天皇家をここまでないがしろにする安倍首相を愛国、右翼の連中はよくも許すものだ
2015年03月01日 天木 直人
発売中の情報月刊誌「サイゾー」3月号に驚くべき記事を見つけた。
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安倍首相は、平和への思いが強い今上天皇を避けて、皇太子とのパイプ強化を図ろうとしているというのだ。
その理由としてサイゾーが書いているのは、皇太子は保守的な考えであり、皇太子妃殿下の父も外務次官経験者であるから保守だと、両殿下に期待しているというのだ。
信じがたい記事だ。
たとえこのサイゾーの記事を安倍首相側が否定しようとも、このような記事を書かれるようではお終いだ。
我々はいかにもそうだろうと思ってしまう。
そう思わせるほど、安倍首相の歴史無視と改憲志向の政治がまかりとおっている。
この原稿が書かれたのは、皇太子殿下の誕生日記者会見(2月20日)が行われる前であったことはあきらかだ。
その記者会見において、皇太子殿下はみずから謙虚に過去を振り返るとともに,歴史が正しく伝えられる事の重要性を述べられた。
今上天皇の平和に対する思いを崇敬の念で共有すると語っておられた。
安倍首相側の思惑は見事に外れたのだ。
それにしても、天皇陛下や皇太子殿下がここまで平和の思いを語られるのは異例だ。
それは明らかに安倍首相の歴史認識や改憲固執に対する不快感の表れであるが、そのような事を敢えて言わなければならない天皇陛下や皇太子の苦痛はいかばかりだろう。
よくも、愛国・右翼の国粋主義者たちがここまで皇室をないがしろにする安倍首相を許しているものだ。
日本国民は、よくも平気で天皇陛下や皇太子殿下の苦痛を黙って眺めていられるものだ。
この国のメディアはよくもそんな安倍首相に屈し、服従しているものである(了)
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