異世界居酒屋のぶ 19巻 新刊
異世界に繋がった居酒屋のぶ。
原作、蝉川夏哉
漫画、ヴァージニア二等兵
キャラクター原案、転
異世界に繋がった居酒屋のぶ。
19巻は居酒屋のぶと同じアイテーリアの名店
〈四翼の獅子〉亭でのお話の続きです。
〈四翼の獅子〉亭での〈晩餐会〉を
大リュービクから任された小リュービクは
総料理長として仕切ることに。
小リュービクは居酒屋のぶ のハンスに
助っ人を頼む。
伝統メニュー〈獅子の四十七皿〉を出すと
決めていた小リュービクだが、
それでは足りないと
『“四十八皿”目』を作るのにハンスの助けが
欲しいという。
快諾したハンスは、
のぶとは違う厨房で刺激を受ける。
小リュービクが目指した “四十八皿”目は
小リュービクが母から学んだ味や
のぶで受けた刺激を取り入れながらも
アイテーリアらしさを出したメニューだった。
何度も試作を重ね、醤油も使い、
完成した“四十八皿”目。
さて、その晩餐会だが
主催者であるロンバウトは身に覚えがない。
自分の名前で晩餐会の準備をしてしまうような
人物は父親の仕業であることき気づき
何か意図があり仕組んでいるのだろうと
この晩餐会を成功させてみせると意気込む。
〈晩餐会〉で“四十八皿”目のお披露目は成功。
集められたメンバーや“四十八皿”目で
お膳立てされたと感じたロンバウトは
アイテーリアを交易の中心にするという野望を
式辞として述べ大反響を受ける。
運命の歯車が噛み合った。
この〈晩餐会〉は
ロンバウトの父親ウィレムと
小リュービクの父親 大リュービクの
2人の父親が息子たちの為に開いたものであり、
エトヴィン助祭も含めた
ウィレムと大リュービクの3人が若かりし頃
それぞれの道を歩む時にした約束を果たす場も
兼ねていたのであった。
そこには たくさんの秘密があり
大リュービクはそれを心苦しく思ってきたが
ウィレムとエトヴィンに
積み重ねたものは嘘ではないと言ってもらい
小リュービクの“四十八皿”目を「美味しい」と
言ってあげることが出来て肩の荷がおりる
のでした。
“四十八皿”目のレシピは公開され大流行。
そうやって浸透して『アイテーリアの味』に
なることを願ってのことです。
ハンスの成長著しく、
巣立ちするのではとドキドキな しのぶちゃん。
みんなが“すだち”を口にするので
覚悟を決めようと思っていたら
果実の“すだち”の話をしていたのを
勘違いしてただけでした。
まだまだ教えることいっぱいあるからという
大将の言葉にホッとする しのぶちゃんでした。
最後は休みの日に たらこ茶漬けを楽しむ
しのぶちゃんと大将のホッコリ話。
19巻で一段落ですね。
20巻はどんな話が始まるのかな。
アイテーリアがどんどん豊かになり
人が増えてきそうで楽しみです。