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力強いとは

2021-02-25 06:19:36 | 日記
イスラム教というのは、それほど古くからある宗教ではないそうです。
おいらはあまり宗教心はないのだが、こんな言葉に惹かれた。 
APUの出口治明学長が教えてくれたことです。
イスラム教の開祖ムハンマドは、西暦600年前後の方らしい。
その言行録ハディースは、コーランとともにイスラム教の骨格をなしている経典です。

◆ハディースの中の言葉です
 もともとはごく普通の商人だったそうです。
 それが神の啓示を受け、神の言葉を伝える預言者となり、布教活動をしながら政治指導者にもなったそうです。
 さらには、軍事的指導者にもなり、イスラム教に基づく国家を建設したそうです。
 同じ開祖でも、イエスやブッダとはかなり趣が異なる方だと思います。
 そのムハンマドの言行録であるハディースには、我々一般の人々も努力次第でそれを成し遂げられるとの希望も湧きます。

 前置きが随分と長くなりましたがこの言葉です。
 「力強いとは相手を倒すことではない。怒って当然というときに自制できる力を持っていること。」
 怒りの感情に心が支配されてしまうと、判断力が鈍ってしまうものです。
 そんな時の言葉や行動にロクなものはないものです。
 人間は感情の動物ですので、怒ることはしかたがないことなのですね。
 だからこそ、それをコントロールできる人こそが本当に強い人なのでしょう。
 願わくば、こういった経典に沿って、宗教的いざこざや戦争が自制されることを望みたいものです。