言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

福島の事故くらいで、原発を止めるな、by埼玉県自公県会議員

2017-12-29 04:26:02 | 言いたいことは何だ
埼玉県議会が「原子力発電所の再稼働を求める意見書」というわけのわからない意見書を採択したそうです。

http://www.pref.saitama.lg.jp/e1601/gikai-gaiyou/h2912-5.html#a5

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「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を求める意見書」

エネルギー政策の基本は、安全性を前提とした上で、安定供給を第一とし、次いで経済効率性の向上と環境への適合である。
そのためには、優れた安定供給性と効率性を有し、運転時に温室効果ガスの排出を伴わない原子力発電所の稼働が欠かせない。
よって、国においては、立地自治体等関係者はもとより国民の理解と協力を得られるよう前面に立ち、下記の措置を講じつつ、原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を進めるよう強く要望する。



1 将来の世代に負担を先送りしないよう高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた取組を強化すること。
2 立地自治体、防災関係機関等との連携を強化し、避難のための道路、港湾等のインフラの整備や避難行動要支援者等に十分配慮した避難計画の策定などを継続的に支援すること。
3 電源立地地域対策の趣旨に基づき、新たな産業・雇用創出を含む立地自治体の実態に即した地域支援を進めること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成29年12月22日

埼玉県議会議長   小林哲也

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣            様
経済産業大臣
原子力防災担当大臣

*****************引用ここまで*****************

原発ほど「効率」の悪い発電はないのだから、「優れた安定性と効率性を有する原発」という前提がまず間違い。
また「将来の世代に負担を先送りしないよう」な「高レベル放射性廃棄物の最終処分」の目処は全く立っていないし、「十分配慮した避難計画」はこれまでどの地域でも実現していないのだから、それらに対する取り組みを強化したり支援したりしても、その実現は無理だとみなすのが妥当でしょう。

2011年に福島第一原発の事故が起こり、未だ事故収束の目処が全く立たず、事故原因も解明されず、福島では約8万人の人々の住処が放射能で汚染され、人々が住むことができない。地質学的には、今後地震や火山活動が活発になると推定されているのだから、福島のような事故が起こらないと誰が言えるのか。伊方原発について、阿蘇山の噴火活動による危険性などが理由で、運転差し止め判決が広島高裁で下っている。
今でもこれまでも、原発が稼働しなくても電気は足りていたのが事実です。

全く説得力のない意見書を採択する県議会の見識を疑います。

意見書採択への抗議文を埼玉県議会に提出すべく 白田 真希 (Sirota Maki)さんが賛同者を募っています。県内だけでなく、県外の方でも可能です。
Facebookのメッセージかメール(sirotama@kbf.biglobe.ne.jp)で連絡してください。

https://drive.google.com/file/d/1MQfPGNCT5KT1nDIdGq5sOgbNQFd88ZMf/view


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