仏郊外で首切断の教員遺体、授業で風刺画テロで捜査
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASNBK10SLNBJUHBI02Q
バルカン半島の本を読み終え、中東情勢を解説した本を読んでいるところです。
本来イスラム教は寛容な宗教で、
自分の思想で人を殺すのはイスラム原理主義者であって、
一般のイスラム教徒は温和であると思っています。
でも、こういう事件が起こると、
やっぱりイスラム教は好きになれないなあと思います。
キリスト教徒も世界中で戦争という名のもとに
大勢の一般人を殺していますが、
キリスト教を侮辱したという理由で突然殺されるおそれはないように思えます。
（これまでそういう事件を耳にしたことがないので）
この事件のフランスの教師は、
表現の自由の授業の意図以外に
もしかすると偏った考えで生徒に風刺画を見せたかもしれませんが、
だからと言って殺される理由にはなりません。
以前、日本で「悪魔の詩」という本を訳した大学教授が殺された事件がありました。
結局犯人は捕まっていないそうです。
この事件はイランの最高指導者がこの本をイスラム教への冒涜と捉えて、
著者や訳者に「イスラム法に基づいて死刑宣告」を出したことが原因のようです。
犯人の目星は付いていたようですが、
国際問題になると面倒なので逮捕せずに出国を止めなかった的なことが
どこかに書かれていました。（真偽は分かりません）
日本は法治国家です。
イランの最高指導者がイスラム教徒ではない人（イスラム法が適用されない人）を殺せと言い、
暗殺者なのか、それに従ったイスラム教徒が日本にいたのか分かりませんが、
それで大学教授を殺したのであれば、正直イスラム教に対してドン引きします。
イスラム教の最高指導者がイスラム法を万人に適用できると思っているのなら、
イスラム原理主義者となにが違うのでしょうか？
他人が信じている宗教を馬鹿にしたり、
否定したりはしないように気を付けますが、
知識なく接してうっかり地雷を踏んだら殺される可能性がある宗教なんて
恐ろしすぎます。
日本にもイスラム教徒の人たちが住んでいますので、
普通に生活している人が
うっかりイスラム教を冒涜するような発言をしてしまうと、
今の時代、すぐにＳＮＳで広まる可能性があります。
どっかの最高指導者が「それはけしからん。死刑だ」と言えば、
暗殺者がやってくるかもしれません。
ということで、なにが地雷なのか知っておいた方がよいと思い、
昨日「イスラム2.0」という本を買ってきました。
むやみに恐れると差別につながるので、
旅先などで地雷を踏まない程度に知っておきたいと思います。
