早稲田大学 横浜稲門会 ブログ

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・気配りと思いやり 

第9回 美術館・博物館を巡る会 ご報告

2024年11月26日 11時42分41秒 | 美術館・博物館を巡る会

 「モネ 睡蓮のとき」  於:国立西洋美術館

 

 11月19日(火)早朝の寒さが感じられるようになった立冬の候、快晴の上野にて

18名にご参加いただき、その後のお茶会と併せて芸術の秋を堪能しました。

 

 フランスにおいて、印象派結成から150年の今年、モネの展覧会を鑑賞するのは

2度目ですが、いつもながらに凝った企画で我々を楽しませてくれます。

今回は、パリの「マルモッタン・モネ美術館」より日本初公開の重要作品他50点と

日本各地に所蔵の作品を加えて晩年のモネの芸術の極致を鑑賞できました。

 

 晩年のモネは、糟糠の妻と子供に先立たれ、かつ次第に視力を失ってゆくという

過酷な状況の中で創作活動を続けました。その活動の中心は、ジヴェルニーの自邸

であり、その庭に造られた睡蓮の池(「日本の橋」が架かっています)とそこに

浮かぶ睡蓮や周囲の木々、空が創作の対象でした。

 

 展示の最後にある、連作の「ばらの庭から見た家」や「枝垂れ柳と睡蓮の池」の

前に来ると、画家の凝縮された情念のようなものを強く感じ、しばし立ち止まって

しまいました。

 

 最後に、これから鑑賞を予定されている方へ

音声ガイドの利用をお薦めします、「石田ゆり子」さんの落ち着いたナビゲートに

フランス人作曲家のピアノ曲等が絵画の魅力を一層引き立てます。

 

 次回は、来年3月18日に、改装なった地元「横浜美術館」(「おかえり、ヨコハマ」展)

を訪れ、その後みんなでランチという企画を準備中です。

皆様奮ってご参加ください。                 (記:里見誠二)

           

         

     

      

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【ご案内】 美術館・博物館を巡る会 第9回例会の開催

2024年09月23日 10時31分34秒 | 美術館・博物館を巡る会

 「モネ 睡蓮のとき」

 

本年は、フランスにおける印象派結成150周年のアニバーサリーイヤーです。

そこで、今回は国立西洋美術館にて「Le demier Monet paysages d'eau モネ 睡蓮のとき」

を鑑賞予定です。

モネはジヴェルニーの睡蓮の池に、周囲の木々や空・光が一体となって映し出される様を

「大装飾画」として展示する構想を持ち続けたそうです。この構想は、オランジュリー

美術館の「睡蓮」などとして結実しました。

本展覧会では「大装飾画」に向かっての試行錯誤の中で描かれた大画面絵画を鑑賞できます。

 

                    記

 

1. 鑑賞する展覧会の概要

 〇 日時:令和6年 11月19日(火)

   13:30に、国立西洋美術館入口付近で待ち合わせ

 〇 会名:「モネ 睡蓮のとき」  https://www.ntv.co.jp/monet2024/

 〇 場所:国立西洋美術館 (JR上野駅 公園口から徒歩2分)

 〇 料金:2,000円

   ・当日集金します、お釣りのないようご準備下さい。

    ・チケットは前売りを事前に購入しますので、キャンセルの際はご負担をお願いします。

 

2. 鑑賞後のお茶会の企画

 〇 日時:当日 15:30~ (16時までにご到着ください。)

 〇 場所:東京都美術館1Fにある 『上野精養軒「サロン」』

   ※国立西洋美術館から、上野動物園方向に徒歩5~7分かかります。

 〇 メニュー:ケーキセット(ドリンク付き) 1,800円

 

3. 参加の申込み

 〇 参加ご希望の方は、お名前・メールアドレス・電話番号・チケット枚数・

   お茶会参加の有無を、以下の3名までメールにてご連絡ください。

 

     松本俊男      tm-mahoroba@mountain.ocn.ne.jp

               横山順子                  y-yoko@tuba.ocn.ne.jp

               島貫麻美                  mnrrmami-mu-memo@docomo.ne.jp

 

 〇 申込み締切り 9月30日(月)

                               記:里見誠二

 

 

 

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第8回 「美術館・博物館を巡る会」例会のご報告

2024年06月28日 12時54分44秒 | 美術館・博物館を巡る会

『デ・キリコ展』  Giorgio De Chirico

  ~ 不思議の世界へ、ようこそ ~    於 東京都美術館

 

第8回「美術館・博物館を巡る会」は、6月25日(火)に 14名の方にご参加いただき

東京都美術館に於いて『デ・キリコ展』を鑑賞、その後場所を移して 11名の方にご参加

いただき「お茶会」を楽しみました。

 

ジョルジョ・デ・キリコは、シュルレアリスムに強い影響を与えたイタリア人画家です。

 ※シュルレアリスム(超現実主義):フランスで起こったアンドレ・ブルトンを中心とする文学・芸術運動のこと

キリコは、(イタリア)広場や、人間の顔の代わりにマヌカン(マネキン)などを描き、

その不思議な世界の作品群は「形而上絵画」と名付けられ、観ているものを幻想的な

世界に誘います。

 

作品自体への理解は容易に深まるものではありませんが、初期の時代に描いた自画像等

からは、彼の画家としての力量が確かであることがわかります。

 

次回は、11月19日に国立西洋美術館にて、「モネ 睡蓮のとき」を予定しています。

パリや日本国内に所蔵の作品が一堂に会します。

皆様方には、後日詳しいご案内をさせていただきます。

                                   (撮影:小宅、横山 記述:里見)

 

    

 

     

 

    

     

      

 

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「ご案内」 美術館・博物館を巡る会 第8回例会の開催

2024年04月19日 11時00分24秒 | 美術館・博物館を巡る会

皆様

第8回例会を下記の通り開催予定です。

今回は、「不思議の世界へ、ようこそ ― デ・キリコ展」です。

 " Giorgio De Chirico : Metaphysical Journey"

日常の奥に潜む非日常を表す絵画を描き、シュルレアリズムの画家など20世紀初頭の

多くの前衛芸術家に影響を与えた画家の10年ぶりの大回顧展です。

ちょっととっつきにくいかもしれませんが、何かを感じ取ることのできる作品です。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

                記

1. 鑑賞する展覧会の概要

 〇 日時:令和6年6月25日(火)

   13:30に、展示室入口付近で待ち合わせ

 〇 会名:「デ・キリコ展」

                      https//dechirico.exhibit.jp

 〇 場所:東京都美術館(JR上野駅 公園口から徒歩7分)

 〇 料金:1,300円(65歳以上) 一般:2,000円

   ・当日集金します、釣銭のいらないようご準備下さい。

   ・チケットは事前に購入しますので、キャンセルの場合は代金のご負担をお願いします。

 

2. 鑑賞後のお茶会について

 〇 日時:当日 15:30~

 〇 場所:東京都美術館内 上野精養軒「サロン」

 〇 メニュー:サロンプレート(ドリンク付き) 1,800円

 

3. 参加の申込みについて

 〇 参加ご希望の方は、お名前・メールアドレス・電話番号・チケット枚数と

   お茶会参加希望の有無を、以下の3名までメールにてご連絡ください。

 

     松本俊男           tm-mahoroba@mountain .ocn.ne.jp

     横山順子(CC)    y-yoko@tuba.ocn.ne.jp

     島貫麻美(CC)    mnrrmami-mu-memo@docomo.ne.jp

 

 〇 申込み締切り 4月22日(月)           以上(記:里見誠二)

 

     

 

 

 

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第7回 「美術館・博物館を巡る会」例会のご報告

2024年03月30日 15時27分19秒 | 美術館・博物館を巡る会

 

『皇室のみやび ― 受け継ぐ美』 

  於 皇居三の丸尚蔵館

 

第7回の例会は、3月27日(水)に18名の方にご参加いただき、皇居三の丸尚蔵館に

於いて『皇室のみやび ― 受け継ぐ美』を鑑賞致しました。

 

当日は、朝方やや風が強かったものの見渡す限りの青空、週間天気予報で唯一

雨の予報が出ていなかった日にあたり、たいへん幸運でした。

そのおかげで、鑑賞後の有志による「お散歩会」も無事行うことができました。

 

第3期:「近世の御所を飾った品々」

三の丸尚蔵館は、昨年11月に展示スペースを大幅に拡張した後、同館を代表する

収蔵品を4期に分けて公開しており、我々が鑑賞したのは第3期に該当します。

 

展示品は上記のテーマに則り、前半は「硯箱」「箪笥(小物入れ)」「鏡」「香箱」等

極めて精緻なつくりの調度品・身近な品で構成されています。

後半は、「屏風」(当会は、昨年「東京国立博物館」にて鑑賞しました。)の数々と

国宝「更級日記」です。

 

前半で印象に残ったのは、「蔦細道蒔絵文台・硯箱」(16世紀)で絢爛豪華な文房具で

あり上質感漂う芸術品です。また、「龍笛」(平安時代)は手作りの精密なもので当時の

笛の音が聞こえてくるような一品です。

後半の展示では、何といっても今話題の源氏物語に纏わる屏風でしょう。

狩野永徳の作と言われる「源氏物語図屏風」は誰もが立ち止まる壮観なものです。

1枚の絵の中に幾つかの物語が描き込まれているので、作者の意図を推し量ることに

興味は尽きません。

 

皇居での展示というと敷居が高く感じられますが、今回の展示は皇室において受け

継がれてきた日本文化の継承品であり大変なお宝です。これを読まれた皆様にも

是非鑑賞されることをお薦めいたします。(ご参考:70歳以上の方は無料、その他の方は

1000円と低廉な設定)

 

次回は、6月25日に東京都美術館にて、「デ・キリコ展」を鑑賞する予定です。

皆様には、後日詳しい内容をご案内させていただきます。  (記:里見誠二)

              

           

          

                                 

 

          

          

 

 

 

 

 

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【ご案内】 美術館・博物館を巡る会 第7回例会の開催

2024年02月21日 14時10分39秒 | 美術館・博物館を巡る会

【ご案内】 美術館・博物館を巡る会 第7回例会の開催

  ※ 急なお知らせです!

 

第7回例会を下記の通り開催予定です。

「皇居三の丸尚蔵館」において、開館記念展『皇室のみやび―受け継ぐ美―』

鑑賞することと致しました。

昨年改修され展示スペースが拡大した「皇居三の丸尚蔵館」には、皇室に受け

継がれてきた貴重で格調の高い作品が展示されます。

 

例会当日は、皇居東御苑の桜も見ごろ(散り初め)かもしれません。

こちらもご一緒に楽しみましょう。

 

                記

 

1. 鑑賞する展示会の概要

 〇 日時:令和6年 3月27日(水)

   10:30に、会場入口付近で待ち合わせ

        https://shozokan.nich.go.jp

 〇 会名『皇室のみやび―受け継ぐ美―』

 〇 場所:「皇居三の丸尚蔵館」

     (JR東京駅から徒歩15分、東京メトロ 大手町駅(C13a出口)から徒歩5分)

 〇 料金:1,000円 但し、70歳以上の方は無料(チケットと証明書は必要)

    ・当日集金します、釣銭のいらないようにご準備ください。

     ・チケットは事前に購入しますので、キャンセルの場合は代金の負担をお願いします。

 

2. 鑑賞後のお茶会はありません

 

3. 参加の申込み

 〇 参加ご希望の方は、お名前・年齢・メール アドレス・電話番号・チケット枚数を

   以下の3名までメールにてご連絡ください。

 

   松本俊男    tm-mahoroba@mountain.ocn.ne.jp

        横山順子    y-yoko@tuba.ocn.ne.jp

   島貫麻美    mnrrmami-mu-memo@docomo.ne.jp

 

 〇 申込み締切り 2月24日(土)

  ※入場には、日時指定チケットが必要です。

    今回は急なご案内となり大変恐縮です。      以上  (記: 里見誠二)

 

 

 

 

 

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第5回 「美術館・博物館を巡る会」例会のご報告

2024年01月16日 12時11分30秒 | 美術館・博物館を巡る会

『モネ 連作の情景』 Journey to Series Paintings

 

 第6回「美術館・博物館を巡る会」は、快晴微風の1月12日に、22名の方にご参加

いただき、上野の森美術館に於いて『モネ 連作の情景』を鑑賞しました。

 日本人にとって、モネは最も人気のある画家の一人でしょう。また、モネ自身も

遥か東方の日本文化に強い興味を持っていたようです。モネは大変多作の人で、

例えば「睡蓮」だけで約300点の作品が残っていると言われています。

 

 今回の展示は、「ルーヴル河岸」「昼食(午餐)」などの作品を除いて、モネの

人生の後半に描かれたものが多数を占めます。

我々の良く知っている作品は、彼の人生の前半に描かれたものが少なくありません。

画家の登竜門である「サロン(官展)」に初めて入選した「カミーユ、緑の衣裳」

(カミーユは早世した糟糠の妻)や「印象、日の出」「散歩、日傘をさす女性」等です。

 

 当時のフランスの「サロン」は、画家を目指す者であれば必ず超えなければならない

大きな壁でした。余談になりますが、先日お亡くなりなった歌手の八代亜紀さんが、

この「サロン」に複数回入選していたことを知り驚嘆した次第です。

 

 一方、標題でもある「連作」は、モネの人生の後半(晩年)に描かれました。

「連作」には定義があり描く対象と描く視点を限定し、異なった天候や季節、時間の

推移による反射光の変化だけを画面に定着させる手法、作品のことをいいます。

 本展示で見ることのできる「連作」は、「積みわら」「ウォータールー橋」(ロンドン

テームズ川)、そして「睡蓮」などです。

 

 印象派の誕生(1874年 第1回印象派展)から150年を向かえる節目の新年に、

モネを従来とは異なる視点で観ることができたのは収穫でした。

 

 次回は、3月27日に「皇居三の丸尚蔵館」にて、開館記念展を鑑賞する予定です。

 「皇室のみやび ー受け継ぐ美ー」

 皆様には、後日詳しい内容をご案内する予定です。

                             (記:里見誠二)

 

      

 

          

 

 

 

 

 

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【ご案内】 美術館・博物館を巡る会 第6回例会の開催

2023年11月07日 14時42分10秒 | 美術館・博物館を巡る会

                   MONET

次回、第6回例会を下記の通り開催致します。

印象派の巨匠『クロード・モネ』だけの作品が集結する展覧会を選びました。

 < 2024年は、印象派の誕生から150年のアニバーサリー・イヤー >

モネは自然の光と色彩に対する並外れた感性を持ち、自然の息遣いが感じられる

作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに着目し、異なる天候・時間・

季節の一瞬の表情の移り変わりを描いた「連作」が有名です。

この「連作」を中心に60点を超える代表作を、ご一緒に鑑賞いたしましょう。

 

                記

1.鑑賞する展覧会の概要

 〇 日時:令和6年 1月12日(金) 13:30

 〇 集合:上野の森美術館 入り口付近で待ち合わせ  www.ueno-mori.org/about

 〇 会名:『モネ 連作の情景』                                   www.monet2023.jp

 〇 場所:上野の森美術館 (JR上野駅 公園口から徒歩3分)

 〇 料金:2500円 (入場料は2800円、横浜稲門会の同好会助成金からの補助(300円))

   ・当日集金します、釣銭のいらないようご準備下さい。

     ・チケットは事前に購入しますので、キャンセルの場合は代金の負担をお願いします。

 

2.鑑賞後のお茶会について

 〇 未定 開催する場合は、改めてご案内します。

 

3.参加の申込み

 〇 参加ご希望の方は、お名前・メールアドレス・電話番号・チケット枚数を

   以下の3名まで、メールにてご連絡ください。

 

    松本俊男    tm-mahoroba@mountain.ocn.ne.jp

    横山順子    y-yoko@tuba.ocn.ne.jp

    島貫麻美    mnrrmami-mu-me-mo@docomo.ne.jp

 

 〇 申込み締切り 11月18日(土)

   ※観覧には、日時指定チケットが必要です。高い人気が予想されるので

    チケット発売当日に手配する予定です。その為、申込み締切り日が早く

    なっています。                 以上 (記:里見誠二)

 

 

 

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第5回 「美術館・博物館を巡る会」例会のご報告

2023年11月03日 22時30分33秒 | 美術館・博物館を巡る会

特別展 『やまと絵 ― 受け継がれる王朝の美』

    於 東京国立博物館 平成館

 

第5回の「美術館・博物館を巡る会」は、晴天の11月2日に20名の参加を得て

東京国立博物館に於いて、特別展「やまと絵」を鑑賞、その後希望者は場所を

東京都美術館に移し、カフェにてお茶会を楽しみました。

 

ところで、「やまと絵」とは一般にはあまり聞きなれない言葉です。

大まかな定義としては、平安時代前期に遣唐使を廃止後(おなじみ894年)、

唐からのものではなく、大和(やまと)のものとして、独自に花鳥風月や

貴族文化等を描いた王朝芸術と言われています。

 

また、「唐絵」でも「漢画」でもないものの、それぞれが無関係ではなく

お互いに融合しながら何百年という時を経て発展を遂げたということです。

 

今回観る者を魅了する理由は、以下にあると考えます。(総件数:245)

1. 平安時代から鎌倉、南北朝・室町時代と連綿と続く歳月の中で生まれた

  傑作(至宝)が、全国各地の美術館他から一堂に集められていること

2. 屏風・絵巻・肖像画に加えて、箏・扇・手箱と作品が多岐にわたること

3. 誰もが一度は目にしたことがある(キャッチフレーズは、「日本美術の

  教科書」)作品が多く、昔を思い出し親近感がもてること

 

展示は、代表的なものだけでも「山水屏風」から始まって「伝 源頼朝像

「紫式部絵巻 断簡」「平治物語絵巻」「石山寺縁起絵巻」そして、

「浜松図屏風」で終わるのですが、会場を出る際にはフッと息をつくような

充足感がありました。(アンダーラインは国宝を示す)

参加者は穏やかな黄昏れのもと、少し雅な気持ちで会場を後にしました。

 

次回は、1月12日に「モネ 連作の情景」を企画しております。

皆様には、近日中にご案内する予定です。   (記:里見誠二)

 

 

 

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【ご案内】 美術館・博物館を巡る会 第5回例会の開催

2023年09月26日 16時48分14秒 | 美術館・博物館を巡る会

第5回例会を下記の通り開催いたします。

今回は、日本の伝統美に焦点を当て『やまと絵 ― 受け継がれる王朝の美』を

取り上げました。

「やまと絵」は平安時代に成立し、その後千年を超す歳月の中で、王朝美術の

精華を受け継いできました。

源氏物語絵巻など「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい傑作の数々です。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

                  

1. 鑑賞する展覧会の概要

 〇 日時:令和5年 11月2日(木) 13:30

 〇 集合:東京国立博物館正門前で待合せ

 〇 会名:特別展『やまと絵 ― 受け継がれる王朝の美

 〇 場所:東京国立博物館 平成館 (JR上野駅 公園口から徒歩10分)

 〇 料金:2,100円

   ・当日集金します、釣銭のいらないようご準備ください。

     ・チケットは事前に購入しますので、キャンセルの際は代金の負担をお願いします。

 

2. 鑑賞後のお茶会の企画

 〇 日時:当日 15:30~

 〇 場所:上野精養軒「サロン」 (東京都美術館内)

   ※展覧会の開催場所とは異なります、東京国立博物館から徒歩5分

 〇 メニュー:ケーキセット(ドリンク付き) 1,800円

 

3. 参加の申込み

 〇 参加ご希望の方は、お名前・メールアドレス・電話番号・チケット枚数・

   お茶会参加希望の有無を、以下の3名までメールにてお知らせください。

   (恐縮ですが、メールの宛先に以下のアドレスをコピーしてご送付ください。)

    松本俊男  tm-mahoroba@mountain.ocn.ne.jp

    横山順子  y-yoko@tuba.ocn.ne.jp

    島貫麻美  mnrrmami-mu-memo@docomo.ne.jp

  〇 申込み締切り 10月10日(火)

                          以上 (記:里見誠二)

    

 

 

 

 

      

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第4回 「美術館・博物館を巡る会」例会のご報告

2023年07月09日 09時40分10秒 | 美術館・博物館を巡る会

 「マティス展」 Henri Matisse : The Path to Color     於 東京都美術館

 

 第4回の「美術館・博物館を巡る会」は、7月7日の七夕の日に25名の参加を得て、東京都美術館に於いて

 開催中の「マティス展」を鑑賞、その後希望者は場所を移して、お茶会(Tea Party)を楽しみました。

 今回は、全130作品という膨大な作品群を一堂に展示するという大掛かりなものですが、これは本家本元フランス

 ポンピドゥーセンター(所蔵先)の大規模改修工事による副産物(愛好家への贈り物)でもあります。

 

 本展示は、マティスの人生年表に従い、1章から8章までに分かれた明快な構成です。

 私が長年彼に抱いていたイメージは「赤」という色ですが、これは6章にある窓や家具のある作品の印象(残像)

 であったことを理解しました。

 

 フォーヴィズムとも野獣派とも称されるマティスですが、ひとつの範疇にはとても収まりきらないのが彼の

 最大の特徴です。筆触分割(点描)で描かれた「豪奢、静寂、逸楽」の後、第一次世界大戦に心乱されて、

 他の芸術にトライしながら、南仏ニースに移住後は室内画の傑作へと展開してゆきます。

 「色彩が花開く前」や「赤の大きな室内」(画像を添付)はその代表といえます。

 マティスは、晩年体調を崩してからも「切り紙絵」において新境地を開き、傑出した作品を生み出しましたが

 それでも終わることなく最晩年に至って、「ロザリオ礼拝堂」の設計・内装・装飾や什器のデザインを手がけ

 最期まで創作活動を続けました。

 一人の人間として芸術家として、驚嘆の生きざまと創作物に深く感銘を受けました。

 

 次回は、11月上旬の開催を予定しております。

 皆様には、詳しい内容が決まり次第ご案内いたします。    (記:里見誠二)

 

  

     

        

 

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(開催案内)美術館・博物館を巡る会第4回例会

2023年05月25日 22時47分18秒 | 美術館・博物館を巡る会

第4回例会を下記の通り開催致します。今回は、東京都美術館“色彩の魔術師”「マティス展」の鑑賞です。世界最大級のマティス・コレクションを持つフランス・パリのポンピドゥー・センターの協力を得て、日本では約20年ぶりに開催される大規模な回顧展です。

       記

1. 鑑賞する展覧会の概要

  〇 日時 令和5年7月7日(金曜日)

       13:30 展示室入場口付近で集合、14:00入場予定

  〇 「マティス展」 (於)東京都美術館   東京都台東区上野公園8-36

               JR上野駅公園口から徒歩7分

             (別途地図参照) https://www.tobikan.jp/guide/index.html

  〇 展覧会のサイト: https://matisse2023.exhibit.jp

  〇 料金 一般 2,200円  65才以上 1,500円 お釣り銭のないようお願い致します。

2. 鑑賞後のお茶会を企画しています。(16席を予約済)

  〇 7月7日(金)15:30(皆様の鑑賞時間に応じて15:30~16:00を目安に入店して下さい。)

  〇 上野精養軒「サロン」東京都美術館内

  〇 セットメニューのみの注文  フルーツ+ドリンクのセット、ケーキ+ドリンクのセット等。

       詳細メニューは6月に更新予定で値上げされる可能性大。現在は1,800円ほどです。

  〇 一括支払いになり、個別の支払いはできません。

3. 本例会への申し込み方法

  〇 参加ご希望の方は、松本俊男宛、メールにてお申し込みください。

      (Email:tm-mahoroba@mountain.ocn.ne.jp (℡:090-5098-7473)、 C.C.に必ず島貫麻美   

          (mnrrmami-mu-memo@docomo.ne.jp)、横山順子y-yoko@tuba.ocn.ne.jp)を入れ                                                               てください。

      〇 返信メールには、参加する方のお名前、一般・65才以上の別、お茶会参加希望の有無、を記入してください。

      〇 参加申込み期限 6月2日(金)

4. その他のご注意

      〇 時間指定の事前予約購入となるため予約状況によっては、日時の変更になることもあります。

            その場合は申込みの皆様へは改めて連絡致します。

      〇 チケット購入後にキャンセルの場合は、チケット代金の負担をお願い致します。

                                                                                                                                                                  以上 

代表世話人 北條正明 

世話人 横山順子 東島正樹 福岡博通 飯田光雄 岡野正知 里見誠二  島貫麻美 松本俊男

 

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第3回「美術館・博物館を巡る会」の開催報告

2023年03月18日 11時01分31秒 | 美術館・博物館を巡る会

「ルーブル美術館 愛を描く」(国立新美術館)

第3回「美術館・博物館を巡る会」例会は、3月13日(月)会員26名の参加を得て、国立新美術館の『ルーブル美術館 愛を描く』を鑑賞しました。

今回はルーブル美術館所蔵の16世紀から19世紀にかけての「愛」をテーマとした絵画74点を展示。「愛」と言っても、日常的な生活の中での愛もありますし、ギリシャ・ローマ神話のアモルとプシュケ、ユピテルとヴィーナス、軍神マルスなどが登場する愛=人間の欲望のエロスの愛とキリスト教の愛=神の愛アガペーとでは大きな違いがあります。ひとつひとつの絵画が物語やストーリーを元にして、背景なども丁寧に描かれており、西洋社会における愛の概念がどのように描かれているかを知るよい機会となりました。

いくつか愛に関する言葉を紹介します(館内の解説にあったものです)。

モリエール「理性は愛を抑えることができない」。リルケ「愛されることは亡びること。愛することは亡びないこと」。

次回の例会は、6月~10月の間で計画いたします。(世話人東島正樹記)

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第3回美術館・博物館を巡る会のご案内

2023年01月04日 16時30分27秒 | 美術館・博物館を巡る会
第3回美術館・博物館を巡る会のご案内

美術館・博物館を巡る会の第3回例会を下記の通り開催致します。
第3回例会は国立新美術館「ルーブル美術館展 愛を描く」の鑑賞です。
世界三大美術館の一つに数えられ、年間800万人が訪れる世界一来訪者数の多い、フランス・パリのルーブル美術館!いよいよ3月1日より同美術館が所蔵する「愛を描く」名画の数々が公開されます。皆様の参加をお待ち致します。

  • 日時:令和5年3月13日(月曜日)
13:30 展示室入場口付近で集合、14:00入場の予定。
(事前予約制の為、時間指定チケットの購入後、改めて正式に集合時間、入場時間を連絡致します。)
  • 「ルーブル美術館展 愛を描く」(於)国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22-2 
地下鉄千代田線乃木坂駅改札6出口(美術館直結)
地下鉄日比谷線六本木駅4a出口(徒歩約5分)
地下鉄大江戸線六本木駅7出口(徒歩約4分)
(別添地図参照)

3.料金 2千百円 お釣り銭のない様、お願い致します。
4.参加申込み期限 1月26日(木) 申込みは北條正明にお願い致します。(Email: hojo@yha.att.ne.jp)、(Tel: 080-3459-4612)
5.時間指定の事前予約購入となるため予約状況によっては日時の変更になることもあります。その場合は申込みの皆様へは改めて連絡致します。
6.チケット購入後にキャンセルの場合はチケット代金の負担をお願い致します。
7.本特別展の展示内容については下記web siteを参照下さい。

代表世話人 北條正明、世話人 横山順子、東島正樹、福岡博通   以上

                           渡部耕次 記

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第2回美術館・博物館を巡る会 東京国立博物館で国宝展を観覧

2022年11月01日 10時57分01秒 | 美術館・博物館を巡る会
 11月1日開催の第2回例会は20名の参加にて東京国立博物館・創立150周年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を鑑賞しました。本国宝展では東京国立博物館が所蔵する89件の国宝の全てと数多くの重要文化財の名品が展示され、国宝では平安時代の十六羅鑑像、鎌倉時代の平治物語絵巻、狩野永徳、長谷川等伯の屏風図、雪舟の山水図、書跡の古今和歌集、そして考古では武人埴輪など、その昔、中学校、高校時代の教科書で習った名品の数々の実物を鑑賞することが出来ました。又、刀剣の間では所蔵する国宝刀剣の全て19振りの展示が圧巻でした。重要文化財の展示では葛飾北斎の富岳三十六景、東洲斎写楽の歌舞伎江戸兵衛画、菱川師宣の見返り美人図、尾形光琳の風神雷神屏風図、岸田劉生の絵画・麗子微笑、そして縄文時代の遮光器土偶、鎌倉幕府の源頼朝像、金剛力士立像など多岐にわたる文化財鑑賞を堪能しました。150点に及ぶ貴重な名品の特別展示会は実に見応えのあるものでした。 文責 北條正明



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