安保・防衛に関して、安倍ほど的外れな人間はいないと言える。こんな愚人を国のトップに据えるのは、明らかな間違いだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■311を取材した、元大手紙記者のコメント。
小泉進次郎や自民党、与党の皆さんが「大震災、大津波、原発事故災害で、自衛隊が果たした役割」を強調します。
結構なことでしょう。
同時に、時の民主党政権、菅直人首相のクライシス・マネジメントをボロカスに叩いてます。
でも…。
あの時、「10万人の自衛隊動員」を決めたのは誰ですか?
防衛省・自衛隊の官僚たちが示したのは「6500人」。
これを、北沢俊美防衛大臣が「2万5000人」に拡大しました。
さらに、ヘリコプターで上空から現場視察した菅首相は、とうてい足りないと「5万人」に拡大。
さらに熟慮してすぐ「10万人」に増員を決めました。
現場の自衛官たちが、その判断を高く評価していたのを覚えています。
今、自民党の方々が誇らしげに語る自衛隊の活躍は、菅首相の判断があったからこそのものでした。
その時自民党、元首相だった安倍晋三さんは何を言ったか?
「自衛隊を10万人も出すのは問題だ。この間に侵略されたらどうするのか? すぐに、安全保障会議(?)を開くべきだ…」
まず、言いたいのは、目の前の被災者、被災地をこれほど軽視した発言はないということです。
ろくに報道されてませんが、これは決定的な問題発言。
私が大手新聞の編集局長なら1面肩くらいで大々的に報道します。
テレビの編成局長なら、ゴールデンのニュースやワイドショーでトップ扱いするネタ。
なぜ、この重大さ、深刻さがわからないのでしょうか?
全く理解に苦しみます。
次に問題なのは、安全保障観のお粗末・貧困・稚拙・幼稚さ。
世界が注目し、同情し、支援する中で、いったいどこの国家が日本を侵略すると言うのでしょうか?
絶対にあり得ないことを現実のように思い込む。
バーチャルリアリティでしかありません。
ましてや、沖縄海兵隊をはじめ、米海軍の空母「ロナルド・レーガン」も東北沖で救助活動。
米軍は3万人を動員したとされました。
このタイミングで、世界最強の米軍に喧嘩を売るバカはどこにもいないでしょう。
私は当時、「戦後日本で最も安全保障環境が良かった数カ月」と評してました。
そんな中、目の前の悲劇をほったらかしにして、仮想現実に埋没した現実味のない安保観から、今そこにある悲劇の対処・対応を「するな!」と叫びまくって政府の緊急時対応を妨害し続けたのはどなたでしょうか?
安倍晋三さんその人です。
私は、小さな情報でも、ポイントになることはそうそう逃さないつもりです。
そして、まずは忘れません。
皆さん
思い出してみて下さい。
メディアや有識者の根拠なき印象報道や発言、思惑先行で歪んだ政治家たちの言動をとっぱらい、真摯に事実だけに向かい合ってみて下さい。
歴史の闇に葬り去られそうな真相が浮かび上がりますから。
世の中、多くの場合は、「悪い」とされた側はまともで、「正義」とされた側がロクデナシってことがあります。
当時、菅さんが安倍さんの助言に従い、津波、大地震の被災地からも、福島第一原発からも、大量の自衛隊員を引き上げさせていたなら…。
想像するだに恐ろしいことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます