麻原彰晃の三女は謝罪すべきなのか？

早いもので地下鉄サリン事件から20年が経つんですね。

先週の金曜だったか、

麻原彰晃の三女が本を出したそうで、

日テレのニュースＺＥＲＯが単独インタビューをしていました。

彼女ももう30歳になるんですね。


よく顔を出す勇気があるなあと少々感心してしまいました。


まあ、本の宣伝のためですから、

顔を出さないわけにはいかなかったのでしょう。


ところで、番組の最後に司会の村尾信尚氏が

「三女から謝罪の言葉が聞けなかった」と言ったことに違和感を感じました。


彼女は謝罪をすべき立場の人なのでしょうか？


彼女は麻原彰晃の娘というだけで、

オウム真理教に入会した信者ではありません。


生まれ育った場所が宗教団体の内部だったというだけです。


父親は大変な犯罪を犯しましたが、

彼女は当時小学生ぐらいの年齢ですから

その犯罪に加担していたわけではありません。

麻原彰晃が逮捕された後、

教団のトップに祭り上げられた経緯があったと思いますが、

現在は普通の人のようですし、

これまでに彼女が犯罪を犯した事実はありません。


村尾氏は彼女からどのような謝罪の言葉を聞きたかったのでしょうか？


「父親が犯罪を犯してごめんなさい。」

と言ってほしかったのでしょうか？


親が犯罪を犯したら、

子供が謝らなければいけないという決まりがあったでしょうか？


vorinは、村尾氏のこの言葉に

マスゴミの本質を見たような気がします。


マスゴミが定義した「常識」や「普通」が前提にあり、

取材を受けた人がそれに沿った対応をすれば批判はしませんが、

それに反した対応をすると容赦ない批判と

ありもしないことをでっち上げられ、つるし上げられるということです。


これで公平な報道ができるのでしょうか？


局アナでない一司会者ですら、

自分の主観で一般人に謝罪を求めるのですから、

公平な客観的な報道ができるわけがありません。


ちなみに親がなにか犯罪を犯してvorinが取材を受けたとしても、

テレビの前で謝る気にはならないと思います。

vorinが自分の親を育てたわけではないので。