花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

葉問~終極一戦~

2014年04月16日 | 映画
《 葉問~終極一戦~ 》 (邦題 《 イップマン 最終章 》)



~あらすじ~

裕福な家庭に育ち、家族と共に平穏な生活を送っていたイップ・マン(黄秋生)だったが
日中戦争が勃発すると、日本軍に家を接収され、困窮を強いられる
終戦後、今度は国共内戦が始まり、1949年、イップ・マンは生活費を稼ぐために
妻子を残して単身香港へと渡る
そして労働組合のビルの屋上を間借りし、地元の庶民に詠春拳を教え始める。
中国に残してきた妻(袁詠儀)もたびたび香港を訪れては、夫婦水入らずの幸せな時間を過ごした
ところが1951年、中国と香港で国境管制が実施され、愛する妻との面会が叶わなくなる
10年後、妻がこの世を去り、その死に目に会えなかったイップ・マンはショックから精神を病んでしまう
その後、かねてからの知人でもあるクラブ歌手ジェニーの存在に心癒され
徐々に立ち直っていくイップ・マンだったが...


今までに、甄子丹や、杜宇航や、梁朝偉の葉問を観てきたけど...

黄秋生の葉問は、年齢のせいもあると思うけど、今までで一番重厚で温厚な葉問でした

そして、やたらと凄かったド兄さん@葉問のように派手に戦うシーンは少なくて

葉問の私生活を中心に描かれてる感じでした


大々的な武館は開かずに、ビルの屋上で庶民に詠春拳を教えて



妻と2人、質素ながらも楽しそうにラブラブしていたけど


(でも、どうしてもちょっと歳喰ってる感は否めませんでした(笑))

弟子は、洪天明(ティミー・ハン)



鍾欣桐(ジリアン・チョン)



陳小春(ジョーダン・チャン)とかで...



主な戦いは曾志偉(エリック・ツァン)と熊欣欣(ション・シンシン)だったけど...

曾志偉とは戦いと言うより手合わせだったので、熊欣欣との対決が一番激しかったかな...

その、九龍城のボス役の熊欣欣がなかなかのキャラで

いったいどんな修羅場をくぐってきたのか...顔の傷がハンパなくて丹下段平みたいでした(笑)



ちょっとショックだったのは...

陳小春が帽子を取ったらツルッパゲだった事(爆)



見事な加トちゃんヅラだったけど...これ...完璧にコントだよね(笑)え? 笑うシーンじゃないの?



リアル葉問(葉問師匠のご子息)葉準(イップ・チュン)師もちょこっと出演されていました


どうでもいいけど(笑)ジャッキー映画でよく見た獅子舞対決もありました



詳しいルールはよくわからないけど...2人一組で獅子に入って

戦いながら柱を上って行って、吊るしてある葉っぱを先に食べた獅子が優勝ってのは解るけど...

でも...完全に獅子から出ちゃってるんだけど...これってOKなのかな?(笑)


そして最後に、顔は映らなかったんだけど...アメリカで成功した弟子として

あきらかに李小龍(ブルース・リー)と思われる人が登場して

葉問師匠を待たずに散々飲み食いしてたり、偉そうに外人の弟子を2人引き連れてたり

いつもの紙巻きタバコを吸う師匠に、アメリカ製のタバコを勧めたり、高級車で送ろうとしたり...

木人の打法を撮らせてくれたらマンション買ってあげますよって言ったり...
師匠に対する尊敬の念が感じられない、成り上がったイヤなヤツに描かれていて

まぁ...本当にあったエピソードらしいんだけど...

なんでわざわざあんなシーンを入れたんだろうって...

葉問が年を取って身体を壊してる時に、弟子に蔑にされるのを見るのは忍びなくて...

ちょっとブルース・リーに対する印象が悪くなってしまいました...

最後のアレさえなければもう少し後味が良かったんだけどな~


あまりにいろんな人が演りすぎて、葉問のイメージがゴッチャになってしまったけど

ド兄さん主演の 《 葉問3 》 は今から楽しみで~す
コメント
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