ゆりあ先生の赤い糸 3巻(全11巻)
子どもが居ない、姑さんと同居、
漫画、入江喜和
子どもが居ない、姑さんと同居、
もの書きの旦那はフラフラ、
自宅で刺繍の先生をしてた ゆりあ先生。
ある日、旦那が外出先で くも膜下出血で倒れ
手術は成功するも意識が戻らないという事件を
キッカケに、ゆりあ先生のとんでもない人生が
幕を開ける。という物語。
旦那の吾良の浮気相手の男の子リクくんも
自宅介護中の吾良の世話に参加が決まり
一段落したかと思ったら、
今度は吾良を“(吾良)パパ”と呼ぶ
女の子2人が現れたわけですが、
リクくんのちょっと生々しい告白により
吾良の隠し子ではないと信じるリクと
それを聞いても複雑なだけで
吾良への信頼が減っただけの ゆりあ。
とりあえず、ゆりあは
入院したという母親のとこに
娘2人を連れて行き話を聞くことに。
みちるは涙ながらに謝り
娘2人には実の父のとこに行けというが、
ママをぶつ父親のとこには行きたくないの
いうのを聞いてしまったゆりあは、
まにとみのんの2人は
自分が預かる宣言をしてしまう。
家に手すりをつけるため、
便利屋を呼ぶゆりあ。
その見積もり中に帰ってきたまにが、
父親に待ち伏せされ学童に行くと離れたけど
追いかけてきてたらどうしようと言われる。
本当に乗り込んできた父親は、
横暴な物言いにイラッとしたゆりあに煽られて
オモチャの刀を吾良に向ける。
それにキレたゆりあは点滴を吊るす棒で応戦
してしまい、お互い後に引けない状況に。
便利屋さんが気づいて止めてくれて
事なきを得る。
みっともない姿を娘に見せるなと叱り
とりあえず帰ってもらう。
夜になって1人になり便利屋さんの優しい言葉を
思い出して泣きながら眠るゆりあ。
みのんが母親に会いたいとグズったため
病院へ。
少し回復した母みちるは、
思ってたよりか弱くなさそうだと思うゆりあ。
退院したら、
3人で話し合うことを提案するゆりあ。
というところで以下次巻。
ドラマでは、2話までというとこかな。
ドラマは昨日最終回でした。
全11巻分、だいたい内容どおりに
綺麗にまとまっていたようです。
この後、みちるとまにみのん親子も
一緒に暮らして吾良の介護を手伝ってもらう
ことになり、
便利屋の優弥さんとゆりあは恋に落ち、
吾良と離婚して優弥と再婚することを考え、
吾良は目を覚ましたがリハビリが必要で
リクはみのんが吾良の娘と勘違いして出ていき
姉の付き添いでついでに受けた乳がん検査で
姉は良性だったが ゆりあの方が悪性だった。
優弥に打ち明けようか悩み
結局打ち明けずに別れ話をしてしまう。
リクがゆりあの乳がんを知り
色々と思いが爆発して乗り込んできて
それでハッパをかけられたゆりあは
優弥にまだ好きなこと病気のことを
打ち明けるが、
運命ならまた出会えると別れる。
ゆりあは手術も無事に終わり、
リクは実家の旅館に戻る。
さらに時はすぎ
吾良はリクの旅館のブログを見て
無理してるのを感じて側にいてあげたいと
ゆりあに打ち明ける。
行ってこいと見送るゆりあ。
リクは吾良が来てくれて
泣いてしがみつく。
ゆりあはみちると一緒にカフェをすることに。
家を改築するために、
前回とは違う便利屋さんを呼ぶが
それは優弥が暖簾分けして代表をしてる
便利屋だった。
また会えた2人。めでたしめでたし。
というラストでした。
ゆりあさんの中の正義の力技で
全員をハッピーエンドへとねじ込みました。
お見事です。
ちょっと苦手なキャストさんもいたんですが、
菅野美穂さんや田中哲司さんが上手いし
三田佳子さんや宮澤エマさん吉瀬美智子さんが
絶妙に現実感溢れてて
つい見てしまうドラマでした。
こんなことあるわけない絡まり方した赤い糸
ですが、事実は小説よりも奇なりで、
似たようなもっと凄いことが
世の中にはあるかもしれないとも感じました。
そう思わせる力のある原作とドラマだったと
思います。
ゆりあ先生の正義感は有り得ない強さと
実行力ですが、
気持ちとしては理解できます。
私の場合だと、目の当たりにしたら
切り捨てる勇気がないのにつけ込まれ
受け入れざるをえない状況とかに
なってるとかの可能性が高いかな。
みちるや吾良みたいな人は
意識あるなし関係なく、
つけ込める人にするっと違和感なく
つけ込んでいってしまえるだろうし。
ゆりあさんは、
振り回されるだけでなく
相手を全部丸ごと受け止めてやるという
気概というか気合いがあるから
幸せを掴むことが出来たのだろうと思います。
きれいな終わりでよかったよかった。