花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

2022 SUPERGT Rd2 富士スピードウェイ

2022年05月05日 | レース
昨日は、もうすっかり恒例となったGW開催のSUPERGT第2戦

『 2022 AUTOBACS SUPER GT Round2 FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE 』

を観に、富士スピードウェイに行ってきました



コロナ禍でも休まずに一昨年も去年も観に行ってるけど、今年は間1席空けも無くなって

本当にたくさんのお客さんでグランドスタンドは満員でした (素晴らしい~

コロナ禍最初の年の(全く収入が見込めない大赤字)無観客レースとかを考えると
よくぞあの苦境を乗り越えてくれました という思いで胸が一杯です

さて、好天に恵まれた昨日の決勝 私の応援するZENTは予選6番手からのスタート



富士を得意とするZENTチームなので、ここから追い上げての優勝を期待して

午後2時30分、100周のレースがスタート



よ~し スタートでいくつか順位を上げてくれよ~ と祈っていたら...

スタート直後の混乱で前を塞がれたZENT号は、大きく順位を落としてしまい9番手に...

あうあう~ 上がるどころか下がってどうすんねん

でも、今年のZENT号は速い どんどん前車に追いつくとまずは1台をパス

そして、さらに十数周後にもう1台をパスして7番手に

今年の富士は、通常の長丁場の500kmレースと、コロナ禍で短縮された300kmレースの

間を取ったような450kmレース...(こんな微妙な長さのレースは初めて)

なので、レギュレーションもちょっと微妙で、給油は2度義務付け、その都度のドライバー交代は自由

(ただし同じドライバーが3分の2以上ドライブしてはいけない)というモノだったので

スタートドライバーの石浦くんが最初のピットインをしたけど、ドライバー交代はせず

給油とタイヤ交換だけでピットアウト、そして落としてしまった順位を取り戻すべく

再び前車に追いついた石浦くんは、これをアウトから大外刈りで華麗にパス

「い、やった~ これで予選順位まで戻したぞ~ さぁここから追い上げだ~

と喜んだ直後に1つ目の大クラッシュが起き、セーフティーカー導入

これはスタンドから見えないコーナーだったので、ビジョンと場内放送で様子を伺っていたら

クラッシュで破損したタイヤバリアの交換に時間が掛かりそうという事で一旦赤旗中断

そしてなんと ZENTチームに、ピット作業違反でドライブスルーペナルティーが...

も~せっかく調子よく追い上げてたのに...ドライブスルーなんてしたら最後尾じゃん...

ここでみんきぃさんのテンションダダ下がり...

そして、ダダ下がったテンションのままレースが再開...ZENTもペナルティーを消化すべくピットに...

ZENT号は最後尾になってしまったけど(泣)

まだレースは中盤...立川くんに交代して開幕戦のような怒涛の追い抜きをしてもらおう



と、気を取り直した矢先、目の前で2度目の大クラッシュが起こってしまいました

トップ争いをしていた3台が、メインストレートで3台数珠繋ぎで高速スリップストリーム合戦

そこに、マシントラブルでスロー走行をしていた300のマシンがいて

3台の先頭にいた#39はギリギリまでこの車を使おうと直前でかわし

真後ろにいた#3は、いきなり目の前に現れた300の車への衝突を避けようとステアリングを切り

コントロールを失って、グランドスタンドのガードレールに激しくクラッシュ

クラッシュしたマシンからは、ありとあらゆるパーツが飛び散り雨のように降り注ぐ破片

ちょうど席の目の前で起こったので、一瞬がまるでスローモーションのように見えました

飛び散った#3のマシンの残骸



激しい衝撃でグシャグシャになったガードレール



スタッフによって拾い集められトラックに積まれる#3の残骸



当然レースは2度目の赤旗中断

この時点で、クラッシュしたドライバーは自力で車を降りて無事だとのアナウンスがされて

場内は割れんばかりの拍手 (一瞬最悪の事も頭を過ぎったので無事で本当によかった

ガードレールがダメになったのを見て 「これはもう無理だな」と帰る人もチラホラいたけど

この後どうなるんだろう?と最後まで見届けたい人が多数だったようで

みんなが見守る中、飛び散ったオイルの処理やカーボンやガラスの掃除をテキパキと進めるスタッフ

運ばれてくるタイヤバリアと新しいガードレールを積んだトラック...

グシャグシャになったガードレールの前で鳩首会談をする運営関係者

そういった、何十年もレースを観てきた私でも初めて見る光景が見られたのは良かったかな?

結局、短時間でガードレールを交換するのはムリだという事で

グシャグシャになったガードレールの前にタイヤバリアを置いて応急処置



イヤ...メインストレートにその出っ張りは怖いって

今度またそこに車が突っ込んだら、今度こそタイヤがここに飛んでくるって

...と少々ビビりましたが

長い長~~~い中断を経て再開されたレースは、セーフティーカー先導の元数周を走って

日没サスペンデッドで62周で終了となりました........って何だこのレース?

規定周回数の100周の75%に満たないという事で、ハーフポイントになったけど

じゃ~遥々観に来たお客さんは??

中断払い戻しをしたくないから無理やりレース成立っぽくしたけど...成立してないよね?

ZENTもせっかく速かったのに、ドライバーじゃなくピットのミスで台無しになっちゃったし...

なんだか色々と後味の悪いレースになってしまいました

唯一の救いは、クラッシュしたマシンのドライバー高星選手が、骨折も無く無事だったことです

この、千代選手が上げてくれた写真を見て元気そうでホッとしました



嘗て見た事が無い大クラッシュだったので、つい長文になってしまいましたが

最後まで読んでくれてありがとうございました
コメント
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