これは今年読んだ本のなかでも出色の一冊で、とにかく、読んでいて"痛い"本。障害者の犯罪を取材する中で、日本の福祉の貧困が浮き彫りになる。先日、CS朝日の宮崎哲弥の番組で筆者がゲストで登場、あまりに衝撃的な内容だったので、翌日、本屋さんで手に取ったのだけど、まったく必読の書です。ところで、メディアの犯罪報道では、加害者が障害者だと分かると報道を自粛してしまうってご存知でしたか?
オウム事件や幼児殺 . . . 本文を読む
いじめを苦に中学生が自殺した事件で、いじめの発端となった発言をしていたとされる教師が叩かれているんだけど、どうも釈然としない。確かにこの教師も問題だし、指弾はされるべきなんだろうけど、男の子を自殺に追い込むほどのいじめをやってたのって、生徒の方なんですよね?マスコミも主犯を批判しなきゃあ、しょうがなんじゃないかな?結局、ろくでなし生徒はのうのうと生き残って、ろくでもないオトナになるわけなんだからさ . . . 本文を読む
先日、日経新聞に小さな記事が出てたんだけど、坂田藤十郎のドキュメンタリー映画が公開されるそうだ。タイトルは「平成の坂田藤十郎」。16mmで1時間48分。桂米朝の語りとのこと。16mmってあたりが、古典的なドキュメンタリー映画ってノリだけど、どんな感じなんでしょうかね?
・公式HP
割と小さな製作会社が作ったようなんだけど、岩波映画の片岡仁左衛門みたいな歴史的な一作になるといいですね。
ただ、 . . . 本文を読む
以前の記事なんだけど、キューブリック監督が遺作になった「アイズ・ワイド・シャット」について、駄作だと語っていたことが分かった。う~ん、わたしも公開当時、新宿の某映画館で観て、そう思ったなあ~。まあ、今見直したら印象変わるかもしれないけれど・・・。
・「アイズ・ワイド・シャット」は駄作!キューブリックが告白!?
要するに、トム・クルーズ&ニコール・キッドマン夫婦に振り回されたというようなことを言 . . . 本文を読む
以前も書いたんだけど、プロ野球の優勝チームの経済効果がどうだって話は、経済学が如何に役に立たないかっていうことの好例なんだと思いますね。昔、「巨人が優勝したほうが日本経済にとってはいい」というような説を唱えた某学者がテレビで答えたところによると、「全国の巨人ファン○○万人が、優勝に喜んで居酒屋でビールを何杯飲むと○○億円の経済効果・・・」というような、バカバカしい根拠を次々と上げ、したがって前述の . . . 本文を読む
歌舞伎界で実力派の若手といえば、市川海老蔵と尾上菊之助であることは誰も異論のないところなんだろうけれど、この二人の舞台での輝きが、果たしてテレビや映画でも変わらないのかどうかは、どうも疑問に思えてしまうわたしなんですよね・・・。と、まあネガティブな言い方から始めつつ・・・。ちょっと、情報が遅いんだけど、『リング』で知られる中田秀夫監督の最新作『怪談』では、われらの尾上菊之助が主演、世界配給されるん . . . 本文を読む
いまちょっとネットで話題になっている「個人ブログで『悪口』 それはもう危険なのだ」という記事を読んで思ったのは、なんとも大げさなタイトルだって話。取り上げられている話もレベル低いし、要は確信犯的にモノを言ってるかどうかが試されているだけ。だから、わたしは言いたいことを言いますよ、なんの衒(てら)いもなくね!
記事で話題になっているのは、顧客の悪口をネット(MIXI)で書いたことから、ブログが炎上 . . . 本文を読む
一理あるとは思いつつ、でも、世界のどこへ行っても、「今のあらゆる国の旅行者は写真を撮るために旅行している」って感じがするんですけどね。第一、パリのルーブルだって、モナリザの前でカメラを廻す人が続出、今では撮影禁止になったんじゃなかったっけ?
「写真だけ撮って帰る群れ」 仏紙に邦人旅行批判 観光関係者に怒りととまどい(西日本新聞) - goo ニュース
たぶんカメラの軽量化やデジカメ化が拍車をか . . . 本文を読む
以前もちょっと書いたことがあるけど、わたしって親の代からドラゴンズファンなんですよね。で、東京のドラゴンズファンとしては、胴上げの見れる絶好のチャンスだったんだけど(しかも、東京ドーム周辺にいたことはいた。)、家のテレビで優勝の瞬間を味わいました。選手の皆さん、優勝おめでとう!しかし、落合監督があんなに涙もろいとはねぇ~。
中日が2年ぶり7度目優勝 プロ野球、阪神の連覇阻む(共同通信) - go . . . 本文を読む
こういう、わたしのブログのノリと違う本について感想を書くのもどうかと思いつつ、たまたま読んで衝撃を受けちゃったのでしょうがない!書いときますか!最近よくテレビに出てくる元刑事・北芝健。彼が以前に書いた本らしいのだけど、たまたま関西空港の本屋さんに平積みになっていたのを見つけ、ついつい手にとってしまいました。近くには、以前取り上げた「細木数子被害者の会」が出してる本もあったりして、さすが大阪、置いて . . . 本文を読む
完全に油断していたんだけど、今月の国立劇場の歌舞伎「元禄忠臣蔵」(吉右衛門)のチケットがほとんど完売らしい。文楽ではチケット完売も珍しくはない国立劇場だけど、歌舞伎をやってる国立大劇場が完売なんて記憶にないですね。平日だったら普通は席が空いてるものなんだけど、平日も一杯とは・・・。何が起こったんですか?いったい?!
こういっちゃあ失礼だけど、11月、12月はここまで凄いことにはならないだろうけど . . . 本文を読む
西原理恵子ことサイバラの新刊は、女を語る、恋を語る大傑作。毎回、サイバラの本を褒めちぎっている当ブログですが、今回も言いますよ!大傑作!!
本の帯がこのマンガのすべてを物語っている。
「どんな恋でもないよりましやん-。村にひとつのパーマ屋さんは、女のザンゲ室。そこで女たちが恋にまつわる小さな嘘を日々告白している。男に裏切られても、泣いて笑ってたくましく。」
例によって、港町の下流社会を舞台に . . . 本文を読む
たまたま昨日本屋さんに寄ったら、もう入荷していたんで買ってしまいました、あのきっこさんの本!おそらく、この秋もっとも話題の本なんだろうけど、さて?感想です。
・「きっこ」って誰?業界震撼させる人気ブログ書籍化(スポーツ報知の記事)
日頃、きっこさんのブログと日記を必ずチェックしている<きっこフォロワー>のわたしなので、日記からの転載がほとんどのこの本は、わたしには目新しいものではなかった。ただ . . . 本文を読む
たまたまテレビを点けたら、NHKのトップランナーという番組に片岡愛之助が出てましたね。大阪で今月やってる花形歌舞伎を宣伝してたけど、どんな感じなんですかね?
・NHK「トップランナー」公式HP
番組では観客からの質問に答えていたけれども、「好きな音楽(B’Z)」について執拗に聞いている女性が登場して、何だか呆れましたね。そんなこと聞いてどうするのって感じ。こういうファン心理だけはよくわからない . . . 本文を読む