新型コロナの緊急事態宣言が延長の運びだ。
まったく嫌な時代で気が滅入るものだ。
そんな鬱積した気分の時は、先人の知恵を借りよう。
俳聖松尾芭蕉だ。
◆命なり わずかの笠の 下涼み
つらい日々が続くときは、ちょっとした感動を楽しむのがいいらしい。
ちょっとしたこととは、気を張ってとにかく全身全霊で努力をすることとは異なり、小さなことに心を寄せることだ。
もっと言えば、気楽に楽しいことに心を寄せることだ。
佐夜の中山=現在の静岡県掛川市にて詠んだ句だそうだ。
佐夜の中山は、箱根・鈴鹿と並んで、東海道の三大難所と言われる峠越えだ、ただ箱根や鈴鹿と異なり樹木が少ないそうだ。
木陰が少ないので炎暑の中を歩く、ただわずかに頭にかぶる笠の下だけが涼しい。
その涼しさを自分が喜んでいる。我がいのちが喜んでいる。
木陰のない厳しい暑さを歩いていても、わずかな笠の下の清涼を楽しめるものだ。
考えさせられるというか、気づかされるというか、ちょっとした感動に、とにかく立ち止まってみました。
人間死ぬまで不断の努力は必要だと思っていました。
それは間違いではないのかもしれませんが、一方で気を楽に生きることも必要なことなのかもしれません。
いつか芭蕉の足跡をたどってみたいものです。
まったく嫌な時代で気が滅入るものだ。
そんな鬱積した気分の時は、先人の知恵を借りよう。
俳聖松尾芭蕉だ。
◆命なり わずかの笠の 下涼み
つらい日々が続くときは、ちょっとした感動を楽しむのがいいらしい。
ちょっとしたこととは、気を張ってとにかく全身全霊で努力をすることとは異なり、小さなことに心を寄せることだ。
もっと言えば、気楽に楽しいことに心を寄せることだ。
佐夜の中山=現在の静岡県掛川市にて詠んだ句だそうだ。
佐夜の中山は、箱根・鈴鹿と並んで、東海道の三大難所と言われる峠越えだ、ただ箱根や鈴鹿と異なり樹木が少ないそうだ。
木陰が少ないので炎暑の中を歩く、ただわずかに頭にかぶる笠の下だけが涼しい。
その涼しさを自分が喜んでいる。我がいのちが喜んでいる。
木陰のない厳しい暑さを歩いていても、わずかな笠の下の清涼を楽しめるものだ。
考えさせられるというか、気づかされるというか、ちょっとした感動に、とにかく立ち止まってみました。
人間死ぬまで不断の努力は必要だと思っていました。
それは間違いではないのかもしれませんが、一方で気を楽に生きることも必要なことなのかもしれません。
いつか芭蕉の足跡をたどってみたいものです。