「首相もブタバコ入れ!」籠池夫妻が爆弾発言
03/31 20:37
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「安倍総理もブタバコに入れ」、夫妻で籠池砲を連発。幼稚園でのスピーチ映像を独自入手した。
FNNが独自に入手した、森友学園が運営する塚本幼稚園で、16日に行われた卒園式の映像。
籠池泰典理事長は「わたしは今から『籠池砲』を出します。宇宙戦艦ヤマトのあの砲塔よりも大きいですよ! 吹っ飛んでしまいますから」と話していた。
保護者や園児たちが見守る中、あいさつに立った籠池理事長と妻の諄子氏から、次々と爆弾発言が飛び出した。
籠池理事長は「安倍昭恵夫人を中心に、名誉校長として、小学校建設の事業を進めていたことは確か。安倍先生の方から、もう籠池先生だけには申し訳ないということで、100万円をいただきました。内緒にしておいてほしいということだった」と話していた。
卒園式が行われたのは、3月16日。
学園が建設を進めていた小学校の視察に訪れた議員たちに、籠池理事長が「安倍総理から寄付金を受け取った」と発言する、わずか数時間前のこと。
また、妻の諄子氏からは「園長は、本当に国のためにやってるんだから、こんなときほど、内閣が切り捨てないで、助けてくださったら、ええんじゃないですか! 自分(安倍首相)も『ブタバコ』に入れ! と言いたい」と話すなど、「安倍総理もブタバコに入れ!」と、恨み節も飛び出した。
籠池諄子副園長は「安倍首相には、本当にわたし、失望いたしましたわ。わたし、お父さんをブタバコに入れたくない。助けてください...」と話した。
その一方で、取りざたされている補助金の不正受給については。
諄子副園長は「国からの裏切り、度重なる裏切りに、何をしたんでしょうか、園長は。補助金の『鉛筆なめなめ』で、少し、少しでも多めにいただきたいと思って」と、「鉛筆なめなめ」という表現で、金額をごまかしたことを示唆した。
さらに、「鉛筆なめなめしたのかもしれませんが、だけど、首相の給料の半分にもならんじゃないですか。間違ったところは、補助金をちょっと書いたことは、園長も謝り...ねぇ、そうですよね、園長。でもね、本当にね、悪気はないんです」と、語った諄子氏。
そして、「1人革命」という言葉を使い、卒園式のあいさつを締めくくった。
諄子副園長は「これが、平成の戦後75年の、わたしの1人の革命ではないかと思っておりますので、わたしは言い続けてまいります。わたしは逃げません。わたしは、どこまでも、このおかしな体質を覆していきたいと思っています」と話した。
こうした籠池夫妻の発言の背景について、森友問題を取材してきた大阪府庁キャップ・田中卓朗記者は、次のように解説している。
田中記者は「卒園式は、3月16日に行われたので、このあと籠池夫妻は、参議院の予算委員会の視察を迎えることになりますが、特に諄子氏の発言が、その時の思いが、実直に表れたものと言えます。発言にも、にじみ出ていましたが、瑞穂の国記念小学院、塚本幼稚園も含め、これまでたくさんの政治家から、教育方針に共感され、絶賛までしてもらっていたのに、報道が出たとたんに、みんな『関わりがない』と言い出し、森友学園だけを悪者にするような動きも見られました。諄子氏は、そういう動きを目の当たりにして、これまでいろんなことを政治家のために黙っていたのに、みんな離れていったことで、『なぜ、わたしたちだけが黙っていないといけないんだ』という思いや、ほかにもさまざまな思いがあふれ出して、ああいった発言になったとみられます」と話した。
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