ＴＰＰ抗議行動で一部暴徒化 ニュージーランド （2012年12月13日）：日本農業新聞記事です

ＴＰＰ抗議行動で一部暴徒化　ニュージーランド （2012年12月13日）





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　ニュージーランドのオークランドで３～１２日に開かれたＴＰＰ第１５回拡大交渉会合。会場付近では連日、抗議活動が行われた。数百人が参加する大規模なものもあったが、一部が暴徒化し、警察と衝突する騒ぎも起こした。

　複数の現地報道によると、会場となったオークランド中心街の会議場周辺では３日から、自由貿易や知的財産権の強化に反対する各国の市民団体などが、プラカードや横断幕を持って抗議活動を展開していた。

　最も大規模だったのは８日で、抗議の中心団体が「反ＴＰＰ行動・国民の日」と呼び掛け、数百人がデモ行進。動画共有サイト「ユーチューブ」に参加者が投稿した映像によると、「ＴＰＰはいらない」「ＴＰＰは米国の企業のものだ」などと声を上げながら会議場まで向かった。

　行進後に市民団体の代表者らは、インターネットで集めたＴＰＰの秘密交渉に抗議する７５万人分の署名を各国の交渉官に届けようとした。だが会場に入ることが許されず、警官隊ともみ合いに。これを発端に、暴徒化した一部の参加者が署名を入れた箱に火をつけるなどし、２人が逮捕されたという。