《 女媧傳説之靈珠 》 第35集(中編)
倒れた魔音の前に進み出た荣狄陛下は 「オマエは撮魂琴で私をコントロールしようとしたが
仙楽の写真を見ているうちにすっかり醒めていたのだ!醒めた後は仙楽の仇を討つ機会をうかがっていた...
秘密裏に江寒に命じて兵を整え、オマエの手の者と入れ替え...听琴にはオマエの琴を秘かに壊してもらった
そして、まだ術に掛かってるフリをしてオマエの正体をみんなの前で暴いてやったのだ
仙楽を殺したのみならず、妖魔と手を組み南越を奪おうとしたオマエの罪は大変重い
今この場で大祭司を罷免する!」 と凛々しく言う陛下
キャ~ 術に掛かったフリで魔音を欺き、裏で秘密裏に動いてたなんて、も~キュンキュンな展開~
陛下ったらいつから醒めてたの~? 私もすっかり騙されちゃったわ~ (笑)
観念した魔音は陛下に 「こうなったらもう生きて行けない...せめてあなたが殺して!」 と言ったけど
陛下は 「オマエには殺す価値もない!オマエを殺しても仙楽は戻ってこない...
オマエを南越国から追放する!今すぐ出て行け!」 と言い
未練がましく陛下を見つめて出て行く魔音...
え?後顧の憂いを断つ為に殺さなくていいの~?...って思っちゃう三国志脳なワタシ...
そこに兵が駆け込んできて 「魔族の大軍が城の外に集結しています!陛下!大至急応戦を!」 と言うと
陛下は宮殿へ続く長い階段を上り、タメ息をひとつ吐くと兵士たちに向かって
「私は即位してから朝政を顧みず勝手な事ばかりしてきた...南越を治めもせずに逸楽に耽り
南越の民を苦しめてきた...私が愚昧で無能だったせいで、今南越国は窮地に陥ってしまった...
私は誓う!今日私は命を懸けて、この私たちの国土を守り抜く!...そしてその後私は王位を退く...
誰かこの国を治めるのに相応しい人間に南越国を治めてもらおうと思う!
だから、この危急存亡の今!みんなも一緒に妖軍と戦って欲しい!」 と、長~い陛下の1人語りが...
でも 「あんな大軍に勝てるわけがない...」 とか 「大祭司もいないのにどうするんだ...」 とか
弱気な兵たちがザワついていると、おもむろにみんなに向かって跪く陛下
そして 「魔音を信じた私が間違っていた...魔音は妖魔と結託して南越を混乱に陥れた...
全て私の責任だ!どうか許してくれ!...私の最後のお願いだ!私と共に命懸けでこの国を守って欲しい!
どうかお願いだ!みんな助けてくれ!」 と、泣きながら頭を下げる陛下(涙)
それを見た江寒が腕を振り上げて鬨の声を上げると、兵士が次々と続き
口々に 「奋勇杀敌」(勇気を奮って敵を殺せ!)と、シュプレヒコールを...
それを見た陛下は涙を流し、みんなに 「謝謝」 と言って頭を下げてたけど
も~タムさまが涙をポロポロこぼしてるのを見たら私も泣けて泣けて(泣)このドラマで初めて泣きました(笑)
仙楽に一途なあまり、ずっと国や政を放り出してストーカーばかりして来たダメな陛下が
ここに来てやっと漢気を見せたのに...あと1集で終わっちゃうなんて~