絢爛たるグランドセーヌ 19巻

漫画、Cuvie

バレエ漫画。
奏ちゃん、ロイヤルバレエスクールで
1年間の留学を満喫中。
くるみ割り人形のネズミ役も評判が良く、
創作ダンスの方も無事に賞を獲得。
順風満帆。
校長が何気なく言った
卒業まで頑張っての言葉に
留学延長して卒業までいたいという気持ちが
芽生えます。
(校長、狙ったんじゃなかろうか)
そのことをテレビ電話で両親に打ち明けて
何とか頑張って奨学金を受けれるようなら
卒業まで留学援助できるよう頑張るよと
言われます。
ニコルズ先生は、相変わらず
奏を手懐けようとしてて読んでて怖いんですが
奏ちゃんは無邪気に喜んでるんだよなぁ。
ニコルズ先生はロイヤルバレエスクールで
優等生で古典ばかりやっていたそうで、
そのまま入団すると思い込んでいたら、
古典しか踊れないということで弾かれたらしく
他のバレエ団に入り、出会いはあったけど
バレエダンサーの旬は短いのだから
無駄な回り道をして
ロイヤルバレエスクールに戻った
という思いがあるようです。
『あれは無駄な回り道だった。
奏には回り道をさせない。』
と怖い顔で言ってて、
奏は “?” って感じで軽く聞き流した様子。
だからニコルズ先生は怖いんだよ。
なんだか、
『回り道をしなかった場合の自分のバレエ』を
奏で実現させようとしてる感じで、
自分の分身にしようとしてるっぽくて、
奏ちゃんの個性を伸ばそうとかいう感じが
まったくなくて怖いんですよね。
なのに憧れちゃってる奏ちゃんは喜んでるし
恩師の心配は無視だしで、
奏ちゃん、それでいいの?と心配です。
という感じで以下次巻。
奏ちゃんの将来が気になってしょうがない。