受給批判だけでは表面的
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この問題。発言しないでやり過ごそうとしましたが、やはり主張すべきことは主張します。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120517-952313.html
たしかに全く問題がないということはありません。ですが、これは本当に不正なのか?不適切ではないのかという言葉遣いの問題があります。あるところまでは適切なものだったのが途中から不適切な受給になったということにはならないのか、そしてそうではないという理由を指摘するべきではないのでしょうか?
生活保護の受給者が異常なまでに多くなっていること自体は間違いなく問題です。その中に不正行為の末もらっているものもあるという指摘もあるのは確かです。「ナマポ」と呼んで不正受給のテクニックを伝授するサイトまであるとか。これは正す必要があります。
ただ、問題はこういう問題のある受給だけを厳しく追及するだけでは、問題の本質を隠してしまうのではないかという疑問を投げかけざるをえません。というのはこれだけ生活保護を受給する・しないととなっている本質的な問題にはメディアの報道は全く切り込んでいません。多くの人が生活苦にあえいでいることを何とかする必要があるという声が少ない!深刻な事態の根底に何があるのかを見ないで正義漢ヅラされても迷惑なだけなのに。そして若者がゲーム感覚で「ナマポ」をもらおうという思考に走るのは、全て彼らの問題と片づけていいのか?「バッジ」や「肩書き」に対する一種の反撃・反乱だとしたら、やっつけるだけが正道だとは限らないはずです。
適切でない受給から見えるのはこの社会が「小泉改革」で荒み、その問題点をロクに検証しないでさらにその道に進もうとしているという姿。その行きつく先は社会の崩壊であることをうるさがられても警告しておきます。
会見を聞く限りでは悪質性はなかったようだが。
生活保護を受けなければ「命が絶たれる」ということを是正して行くのが政治の役割であるはずなのに、そうなってない現実。「生活保護」という問題だけでなく、我々の生活全体を向上させていく事に力を入れなければならないはずが、そうなってないことを、国会議員にはっぱをかけて改善させるのが、有権者の役割としてあるはず。
健一さんの記事もリンク先として紹介しておきました。
これからは、もっと、この種の問題を取り上げる必要がありますね!