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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140209-OYT1T00384.htm
都知事選、舛添要一・元厚労相が初当選
2014年2月9日21時22分、読売新聞
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東京都知事選が9日、投開票され、新人で無所属の舛添要一・元厚生労働相(65)が当選した。
舛添氏は、選挙戦で自民、公明両党の全面的な支援を受けるとともに、社会保障や防災対策の充実などを訴えて支持を広げ、「即原発ゼロ」を訴えた細川護熙元首相(76)や宇都宮健児・前日本弁護士連合会長(67)ら他の候補を退けた。舛添氏は知事就任後、遅れている2020年東京五輪・パラリンピックの準備などを急ぐ。
今回の都知事選は、猪瀬直樹前知事が医療グループ「徳洲会」側からの資金提供問題で辞職したことに伴うもので、新人16人が立候補した。
選挙戦は、2020年の東京五輪・パラリンピックや、首都直下地震に備えた防災対策、「政治とカネ」の問題などが主要なテーマになった。小泉元首相が「即原発ゼロ」を掲げた細川氏を支援したことから、国のエネルギー政策に及ぼす影響も注目された。
舛添氏は、当選確実となった9日夜、東京・西新宿の事務所で記者会見し、「防災、経済、何より五輪を成功させる。世界中から来た人々からこの街はすばらしい、こんなおもてなしがあるなど、あらゆる面で東京の魅力を全力で発信したい」と語った。エネルギー政策については「原発に依存する体制を少しずつ減らしていくのは重要だが、東京は電力の最大の消費地であり、供給地のことも考えないといけない。国全体との調整も必要だ」と述べた。
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東京都知事選は、大変残念な結果となった。
NHKによると午後7時半現在の投票率(推定)は、34.14%にとどまり、最終的な投票率も
これほどの超低投票率となると組織票がモノを言う。
東京都の有権者数は、約1000万人
投票率が40%とすると、総投票数は400万票となる。
各政党の基礎票は、概ね【自民党160万票】、【公明党80万票】、【共産党70万票】だ。
要するに、創価学会の80万票と自民党支持者の75%の120万票を合わせると、それだけで50%の200万票に到達してしまうのだ。
今回は、普段なら民主党の支持母体となっている連合まで舛添を支援したため、投票率が50%未満になった時点で田母神に勝ち目はなかった。
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舛添 47% 組織票=自民、公明(創価学会)、連合
宇都宮 20% 組織票=共産党、社民党
細川 19% 組織票=民主、JR総連
田母神 10% 組織票=ナシ
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【基礎票】
自民党 160万票
公明党 80万票
共産党 70万票
(参考)
★★2013参議院選挙 東京★★
丸川 珠代
自民
1064660
山口那津男
公明
797811
吉良 佳子
共産
703901
山本 太郎
666684
武見 敬三
自民
612388
★★2013年東京都議会分析★★
http://www.huffingtonpost.jp/taku-sugawara/2013_1_b_3488128.html
●得票数(2009年→2013年)
自民 146万票→163万票
民主 230万票→069万票
公明 074万票→064万票
共産 071万票→062万票
維新 -----→037万票
みん -----→031万票
社民 002万票→001万票
生活 -----→001万票
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合計 563万票→453万票
ただ、救いもないわけではない。
若者は、田母神候補に投票している。
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田母神は、20代を中心に若者に人気があった。
さて、現時点において、舛添には2つの大きな疑惑が浮上している。
展開次第では、今年中に、もう一度、東京都知事選挙が行われる可能性がある。
1つは、舛添の個人演説会に来場した有権者に、時価3000円相当の東京五輪の特製バッジを配っていた【選挙違反】だ。
http://gendai.net/articles/view/news/147802/2
有権者に五輪バッジを配布…舛添氏に「選挙違反疑惑」が浮上
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陣営が配るバッジ(右手前)/(C)日刊ゲンダイ
(前略)
■演説会の来場者に五輪バッジをプレゼント
本気になった女性は怖いが、舛添への“逆風”はこれだけじゃない。公選法違反疑惑が浮上しているのだ。
5日午後6時半から東京・町田の「ホテル ザ・エルシィ町田」で開かれた舛添の個人演説会でのこと。
「受付のスタッフが、来場した有権者に、法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジを配っていたんです」(関係者)
バッジは非売品だが、ネット競売で3000円ほどで売買されているレア物だ。
「経緯はどうあれ、ビラ以外の物品を配った場合には、公選法199条にある候補者の『寄付の禁止』に抵触する恐れがあります」(都選挙管理委員会)
これまで何度も選挙を経験してきた舛添が、そんな初歩的なことを知らないわけがない。王手をかけているからと、ナメてかかっているんじゃないのか。舛添事務所に事実関係を問い合わせてみたが、6日までに回答はなかった。
そして、もう一つは、当ブログの前記事で詳しく述べた【舛添が政党助成金(税金)で借金を返済した】疑惑だ。
●詳細記事
舛添要一投票直前スキャンダル!
元側近議員が告発
「政党助成金で借金2億5000万円返済」
週刊文春
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5349.html
(一部再掲載)
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▼全文書き写し▼
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舛添要一投票直前スキャンダル!
元側近議員が告発
「政党助成金で借金2億5000万円返済」
2月9日に投開票日を迎える東京都知事選。
その最有力候補と目されているのが、舛添要一元厚生労働大臣(65)である。
だが、そんな舛添氏が国会議員時代、政治資金を借金返済に不正流用していた疑いが浮上した。
「私たちの知る舛添氏は独善的で、金銭的にもルーズな政治家でした。はたして彼が都知事候補に相応しい人物なのか。実像をぜひ知っていただきたい」
こう口を揃えて語るのは、舛添氏が代表を務めていた「新党改革」の元幹部、矢野哲郎氏(同党代表代行)と、山内俊夫氏(同事務総長)である。
舛添氏は「自民党の役割は終わった」と宣言して平成22年に離党、新党改革を結成して、代表に就任した。
山内氏が振り返る。
「そもそもの契機は、舛添氏が改革クラブの渡辺秀央代表に『新党を作って党首になりたい』と頼み込んできたことでした。当時は期待の改革政治家というイメージがあったので、我々も最後の国民へのご奉仕と考え、改革クラブをベースに『新党改革』を結成した」
同年に政界を引退する予定だった矢野氏と山内氏は、裏方に回り新党を支えようと尽力したという。
しかし「はじめに違和感を覚えたのは彼の不作法な一面でした。結党した年は参院選があったので、麻布十番に選対本部事務所を置いた。政治家の常識として、町内会や近所には挨拶をするものです。しかし彼は、一切挨拶に行こうとしないのです」(山内氏)
■違法性の高いマネロン行為
新党改革の実態も、改革とは程遠いお粗末なものだったという。
「党員の間では『地域政党への展開も視野に入れた幅広い政治活動をしよう』という意見でまとまっていた。しかし、代表は党員と会おうとしない。綱領作成や総会の提案も無視される。逆に彼から指示されるのは『政党支部を解散しろ』といった、実際の政治活動を縮小するような話ばかりでした」(同前)
さらに不信感を高めたのが、不透明すぎる金の動きだったという。
平成23年の「新党改革」の政治資金収支報告書。
「借入金」の頁には、同党がみずほ銀行六本木支店から2億5千万円もの融資を受けていた事実が記載されている。
この事実を矢野氏ら幹部や党員は全く知らされていなかったというのだ。
「巨額の借入が、党役員会の承認もなく実行されていて驚愕した。私達も政治資金収支報告書を見て初めて知ったほどでした」(矢野氏)
この融資の実態を知っていたのは、舛添代表と荒井広幸幹事長(現・代表)だけだったという。
さらに「舛添氏の自宅や別荘は、一切、借金の担保に入っていない。なぜこれほど巨額のカネを借りられたのか、極めて不可解」(党関係者)との指摘もある。
じつは舛添氏の巨額借金問題は、他党でも話題に上ったことがある。
「23年の都知事選で、民主党内では舛添氏を擁立しようという動きがあった。民主党は『借金の肩代わり』を提案し、彼も意欲を見せた。しかし石原慎太郎氏が出馬したことで、舛添氏は不利とみて出馬を見送った。じつに計算高い人物だと思いましたね」(民主党関係者)
では舛添氏はどのようにして借金を返済したのか。そこで浮上したのが「国民の税金で借金を返済したのではないか」(矢野氏)という疑惑である。
新党改革は22年に2億5千万円を借入れ、同年にまず1億5千万円を返済。そして23年に5千2百万円、24年に4千8百万円を返済し、借入金を完済している。
政治資金に詳しい弁護士が同党の政治資金収支報告書を分析した報告書がある。
それによると、年間収入は1億5~9千万円ほど。
うち約1億2千万円が政党助成金で占められ、立法事務費1560万円も支給されている。
つまり収入の大部分が、政党助成金や立法事務費といった税金を原資とした金だ。
報告書は「政党助成金が借入金返済の財源になっている」と結論している。
また、政党本部と舛添氏の資金管理団体、荒井広幸氏関連団体などの間で、いったん支出していたカネを再び政党本部に還流させるなど、複雑な資金のやり取りがなされている。
つまり政治資金の透明性確保とは真逆の状態にあり、「何かを隠蔽しようとする意図がある」(山内氏)と疑わざるを得ないのだ。
政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大教授はこう指摘する。
「政党助成法では、借入金への返済に政党助成金を充てることを認めていない。『政党交付金使途等報告書』に返済を記載できないので、助成金を政治団体間で回し、金の出所をわかりにくくしながら、借入金の返済を行っている。これは政党助成金を返済に充てるための意図的なマネーロンダリング行為であり、違法性が高い。立法事務費においても、借金返済は目的外支出と見なすことができ、これも違法性がある」
収支報告書からは、舛添氏が自宅に党支部事務所を置き、妻が社長を務める「舛添政治経済研究所」に総額約800万円の家賃を払っていたことも露見した。
「われわれが見る限り、党活動の実態はないも同然でした。新党改革の政党助成金は舛添氏と荒井氏で山分けされ、不透明な借金の返済に回された疑いが強い。これでは党の私物化です。
そこで私は舛添氏に対し、内容証明という形で党大会の開催や、資金の使途と会計の公表を求めてきました。しかし、舛添氏は代理人を通じて全て拒否しました」(矢野氏)
前都知事だった猪瀬直樹氏は「政治とカネ」の問題で失脚したばかり。
はたして舛添氏はどう答えるのか。
借金の使途や法的問題について本人を直撃したが、「その件ね。はいはいはいー」と答えるだけでさっさと車に乗り込んでしまった。
選挙事務所は「全て法に則り、適切に処理しております」とだけ回答した。
一方、荒井事務所は「(平成22年の)参院選に備えて2億5千万円を借りたのは事実。政治資金規正法に違反の無いよう適切に対応している」と答えた。
山内氏が嘆息する。
「舛添氏が結党からの3年間で行ったのは、2億5千万円の借金を返したことだけ。結果的に、われわれの政治への想いは無視され、彼の金儲けの為だけに利用されてしまった。こんな心無い人物が、はたして五輪開催都市のトップに相応しいといえるのでしょうか」
有力候補に飛び出したスキャンダル。
都民はどのような審判を下すのだろうか。
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週刊文春 2014年2月13日号のコンテンツ
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