切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

「たけしのこれがホントのニッポン芸能史(3) 落語」を観て。

2015-10-10 23:59:59 | 新釈落語噺
たけしと鶴瓶が出て、落語を語るというから、かなり期待したんですが・・・。簡単な感想のみ。

悪い番組じゃなかったけど、林家ぺーにあまり時間を割かないで、落語に集中してほしかったです。

たけしが志ん生や談志の影響を受けているのは、わかる人にはすぐわかることですが、以前から好きだったと語っている三代目春風亭柳好について語って欲しかったですね~。東京の落語では、志ん生のことくらいしか語ってないですもの。また、志ん朝についても良い悪いはともかく何か言ってほしかったです。あと気になった方は、北野映画の端々に落語の音声が使われていることを再確認してほしいですね。番組で語られた『その男凶暴につき』の志ん生の「黄金餅」の言い立てだけじゃなくてね。

鶴瓶の方は、よく知られた松鶴のエピソードくらいで、もう一つわたしは物足りなかった。もっと語られざる部分を、この際だからたけしに突っ込んでほしかったですね。

それと、林家三平(もちろん先代)の手帳の映像はちょっと貴重でした。枝雀もそうだけど、狂気イコール即興ってものじゃないわけですよね。

で、三三の「茶の湯」が噺自体よかったのと、立川流創設時について談春とたけしが語ったくだりがなかなかよかったですね。

ということで、談志亡き後だからこそ、あえて、容赦なくこの二人には落語を語って欲しい!続編を期待します!ちょっと熱くなってますかね、わたし。

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