むらっちん!

おぉ!
光陰矢のごとし。
季節が過ぎていくのは早いなぁ。
田舎の大ネズミが料理講座で日々改善・奮闘する日記。

10月9日 術後と車イス

2015年12月18日 11時21分13秒 | 双子誕生
むらっちん!だけ退院して2月以上が経ってしまいました。
更新がなかなか出来ない中、こまめに見に来てくれるみんながいてくれてる様で。(^^;;
ご心配おかけしてます。
搾乳して1日が終わる、の繰り返しで毎日があっという間です。今の所、落ち着いていて元気にご飯作ったりしてますよー。


双子は現在、生まれた時からそれぞれ1200g超体重が増えました。
呼吸も安定してすでにGCUに移りましたが、日記はまだまだ生まれてすぐの所で止まってましたね。


さて、術後、切った翌日の話です。


こまめに助産師さん達が世話をしてくれるなか、傷は痛くないけど縮もうとするお腹が痛くて痛み止めを明け方にも使いました。


朝、回診前に産科部長の先生が顔を見に来てくれて、
「今赤ちゃん見てきたけど、元気に手足をバタバタ動かしてたよ。(*^^*)」
って教えてくれました。
手術中もですけど、この先生がみえると、むらっちん!はとても安心出来るのです。
この先生の一言、それだけで、自分の回復に専念しようと思いました。


朝の回診で主治医の先生が診てくれて、概ね順調な回復、と言われました。
「動ければ、車イスで赤ちゃんに会いに行ってもいいけど、今日は無理でしょうね、あまり無理せず、ゆっくりして下さい。」
との事で、やっぱり手術の翌日に会いに行くのは無謀なんだな、と。


思ったんだけど。


午前中
今日の目標はベッドで起き上がることです。
って言われたのでその場でチャレンジ。

助産師さんがついててくれたけど、びっくりしてた。(*^^*)

普通は痛いかもしれないね。
でも、むらっちん!は双子が肋骨をグリグリしてた時のが痛かったから、そんなに酷く感じなかった。
そして起き上がるのだってお腹が張らないように気を付けてたせいで腹筋を使わず、腕を使っててこの原理で起きる癖がついてたから。

翌日に補助しないですんなり起き上がれる人って殆どいないです、って言われたけど双子でお腹が大きかった人なんかは割と行けるんじゃないかな。って思いました。
個人差が大きいから必ずそうとは言えないと思いますけど。


午後の面会時間になって、okapiさんが来てくれたので車イスに移動してNICUへ連れて行ってもらいました。


外の世界で初めて会う双子。
手術の時にチラッとはあってるけど、初の面会。

まず入って正面に居たのは弟。
こちらに顔を向けて寝かされてる。

ニコッと笑って「やぁ。」って挨拶するみたいに手を出しておいでおいでってグーパーしてきた。
わかってやってるんでなくて、偶然だってわかってても、
あ、手を振ってくれた!*\(^o^)/*ってなる。

クベースの窓を開けて指をつけると、小さな手がギュッとしてくれる。

(≧∇≦)

兄の方は静かに寝ていたから、少し触れるだけにした。

2人とも気管挿管されて、手足に点滴やセンサーがついてるけど、
あたたかくて柔らかくて動いてる。
とりあえず、生きてる。

この人たち、産まれたんだなぁ。( ´ ▽ ` )


少ししたら、流石に疲れを感じたのでベッドに戻りました。


マグセントが抜けてダルさがとれてて、24時間前にはどーんと出ていたお腹がへこんで。
久しぶりの仰向け。
でもまだ寝返りで完全に横を向いてとか出来ない感じ。
さすがに痛むんである。(´Д` )
でもなるべく動いた方が回復は早いって言われたし、安静が長かった分、早く身体を元に戻したいから、思い切って。


むらっちん!は横向きに寝るの、右を下にするのがやりやすかったです。
右利きだったり、お腹の中の双子の位置から、しまいには右を下にしてる事が多かったからというのもあるかも知れません。

しかし、横向きになれても完全には向けてないから、気がつくとまた仰向けになってる。
なかなかこれ一つとっても難しい…。


何とか、少し斜めな感じになって、横に座ってるokapiさんの方を向く。

名前、決めてあげなきゃね。
もとから考えていた候補を3パターン、ノートに由来と書き出して見せました。

とりあえず、まだokapiさんがこっちにいるうちに決まればいいや、と。
この日は双子に面会しに行って疲れたので休みました。


この日、15時からはやっと水分を口から摂っていい事になり、麦茶が出されました。
他の双子の出産ブログ記事に書かれてたように、断水の後の一口はさぞ美味しいだろうと思って口に含みましたが、
…普通。
特に感動もなく、1杯飲みました。
ここからは注射や座薬ではなく、痛み止めが錠剤になります。


みんなが帰って1人ベッドでボーッとしていると、時々お腹が痛み、その度にお腹に向かって2人が入って来てから今までお疲れ様、と声をかけます。
夜に、ふと思いました。
頑張ったのは子宮だけじゃないやね。

妊娠糖尿病もあったし、マグセントで通常食事から摂るよりも多いマグネシウムその他薬剤とってたわけだし、悪阻じゃケトン体出てたわけだし、腎臓も肝臓もお疲れ様でした。
心臓だって1.5倍くらいに増えた大量の血液を回してたわけだし。
胎盤が出すホルモンに負け気味だったけど、膵臓はインスリンを分泌してくれてたし。
副作用の中肺はしっかり酸素と二酸化酸素を入れ替えててくれた。
骨盤やお腹の皮膚も伸びて緩んで支えてくれてた。


むらっちん!の全身にお疲れ様。
ひととおりそんな事を考えてたらいつの間にか眠ってた。




陣痛もなくて、切って出しただけで。
この時は産んだ、という実感がなくて、すぐ忘れちゃうんだろうかと思ってた。
けど、まだはっきりと覚えてて思い出せるものなんだなぁ。

翌日に導尿が取れた後、むらっちん!はこの入院で最も恐ろしい出来事に遭遇します。
次回をお楽しみに~。( ´ ▽ ` )ノ