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TPP 文化まで“手玉” 著作権も米の言いなり? 青空文庫設立者が異議 (2013年02月22日):日本農業新聞記事です

2013-02-22 18:06:35 | 言いたいことは何だ
TPP 文化まで“手玉” 著作権も米の言いなり? 青空文庫設立者が異議 (2013年02月22日)





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 著作権が消滅した日本の文学作品を、インターネット上で無料で読める電子図書館「青空文庫」設立者の一人、富田倫生さん(60)が、環太平洋連携協定(TPP)への参加反対を主張している。TPP参加で著作権の保護期間が現行50年から米国の要求する70年まで延長されれば、扱える作品が半減してしまう。「青空文庫」は若い世代だけでなく高齢者や音声変換で視覚障害者も利用し、海外での人気も高い。22日(日本時間23日午前)の日米首脳会談の結果次第では、反対の輪は広まりそうだ。

・保護期間50年から70年に 電子図書館作品半減の恐れ 「国民の声無視」

http://www.agrinews.co.jp/uploads/fckeditor/2013/02/22/uid000354_201302221440102d3cbaf0.jpg 「青空文庫」は1997年に創設。著者の没後50年を経て著作権が消滅した幅広い文学作品をボランティアが電子化し、インターネットで無料公開している。収録作品は夏目漱石の「こころ」や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」など1万1775に上り、“来館者”は1日7000人を超す人気サイト。

 現在、日本の著作権の保護期間は50年で、欧米は70年だ。米国ではウォルト・ディズニーによるミッキーマウスの著作権が切れそうになると延長されるため、「ミッキーマウス保護法」などと言われている。既にTPP交渉で米国は著作権を70年にするよう、参加国に対して求めていることが明らかになっており、弁護士や大学教授ら知的財産権の専門家らは「日本の文化が損なわれる」などと警鐘を鳴らしている。

http://www.agrinews.co.jp/uploads/fckeditor/2013/02/22/uid000354_201302221441201e5b2add.jpg 富田さんは「青空のぬくもりは誰もが共に味わえる。一人があずかって、その恵みが減じることはない。万人が共に享受して、何ら不都合がない。著作権法が保護の対象とする創作的な表現にも、万人の共有を許す『青空』としての性格がある」とコラムに記すなど、保護期間延長問題に危機感を募らす。

 今年は、新しく著作権が切れた吉川英治、柳田国男、室生犀星の作品の公開を始め、大きな反響を得たという。2016年には江戸川乱歩、谷崎潤一郎など著名作家の著作権が消滅し、同文庫への掲載を楽しみに待つファンも多いが、TPP交渉次第でどうなるか分からない状況だ。さらに日本がTPP交渉に参加し、過去の作品にまでさかのぼって70年ルールが適用されれば、文庫の収録作品は半減する恐れもある。

 日米首脳会談を前に、富田さんは「TPP交渉は知的財産分野にとどまらず、広範な分野に及ぶ。秘密交渉のため、国民の声を無視して国の在り方が決められかねない」と訴える。



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