散歩中に土手の斜面に小さな花がいっぱい咲いていた。
花はイヌホウズキやワルナスビと同じくナスによく似ている。
でも、つる性で花は本当に小さかったからイヌホウズキではない。
今までに見たことはあるけれど、名前は知らなかった。
そこで、数日前にスマホに入れたアプリをさっそく試してみた。
このアプリは、花にカメラを向けると名前が表示されるというもの。
そうしたら「ヒヨドリジョウゴ」と表示された。
[スマホの画面]
こんなに便利なものがあるとは・・・
この花は「ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)」っていう名前なんだ。
初めて知った、すごく嬉しい気分になった。
楽しくなって、そこいら中にカメラを向けてみた。
自分の知っている花にも知らない草にも。
そうしたら何と、全く違った名前が表示されてしまうことも多くあった。
たまたま最初の「ヒヨドリジョウゴ」がドンピシャだっただけだったのかも。
でも、アプリでは判断できないようなものは「○○属」や「○○科」となって表示される。
全体では60~70%くらいしか当たってないような・・・
確かに「ヒヨドリジョウゴ」の時は下に100%と表示されていたが、他の時は40%とか80%とかまちまちだった。
やっぱりアプリに完璧を求めるのは無理なんだと思った。
参考程度にしておいて、自分で調べた方が確実かも。
ここからは「ヒヨドリジョウゴ」の話。
1cmにも満たないほどの白い花びらが5枚、反り返っていて、花弁の基部に緑色の斑点があるのが特徴になっている。
葉は朝顔の葉のように3~5裂になっているものや卵型のものもある。
全体に毛があり、秋になると真っ赤な実ができるが、ナス科なのでやっぱり全草にソラニンいう毒が含まれている。
でも、有毒の果実をヒヨドリが好んで食べるのでこの名前になったといわれている。
鳥は毒に当たらないのかな?
[ヒヨドリジョウゴの実]
学名: Solanum lyratum
英名:なし
別名:ホロシ(保呂之)
科名・属名:ナス科 ナス属
原産地:日本、朝鮮、中国、インドシナ