言わなければならない事は言わないと前には進まない

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NHKの大掛かりな「仕掛け」とは

2013-02-06 21:52:37 | 言いたいことは何だ
NHKの大掛かりな「仕掛け」
 
2月1日、NHKがテレビ放送を開始して60年ということで、今のテレビについてスタジオに視聴者数十人とコメンテーター数人が出演しこれからのテレビ番組について討論をしていました。


そしてネットユーザー1,000人からアンケートを募り、テレビとネットメディアの比較を行っていました。

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最初は「今のテレビに魅力をかんじますか?」
 
ということで、アンケート結果は「32対68」で圧倒的
 
に魅力を感じない、でした。
 
 

 

ネットユーザー意見では「どれも同じ芸人ばかり」とか「ひなだん形式の番組はいらない」とか「タレントがただ楽しんでいるだけ」とかの意見を紹介しています。
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イメージ 6次はバラエティ番組について日本テレビの土屋敏
 
男さんというプロデューサーが制作の苦労話な
 
どを語っていました。

 
 
 
 
イメージ 7そして、「土屋さんの目指すバラエティを見たいと
 
思いますか?」ではどういうわけか「56対44」と
 
見たい方が高くなります。
 
 
 
 
次は「あなたは以前に比べてドラマを見る時間が増えましたか?」では「21対79」と圧倒的に「減った」が多いようです。

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イメージ 9そして、「あなたはこれからのテレビが〝面白
 
くなる”と思いますか」では「24対76」とこれも
 
圧倒的に面白くならないと答えています。
 
途中ではテレビがなくても困らないかとか、情報の収集は何で、とかテレビしかできないことがたくさんありますよ、というテロップが流れ、いろいろなテーマで討論を進めていき、
 
 
最後のアンケートは「テレビに未来はあると思いますか?」という設問に「66対34」で未来はある。と「答えた形」になっています。
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最後に「答えた形」になっています。
と述べましたが、この番組の「種明かし」をします。
 
実は最初に、この番組は「2013年1月20日 NHK101スタジオ」で収録した。とはっきりテロップで表示しています。
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放送は2/1でしたから、この番組は事前に「編集された」番組である。ということです。


そうするとネットユーザーアンケートはいつ集めたの? という疑問が沸きますが、スタジオ収録の前にアンケートの集計は出来上がっていた。ということです。

 

その数字をスタジオの大型スクリーンに映し出し、そこにいた人たちが尤もらしく「オーとかイヤー」とか言っているのを、さも生番組のようにしているだけで、スタジオの討論を聞いてアンケートに答えているわけではないのです。
 
全てNHKの収録した映像素材から「台本」に沿って「編集」されたものを番組で流すと、さも生番組を放送し、それを見ながらネットユーザーはアンケートに答えているのか。と思う作りになっているのです。
 
それを視聴者に批判されないように、番組の最初に「2013年1月20日 NHK101スタジオ」と出しているのですが、見ている人はこの最初の告知テロップを忘れてしまい「生」と錯覚するのは、スタジオの司会者が「では、今後のテレビに未来はあると思いますか?と投げかけた言葉に、さもそれを見ながらアンケートしているように錯覚をさせる正に「イリュージョン」の仕掛けなのです。
 

前段で「土屋さんの目指すバラエティを見たいと思いますか?」ではどういうわけか「56対44」と
見たい方が高くなります。と述べましたが、他局のプロデューサーを呼んでおいて、「見たくない」が多ければ土屋さんでなくとも怒るでしょう。
 
「NHKよ、お前に言われたくない!」ということぐらい判断できますね。
 

つまり、世論誘導に沿って作られた「世論調査」も同じ「カラクリ」と思ってよいのです。
 
しかし、NHKがこうまでして、「テレビに未来はある」と思わせるのはテレビ番組の劣化が相当深刻である。という証でもあります。



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1 コメント

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Unknown (country-gentleman)
2013-02-07 03:15:00
SUMさん
転載ありがとうございます。
実は私などはテレビというものが始まったときから付き合っているようなもので、当初はビデオ・テープというものが無かったため「生」放送だったわけです。
そして今はどうしても観たい番組は「録画」をしておく。という形態に変わっています。
今放送している「時間軸」というものは「生」以外はネットでみるVODに変わると思いますし、実際行っていますが、その流れが早くなると考えます。
極端に考えると各家庭に「録画器」も要らなくなる。と思います。
テレビ局が生き残るのは「ジャーナリズム」を持ってネットユーザーと放送メディアが融合した昔の「朝まで生テレビ」のような汗が飛び交うような熱気のこもった番組を視聴者と一緒に作り上げていくことで、国家の捏造やデッチアゲ事件などは無くなるし、原発問題の真実も明らかになっていくものと思います。
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