花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

新 水滸伝 看完了

2014年11月21日 | 中華電視劇
中国四大名著の中の 《 三国志 》 《 西遊記 》 は、映画やドラマや本で大体のお話を知っていたけど

《 水滸伝 》 は今まで触れる機会も無く、全く内容を知らなかったので

(『 梁山泊 』 ってのはパチンコのゴト師集団の事だと思ってたくらいだし(爆))

とりあえず大体のお話を知っておこうと、入りやすいドラマで観ることにしました



最初は1人1人の英雄豪傑のエピソードが面白くて、そんな世間から爪弾きされた漢が

1人また1人と梁山泊入りして、どんどん仲間が増えていって108人にもなって

宋江が 『 替天行動 』 の旗を掲げて梁山泊を旗揚げした辺りまでは楽しかったんだけど...

宋江が朝廷に招安を申し入れる辺りから、なんだかイマイチ面白くなくなってきて...

ここへ書く感想も滞りがちになり...しばらく感想を書かないうちに看完了となってしまいました(滝汗)

(招安については私も、せっかく自由な安住の地を得たのに、なんでまた朝廷に仕えるんだ...

という武松や李逵たちと同じ気持ちだったので...クソまじめな宋江の考えにちょっと抵抗を感じてしまって

イヤ...兄弟たちの行く末を案じての事なのはよ~く解ってるんだけどね...

でも、施耐庵(あるいは羅漢中)さんよ~ 庶民が娯楽で読むお話なんだから

もう少し自由で明るい展開に描いて欲しかったよ...(特にラスト)


最後の6集くらいはも~ これでもかこれでもかと畳み掛けるような鬱展開でした...

108人いた英傑たちを、全86集中最後の6集で77人殺すというのはあまりにも急過ぎで...

朝廷の招安を受けて帰順し...英傑たちの義侠心と、類稀なる武術の腕前や頭脳を

民やお国の為に役立てる...と言えば聞こえはいいけど...

次から次へと死んでいく英傑たちを見ていたら...みんな無駄死になんじゃないかと思えて...

何が名誉の死だよ...朝廷は梁山泊をいいように使い捨てにしてるだけじゃん

お気に入りだった石秀も、史進も、あまりにもあっけな~く死んじゃって...


最後の方は、もうずっと涙、涙で...ティッシュを大量消費しました...

(イッキに観たので気持ちがドッと落ち込みました... ラストのイッキ観はお勧めしません)


あ、そうそう...梁山泊の英傑たちが大勢死ぬ原因になった、敵将方蠟(ほうろう)が福康安でした(笑)



そして、大勢の兄弟たちの犠牲のもと、方蠟を捕らえて凱旋した宋江を面白く思わない

朝廷内の諸悪の根源...スリー奸臣ズ...



コイツらの策によって、せっかく生き残ったのに殺されてしまう魯俊義と宋江...

あ~も~皇帝はなにやってんだよ~

そして、義兄弟の誓いを守って、宋江に殉死する花栄と呉用さま...



でも、この時の呉用さまは、とっても自然ないい顔をしてました...(涙)



最後は、生き残った梁山泊のみんなの行く末をナレーションで端折る...

というお得意のラストで終わったけど...

諸悪の元凶...スリー奸臣ズはどうなったのさ~~~


さて...長かった 《 水滸伝 》 が終わったので、来月からはまた武侠モノに行こうかな~?
コメント (2)
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