演劇評論家・戸板康ニが歌舞伎の筋書(注:プログラムのこと)に連載してたコラムが文庫になった。題して『歌舞伎 ちょっといい話』。毎月の上演演目にまつわる"ちょっといい話”を集めたもので、歌舞伎初心者にも芝居好きにも楽しめる内容だし、どこからでも読めるのでオススメです!
この本を眺めていると、昭和58年から平成5年2月までの毎月の演目が分かるんだけど、この間は團十郎襲名や三代目鴈治郎、九代目三津五郎 . . . 本文を読む
こういう話をたんなる韓流ブームのトピックスみたいに語るのも間違いだし、右翼みたいに「韓国の排外主義」みたいないい方をするのも的外れ。韓国の映画・映像産業の保護政策はフランスなどヨーロッパの文化保護政策を見習ったもので、邦画文化を一時は壊滅的な状況に追いやった日本人に論評する資格などない!
日本はハリウッド映画にとって、アメリカ本国に続く世界第二位の市場で、日本の映画興行はハリウッドのためにあるん . . . 本文を読む
心配したとおりの結果になってしまった。今月の文楽公演「曽根崎心中」を、人間国宝の人形遣い吉田玉男さんが休演するそうだ。ここのところ、休演が続く玉男さん。野澤喜左衛門さんもここのところ調子がよくないようだし、文楽も大変な時代を迎えつつあるってことか…。でも「曽根崎心中」、観に行きますよ、わたしは!チケット、オークションには絶対出しません!
・国立劇場 休演のお知らせ
一応解説しておくと、近松門左 . . . 本文を読む
東横インの不正改造問題で、西田社長がそれまでの強気姿勢を一転、涙の記者会見を行ったんだけど、こんな嘘泣き、わたしは信じません。だいたい、この問題って障害者福祉の話だと思っている人も多いんだろうけど、実態はぜんぜん違う。国の優遇措置を狙った大胆な詐欺事件で、いってみれば税金泥棒といっていい犯罪。全ての納税者が糾弾しなければいけない問題ですよ!
泣きながら「本当に体たらく」=「利便性追求し過ぎた」- . . . 本文を読む
一月中に完成できず、はやくも年初の目標倒れか…。とりあえず、夜の部の感想です。
①藤十郎の恋
菊池寛の原作は典型的に野暮な近代小説だし、作者自身の創作も随分入っているので注意が必要なんだけど、「坂田藤十郎ってどんな人」っていう初歩的な疑問に答えるという意味では読む価値ありってところか…。しかし芝居の方はどうかな?
端折って言えば、和事を得意とする役者・初代坂田藤十郎が人妻と不倫する男の役の役 . . . 本文を読む
日経を購読しているくせに、日頃悪口ばかり書いているので、たまにはましな話題を。日経夕刊の文化欄「こころの玉手箱」という連載に、今週は坂東玉三郎が取り上げられている。今週は、夕刊、真面目に読もうかな!
月曜から金曜までの5回の連載なんだけど、今日は、玉三郎が若い頃にロシアのバレエ『白鳥の湖』を見て感動、「世界水準の舞踊」を目指して開脚練習を始めたという話が載っていた。
「もし彼らみたいに開脚でき . . . 本文を読む
最近色気のない話題ばかりで恐縮なんですが、これは徹底批判が必要なんであえて書き込み。小泉首相&猪口少子化相が「待ち組」という造語を使い始めた。
>勝ち負けの“二元論”にくさびを打ち込み、改革の影の部分が論点になりそうな風向きを変えたいという思惑もあるようだ。
>「待ち組」は、フリーターやニートなど「挑戦しないで様子をうかがう人」を意味する造語。猪口氏は1月31日の記者会見で、「『負け組』は立派 . . . 本文を読む
いつものように、本屋さんをブラブラしているときに買った一冊。この本は文庫版のマンガなんだけど、マンガの文庫コーナーって侮れませんよね。その日は二冊買ったんだけど、一冊はこの本で、もう一冊は諸星大二郎の短編集っていうわたしはなんだか分裂気味か…。そんなことより、よしながふみのこの作品は、熟成されたワインのような洒落た大傑作!よしながふみって同時代を生きる数少ない天才かもしれないな!
話は、執事と若 . . . 本文を読む
CSアサヒニュースターの番組『TV ウワサの眞相』。昨夜は「暴力団」がテーマということだったんだけど、もうひとつ食い足らず…。でも、ライブドア関連の情報も若干ありましたね。
朝日ニュースター公式HP
▼TV ウワサの眞相
■2/4(土)夜10:05~11:55、深夜3:05~4:55、5(日)午後6:05~夜7:55、6(月)午後2:10~4:00、16(木)午後2:10~4:00
「日本の . . . 本文を読む
変節しようがしまいがあまりたいしたことではないし、態度が立派なら説得力もあるんだけど、この三人の言い草ってどうなんですかねぇ~。
ライブドア事件、田原氏「残念」
「コンプライアンスが欠落」村上氏がライブドア批判 (読売新聞) - goo ニュース
細木数子氏、ホリエモン占い当たった強調 (日刊スポーツ) - goo ニュース
田原の発言「日本の旧体制を変えるために妥協をしない“異端者”として、 . . . 本文を読む
以下のような記事をみつけて、ヘェ~って感じになった。
【2月3日 10:58 テクノバーン】サイバーファーム <2377> が一時、前日比30000円安(7.59%)の365000円まで下落する展開となったが、前引け前にかけて前日比で上昇。
耐震偽造問題で有名となった「きっこのブログ」の2日付けの記事でライブドア事件に関連して今後、同社の社名がマスコミに登場することになるといった記 . . . 本文を読む
またろくでもない話だな…。村上ファンドが筆頭株主になっている松坂屋に対して全従業員の解雇や店舗閉鎖を含む経営戦略の見直しを非公式に打診していたことが2日、分かった。株主が経営者に対して経営責任を問うのならともかく、「全従業員の解雇を提案」って、なんか筋が違うだろってところでしょ。阪神ファンは注意しなきゃいけませんよ、このニュース!
全従業員解雇や閉店を打診 村上ファンド、松坂屋に (共同通信) . . . 本文を読む
たまたま立ち読みしていて衝動買いしてしまった、今月の雑誌「H」。「恋するように、旅したい」という特集が組まれていて、表紙は椎名林檎嬢なんだけど、「嗚呼、なんだか旅がしたい」って気分になってきた!
特集記事に使われている林檎嬢の写真は藤原江理奈さんという方が撮ってるんだけど、なかなか脱力した、いい表情の写真ばかりでこれだけで買いですね。林檎嬢の写真といえば、今までアラーキーが撮ったものなんかもあっ . . . 本文を読む
去年ジャニーズネタには懲りてるのに、また書いてしまうんですが…。このブログでは、未成年タレントの「不祥事」は全部実名を出すポリシーなんで、出しときますよ、草野くん!(といってもバレバレなんだけど。)で、なんでわたしが未成年タレントに厳しいかというと、プロフェッショナルとして失格だと思うからなんだな~。
要するに、ただの高校生なら許されるのにタレントだと許されない理由は、彼らの安くないギャラを払っ . . . 本文を読む