佐々木とピーちゃん 2〜3巻
原作、ぶんころり
漫画、プレジ和尚
キャラクター原案、カントク
異世界から転生してきて文鳥になった賢者を
ペットショップで買ったサラリーマン佐々木が
文鳥ピーちゃんの指示に従い
異世界でのスローライフを夢見るが
なんやかやと色々なことに巻き込まれていく
というお話。
サブタイトルは、
“異世界でスローライフを楽しもうとしたら、
現代で異能力バトルに巻き込まれた件
〜魔法少女がアップを始めたようです〜”
という、最近の漫画の属性を全部のせした
お腹いっぱいになりそうなタイトル。
漫画の方はテンポよくて
佐々木の危機回避能力と
波風立てずにやり過ごそうとしつつも
良心には従うとこが面白い。
良識的ともいえるんだけど、
この状況を丸っと受け止めて受け流して
ピーちゃんを師匠としつつも
大切なペットの文鳥扱いは変わらないのは
常人ではないなと。
さて、そんな佐々木は
現代で異能力バトルに巻き込まれて
魔法を異能力と勘違いされて
無理矢理に国家組織の一員にされてしまい
表向きは警察官という肩書きになります。
まだ組織から信用されてなくて
盗聴器を仕掛けられたりしますが
ピーちゃんとの連携プレーと
佐々木の社会人スキルで乗り切り
信頼を勝ち取ります。
そして、敵組織の下っ端たちを捕まえる作戦に
駆り出されますが、
それが罠で相手は強力な能力者ばかりで
全員倒されてしまいます。
(少なくとも意識は失ってる)
佐々木は本気の魔法で相手を追い詰めますが
ここで大きすぎる手柄を立ててしまうと
面倒なことになりそうだと判断。
(魔法がバレたら人体実験とかされそう)
敵に痛み分けにする代わりに口止めを依頼して
解放してもらいます。
当然、何があったか追求を受ける佐々木デスが当初の予定と違う状態だったことへの
不平不満で煙に巻く作戦で乗り切ります。
この作戦の失敗により、
人員不足となった組織は
佐々木を昇進させて人員集めの任務を追加。
昇進して給与アップには喜ぶのね佐々木。
今回の件で身を守るための魔法を
しっかり習得しといた方がいいと
実感した佐々木は異世界の方で修行。
しかし佐々木が拠点としているとこが
戦争に巻き込まれることになり
敗戦濃厚なので引っ越しも考えますが
こっちの人達と今まで築いてきた信頼関係を
見捨てて逃げることは出来ないと判断。
戦争への備えに手助けすることに決めます。
というところで以下次巻。
途中にも小ネタとフラグがいっぱい。
ピーちゃんに憧れのシャトーブリアンを
食べさせてあげて、
喜ぶピーちゃんに癒される佐々木。
たまにご褒美として用意することを約束。
お隣のネグレクトあってる女の子は
優しくしてくれる佐々木への執着が加速して
危ない感じになってきました。
ゴミを漁って悪臭を放つ
魔法少女コスプレ(たぶんコスプレじゃない)の女の子を餌付けしてしまう。
(こちらはお隣少女と違い貰ってあげる的な)
あと、厚化粧の同僚女性は10代女子で
大人の世界で舐められないために
10代であることを隠すために厚化粧であること
が判明。
佐々木の周りの少女たちが
ヤバい人ばっかりです。
そして好意を向けられてることには
一切気づいてません。
今後も良心的振る舞いで少女たちの心を
鷲掴みにして気づかずにいくんだろうな。
気づかないでいられる方が
幸せそうな相手ばかりなので
このまま気づかずいて欲しい。
目指してるのが
ピーちゃんとのスローライフなのに
どんどん遠ざかっていきそうです。
それでもめげずに目指して欲しい。
ピーちゃんのために。