居酒屋ぼったくり 1・2巻
原作、秋川滝美
漫画、しわすだ
タイトルと内容がちょっと(?)違う漫画④
お腹が空く漫画①
原作小説があって、
原作のイラストを描いてる方が
漫画を描いてるみたいです。
全くないわけではないけど珍しい。
原作ファンの方は、
その方が嬉しいんじゃないかなと思うけど。
私の感覚かな。
タイトルはそんな間違いではないです。
『居酒屋ぼったくり』は、安くて美味しいけど
家で用意できるような食材やお酒を出してる
から実質的は “ぼったくり” だよという
先代のユーモアある店名です。
例え同じ材料が揃って作れても
“居酒屋ぼったくり”じゃないとと
言わせることが出来る腕があるから
そんなことが言えるわけです。
主人公の美音は両親亡きあと、
店主として店を切り盛りするしっかり者で
元気な妹はお店を手伝ってくれてます。
もちろん現在の店長の美音ちゃんも
“ぼったくり”じゃないとと言わせる
自信があります。
でも父親をリスペクトしてて
まだまだだと向上心も忘れてない真面目さん。
先代からの常連さんたちや
新しい常連さんたちと心を通わせ
おもてなしする人情居酒屋さん。
お客様は職人さんや個人店の方々が多いけど、
会社員の方もいます。
美音はちょっと頑固なとこや
全部自分でしたいので手伝ってくれたのに
素直になれなかったりするとこもあるけど
それも含めてあったかいお話がいっぱいです。
まだ連載中なので、
何かと良かれと思ってしたことが
逆に美音ちゃんの怒らせてしまうことの多い
雨の日に飛び込みできた常連さんとは
今後どうなっていくのかな。
美味しそうなメニューもいっぱい出てくるので
とてもお腹の空く漫画です。