アルテ 1〜16巻
漫画、大久保圭
貴族の娘のアルテは、
画家になりたくて家を出る。
しかし、女だからと
どこの工房にも門前払いをくらう。
そんな中、拾ってくれたのがレオの工房。
レオはアルテのことを女扱いせずに
力仕事もしっかりさせるし厳しく鍛えていく。
そして、弟子として見守ってくれているし
トラブルがあっても
キチンと話を聞き守ってくれる。
アルテは貪欲に一生懸命に腕を磨く。
最初は障害だった女であることが、
逆に女だからと重宝されたり
目立つから引き立てられたりするように。
そのことを実力ではない気がして
後ろめたく感じ悩むが
それも自分の才能であると自覚する。
レオへの淡い初恋を自覚するが、
恋に溺れるのは怖いことだとアドバイスされ
恋心は封印する。
しかし、それを覆すことを言う姫さまに会い
言える時に言わなければなのよと言われ
それはそれで本当だと感じつつも
レオとの師弟関係を壊したくなくて保留に。
フラグが立ったなと思ったら
やはり突然陰謀に巻き込まれて
アルテは宮廷画家になるしかなくなり
レオと離れ離れに。
しかし別れる前に一瞬だけ会うことができ、
大好きだと伝えることができる。
そして、月日は流れ
戦乱が厳しくなり
今ならば混乱に乗じて帰れるからと
戻ることを決意。
護衛をつけて船で移動するも
運悪く海賊に襲われる。
そして、護衛の1人が命を落とし
自分がレアに会いたい
ただそれだけの我儘のために
護衛が盾となり命を落とすこともあるのだと
目の当たりにしたアルテは怖気付いてしまい
護衛を外して1人で行こうとする。
しかし、それを知った護衛たちは
そんなの承知で護衛の任務についているのに
怖気付いたアルテに少しガッカリし
護衛の任を命じたのは姫でアルテではないと
突っぱねて、アルテが1人で飛び出さないよう
に見張る。
アルテはどうするのか。
再びレオに会えるのか。
というところで以下次巻です。
最初の方の困難があっても
希望に満ち満ちたアルテのお話が
どんどん困難がエゲツないものになり
まさかの死人まで出てしまいました。
前向きで一生懸命なアルテは
無鉄砲で楽観的なとこがあるので
危険とわかってても理解はしてなさそうだと
思っていたので、
思い知らされる出来事がありそうとは
思ってたけど辛いです。
アルテには明るく元気に
好きな絵を描いてて欲しいですが、
それはしばらく先になりそうです。