花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

大魔術師

2013年06月09日 | 映画
《 大魔術師 》 (邦題 《 大魔術師“X”のダブル・トリック 》 ...あぁ...また邦題が...)



~あらすじ~

民国時代1920年頃の北京、天橋
街では軍閥の雷大牛(劉青雲 ラウ・チンワン)が勢力とその覇権を轟かしていた
雷は世間の人々から恐れられていたが
実生活では愛を受け入れてくれない第七夫人の柳蔭(周迅 ジョウ・シュン)に翻弄される日々を送っていた
そんな中、街に一人の天才的マジシャン張賢(梁朝偉 トニー・レオン)が現れ
見事なマジックで人々を魅了し続けていた
雷もそのマジックに感銘し、ある日張賢を屋敷へ招き入れる
だがそれは張賢の仕組んだ計画であった
実は彼の目的は、幽閉された師匠(秦沛 チョン・プイ)と再会し
張賢の元恋人である柳蔭を奪い返すことだったのだ
張賢は軍閥転覆を狙う革命団と手を組み、周到な計画を立てるが、その背後では勢力を争う軍閥たち
清朝復活を目論む残党、マジックの奥義“七聖法”を狙う者、そして謎の日本人組織が絡み
事態は思いがけぬ方向へと展開していく...


正直に言いますと...お話の導入部の序盤はちょっと退屈でした

劉青雲は、第7夫人までいる成金軍閥ぶりがものすごくてキンキラキンの衣裳にちょっと引いちゃったし...



方中信(アレックス・フォン)のインチキ(?)マジシャン姿も超胡散臭かったし(笑)



主演のはずの梁朝偉はなかなか出てこないし...


でも、大魔術師トニーさんの周到な裏の計画がわかってきて...



悪いヤツだと思ってた人が実はいいヤツだったり...

裏では清朝復活などという大それた計画が隠されてたり...(平均年齢がかなり上でしたが...

いろんな伏線がだんだんと繋がってきた辺りから俄然面白くなってきました

トニーさんが披露するマジックにイチイチ過度の反応をする夫人たちやラウチン(笑)

お話の所どころに挟んである(敵を騙す)小芝居(笑)がワザとらしいけど

そこはコメディーなので全然OK


この前、真面目で品行方正な梁朝偉@葉問を観たばかりなので...

コミカルな道士姿のトニーさんや



アラビアンナイト(?)トニーさんとのギャップも面白かったです



この映画は、終盤に行くにつれてそれぞれ登場人物の本質がむき出しになってどんどん面白くなる映画です



第7夫人の周迅も美しかったですが...第3夫人の閻妮(イェン・ニー)姐さんがいい味出してました

そして、序盤にちょこっとだけ呉彦祖(ダニエル・ウー)が...

あとは 《 浣花洗剣録 》 の胡不愁の中の人(チョイ役でよく出てる)と

レックリで趙雲さまを矢で射ようとしてたヒゲのヤツ(名前知りませ~ん)が出てました

(って...マニアックすぎて誰も知らないか...


PS...そして...この映画の導演ではないけど...徐克(ツイ・ハーク)監督が特別出演していました



袁和平さんはわからなかったのに、どうして徐克監督がすぐにわかったかと言うと...

この映画を観る直前に届いた 《 天上の剣 》 のメイキングを観たばかりだったからです(笑)

そして... 《 天上の剣 》 でもひとつ発見が...



胡不愁の中の人と呉越さんの間に荊無命の中の人がっ(笑)
コメント (2)
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