などはこの上 なく豊富で、超便利社会になりながら真の豊かさとは真逆に向かい、

傷害事件、テロ、憎悪の連鎖が日常化している世の中に、語り合う楽しさ、歌う楽しさ、作る楽しさ、

食べる楽しさ、屈託のない笑顔を届けることを私設の隠居塾の

カリキュラムとしてヤンチャな隠居爺は朝から晩まで放浪しています。

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